「シリーズへのこだわりは随所に感じるが大学生が作ったB級映画」バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ さかぐちさんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズへのこだわりは随所に感じるが大学生が作ったB級映画
まずこの作品はバイオハザードの初代と2を舞台にしています。
洋館とラクーンシティーのストリーがメインとなります。
ただ原作とは違うオリジナルストリーが多いです。
そしてそれがこの映画をひどくつまらなくしている要因です。
まずバイオハザードの主要キャラであるレオンがとんでもなく雑魚でこのレオンでは絶対に脱出はできないレベルです。
無能の一言で片付きます。
もっとしっかりしたキャラにすればいいのにと思います。
次にクリスとクレアの謎設定も物語に必要なく原案通りでよかったと思います。
またその謎設定で知り合う謎のキャラは入らないし素手で敵を倒していくシーンは笑いました。
ウェスカーはなんか良い奴になっていて裏切るけれどお金が欲しくてとかそんな下らないウェスカーでした。
バーキン博士も出てきているのですが何故ウイルスが流出したのかわかりません。
少なくもと生存中に流出しています。
またGを使うのですがこれは20発位撃ち込まれてハラハラする戦闘シーンもなく普通に死にます。
これで終わり?ってなりました。
そして一番の謎であるバーキン博士とウェスカーがウイルスをめぐって戦う?のですがそこでバーキン夫妻は撃たれて死にシェリーがウェスカーに襲われそうになった時ジルがウェスカーを撃ってシェリーを助けますがシェリーが何故かクリスに対して絶大な信頼を置いてます。
その後も何かある旅にクリスに抱きついてますが知り合ってすぐでそこまでの信頼感はどこから来た?と謎で仕方がありませんでした。
そしてエンディングの後ウェスカーを生き返らせたエイダはまじで笑いました。謎すぎる。
しかし酷評した部分は後半の方で前半部分は良かったと思います。
ミラ版バイオはバイオの名前を借りた別物でしたがこれは原作に近いバイオハザードでした。(改編はかなり有)
RE2で出てくるトラックの運ちゃんや孤児院、洋館のゾンビ初遭遇のシーンはそのままの感じですごい良かったです。
出来れば犬に追いかけられて逃げ込んで欲しかった。
警察署や洋館もゲームでやったそのものって感じそこはすごくこだわりを感じました。
ただバリーが居ないのは許せないです!
無理に話を詰め込みすぎ&要らない設定の追加で話がつまらなくなってしまったと感じました。
アクションシーンもほとんどなく単調なストーリーです。
バイオ好きには前半までなら楽しめると思いますがそうでなければ全体的につまらない作品です。
洋館は洋館、ラクーンはラクーンでやって欲しかったです。