「寝ることすら許してもらえない拷問映画。とにかくただひたすらつまらない怖くない。」バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ 野球十兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)
寝ることすら許してもらえない拷問映画。とにかくただひたすらつまらない怖くない。
初『バイオハザード』
なんだこれ?
レビュー書くのどうしようか迷ったけれど、犠牲者がひとりでも減ってくれれば…と思い、時間かけて記すことにしましたよ…もうっ!
とにかく訳がわからないんですよ。
時刻がしつこいほどバンバン出てたんで、時系列は一直線一方向に進んでいると思うのに、合間合間に変なカットが入るんで、まずそこがややこしい。
しかも超つまらない話なのに、登場人物があれこれと出てきやがるから、誰が主人公なのかさっぱりわからんのです。
なので、結局最後の最後まで誰目線で観てよかったのかがわからんかったです。
しかも感情移入できるほど、キャラの立った人物はだーれもいなかったの。
そんな訳わからん連中とゆかいなクリーチャーのおにごっこ。なんなんだこれ?
この手の映画って、怖がらせてナンボ、生理的不快感催させてナンボじゃないですか。
そんなカットって、手術台の上で解剖未満の少女?(←だから誰なんだおまえは!)のエグい絵だけですよ。
予告編にあったアレ。
それに思いっきり騙されましたね!見事にひっかかりましたね!悔しい!
ラスボスのクリーチャーの絵は、ちょっとだけがんばったかなー…と思ったくらい。でも40点。あとは既視感バリバリ伝説。
絵が暗すぎて何が何やらさっぱりなんですよ。画面が暗けりゃ怖いと思ってんの?もしかしてナメてる?悔しい!
ホラー物としては致命的に怖くないんですよ、これが…
あとはもうね、暗闇でぐだぐだ、だらだら、ドーン!(SE)ギャーン!(ゾンビだかクリーチャーだかの悲鳴)ぐだぐだ、だらだら、ドーン!ギャーン!
ただひたすら、暗闇でぐだぐだ、だらだら、ドーン!ギャーン!ぐだぐだ、だらだら、ドーン!ギャーン!の繰り返し。ドーン!ギャーン!ドーン!ギャーン!ドーン!ギャーン!ぐだぐだ、だらだら…
どこ目線?どの角度から見ればこれを怖く楽しく観ることができるの?ってちょっとの間考えこんでしまいました。
そうそう!考えると言えばね、コレ観るか『ノイズ』観るかで迷ったんですよ。なのでね、観てる最中、ずーっと「あゝ…ノイズ観てりゃよかったなぁ…悔しい!」って考え事していました。
あまりのつまらなさに劇場のシートで寝てしまたった映画といえば、1988年の『ゾンビ伝説』1994年の『スターゲイト』があるんですが、寝ることすら許してもらえないほどつまんねーのって…直近では…ありました!ありました!2019年の『チワワちゃん』に続いて結構合間置かずに来ましたねー!
ほんっとにくだらない映画って、観ている間中「他のことにお金遣えばよかったなぁ…時間思いっきり浪費してるなぁ…」なんて思いながら観てるから、イライライライラムカムカムカムカしてる訳ですよ。
なので寝るに寝られないんですよ。脳が逆ベクトルで活性化して。
寝られる映画ってまだ救いがあるの。劇場の快適なシートで、そこそこのゆらぎのある音に包まれて、しばしぐっすりと仮眠とれるから。
寝ることすら許してもらえないってマジ拷問。2時間の拷問。
トドメに、まさかやりませんよね?よね?と思ったエンドロール途中にありがちな続編を匂わせるカット!来ました!来ました!なんかもうね…眩暈してきて軽い殺意すら覚えてしまいましたね。
誰が観に行くか!ボケぇ!