「色んな思惑が行き交っている。」ダ・ヴィンチは誰に微笑む // frec //さんの映画レビュー(感想・評価)
色んな思惑が行き交っている。
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自分が興味を惹かれたのは、サウジアラビアがルーブル美術館にモナリザの隣に展示してほしいとお願いしたところです。
絵そのものより、絵にどれだけ価値を与えるかというのが伝わってきます。しかもその権威としてイスラム社会が利用したいのが西洋文明というのも興味深いです(というか絵そのものが西洋のものですが)。
社会的な地位を得るために、新規参入する者たちはグレーなものに手を染めなければいけない。どの世界でもある気がします。作中に出てきたロシアの新興財閥もそうでした。
ダヴィンチという巨人にすがり名誉を得たい人たちの欲望渦巻く世界がそこには描かれていました。面白かったです。
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