アメリカから来た少女のレビュー・感想・評価
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残念!
手におえない馬鹿な親父だと思った。
こんな親父のどこが良くて結婚して、何を頼りに台湾に戻って来たのか?それが分からない。
こんな賢明な女性が、単身アメリカなんに行かないし、こんな親父を頼りに戻ることも無い。
たぶん、男目線な話だろう。いやいや、女性だった。この監督の2003年当時の自己体験なんだね。今はこんな奴いないって言いたいのかなぁ?『私の父はこうだったけど、芯は優しい』と言いたいのかなぁ。だがしかし、演出抜きにして、バカ親父だと思うよ。さて、
脱亜入欧?それでも、アメリカよりも台湾のほうがマシだ、と結論付けて貰いたかった。2003年と言えば同時多発テロの翌々年、アメリカが殺気立つ時期だと思う。もっとも、何時だって殺気立っているけどね。中産階級の白人以外にとっては。
自分のいるところを居心地よくする映画
とにかく、主演の女の子とその妹役がかわいいです。2人とも英語が上手でうらやましいと思ってしまいましたが、それが台湾ではいじめの理由になったりもするので人と違うって大変そうです。
両親役とも本当の家族のようで感情移入してしまいました。
全く違う映画ですが”かがみの孤城”とも似通ったテーマもあって興味深いです。
ネタバレになりますが、先生が主人公にスピーチコンテストに出るように励ましてくれるのが救いでした。
台湾の学校で未だに体罰があるのかご存じの方がいらっしゃれば教えてくださると嬉しいです。
ないことを祈ります・・・
個人的には今年ベスト級
かなりよい。個人的には今年ベスト級です。
抑制が効いたトーンで母との関係など思春期女子の重苦しさをよく表していると思います。
弁論大会の内容がほぼ分からなかったり、妹が帰ってきて重苦しさから少し解放されたところで終わるとか実に渋く映画的です。
馬とはアメリカの象徴であり自由の象徴でしょうか。
終盤、主人公の女の子は馬に拒絶されるわけですが、父が言っていたように、アメリカは彼女にとって逃げであり、現状を受け入れることで成長したということでしょうか。
タイトルに違和感ありですが
タイトルから帰国子女の文化の違いの軋轢がテーマの映画かと思っていたが、実際は家族のつながりの大事さを描いた映画だった。母親は、乳がんで末期。父親は会社経営で汲々。姉はひたすら米国LAを懐かしみ、学業はうまくいかない。妹は中では自然な存在。
とにかく、4人がバラバラ。どうなることかと思ったが、妹がこの舞台の時代背景がSARSの時期。そんな中、肺炎と診断される。しかし、SARSではなくふつうの肺炎。それがきっかけで、家族がまとまる。
内容的にはいいと思うが、タイトルはこれで良かったのかな。もっとつけ方あったのではないか?
あと思いついたところ、よかったところ。
・最後の方で父親が、姉に対して米国に行きたいなら手配してやる。しかし、逃げて米国に行くのは反対。そんな姿勢では成功しないといった点。若い頃はとかく、隣の芝生が青かったり、うまくいかないと逃げ場を探し出すが、その点について、釘を刺したところ。それまで、どういう経緯で米国に行ったのかの背景は出てこなかったが、それまでは、母親がそばにいたから見えなかった米国社会の冷酷さ、ネガティブな面が1人で留学となると訳がちがってくる。それは、当然と言えば当然の父親の発言だと思う。
・SARSの時も、コロナの時と同じようにピリピリしていた点がよく表されていた。妹をタクシーで病院に連れていく母親。マスクはしているがかなり咳き込む妹。運転手がそこが病院だから歩いて行ってくれ、と。コロナ前期の頃の日本でも他県ナンバーが排斥されたことがあったが、客商売のタクシー。運転手が好演(?)だった。
ただ、そうは言っても台湾とアメリカ。転校先の学校の校則が厳しすぎる話とかはタイトル通りの内容だったかな。そういう点は、あるあると映画を見た帰国子女と呼ばれる人たちには共感の点もあったんじやないかな。
#アメリカから来た少女
追記
同じ作品がNetflixでアメリカンガールとして配信されている。タイトルが同じ作品で違うのはいかがなものだろう。
#アメリカンガール
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