「給食の道は1日にしてならず② ~別れ~」劇場版 おいしい給食 卒業 TSさんの映画レビュー(感想・評価)
給食の道は1日にしてならず② ~別れ~
私はこのシリーズが好きだ。
このシリーズを観るためにAmazon Prime会員になっていると言っても過言ではない。
だが、そんな事は決して周りに知られてはならない。ただ 心の奥底でこのシリーズを愛でるのだ・・・
給食のために転勤(転校)した給食絶対主義の甘利田先生(市原隼人)。なぜか追ってくる給食のおばさん(いとうまい子)とライバル・神野ゴウ(佐藤大志)。
給食はおいしく食べるというモットーに反する給食の味改革に立ち向かう甘利田・神野コンビの友情はますます深まるばかり。友情というより、これは同志と言うべきだろう。
さて、このシリーズはドラマ版を観ればわかるが、ワンパターンな構成でできている。あれやこれやの話題はありつつも、給食の実食シーンは概ね以下のパターンが繰り返される。
①甘利田が校歌を聞いて座ったまま踊る
②甘利田が脳内ナレーションしながら給食を正攻法で食べる
③整ってのけぞる
④神野の食べ方が気になる
⑤神野のアレンジした給食の食べ方が「うまそげ」でびっくり
⑥敗北宣言して倒れる
そう、甘利田はいつも「まっとうな」食べ方が美味しい食べ方というスタイルを貫き、神野は一工夫することで美味しく食べたいというスタイルを貫いているのだ。
敢えて言いたい。
どっちでもいいじゃないか。美味しければ。
そして、甘利田は、これからもずっと負け続けるのだ。それでいいのだ。
マンネリでも面白いというのは、凄いことなのだ。
いきなり函館に転勤という突拍子もないラストだが、ドラマで伏線が張られていました。
案外、甘利田先生の望むところに転勤辞令がでているじゃないか。
好敵手との別れ。次も出会いがあるに違いない。
