「終盤に難あり」雨を告げる漂流団地 よっちゃんイカさんの映画レビュー(感想・評価)
終盤に難あり
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花澤香菜さんの情熱大陸で取り上げられていたので見ました。
他の方のレビューでは酷評が目立つので不安90%で見に行った。
すると中盤までは意外と見れた。
が、終盤になってその本領?を発揮する。
同じようなシーンの繰り返しなのだ。
監督がこの作品で描きたかったような過去に囚われるのではなく、過去と共に生きるというテーマはわかる。
ただ終盤団地が沈みそうになった時(この団地も本当沈みそうで沈まない不思議な団地なんだが)どちらかが落ちそうになる、それを助けようとしてもう片方が落ちそうになる、それを助ける。
このパターンが本当に多い。
後は主人公2人の口喧嘩シーン。
これも思春期の男女を表すシーンとして挟まれてるんだろうが、あまりにもその回数が多すぎて最後の方はうんざりしてしまう。
正直もう少し整理すれば後15分くらいは削れそう。
また、最後の方で「私がいない方がお母さんも楽なんだ」云々ぐだぐだぐたぐだいう女の子のにもすごいイライラした。
まぁ過去に囚われてマイナス思考になってる人はこういう思考回路になってしまうからおかしい話でもないが。
声優さんの演技と映像は良かった。
後作中全体に漂う一時代前のアニメ感はなんなんだろう。
もしかしたら今回の舞台が団地という過去の遺物になりつつあるところが舞台ということでわざとやってるのかと考えるのは穿ちすぎか
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