「家族の日常が愛おしい台湾映画」アメリカから来た少女 せんさんの映画レビュー(感想・評価)
家族の日常が愛おしい台湾映画
父の暮らす台湾にアメリカから帰国した、乳がんを患う母と13歳のファンイーと幼い妹。
ひとつの家族の日常が丁寧に綴られており、美しく愛おしい作品でした。
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姉妹たちの子供らしい素直な台詞には、微笑ましかったり、時には目を見開いたり。脚本の感性が素敵だなと思いました。
母親と父親の病気の辛さや、衝突、相手や娘達を思う温かさも描かれていて、切なく、温かい気持ちになりました。
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家族を通して観る台北はアメリカとは違う不自由さがありつつも、アジア的な美しさや雰囲気も良かったです。
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映画のキャッチコピーにもなっている13歳のファンイーが綴る「母の弱さは 自分の弱さ、母の怖さは 私の怖さ、母の強さは 私の心に」が好きで、原稿の続きが読みたくなりました。
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