「茶柱」茶飲友達 bonさんの映画レビュー(感想・評価)
茶柱
このレビューは834文字と長いです。
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なんとなぁ~く観た作品。
孤独な高齢者が新聞の3行広告を通して
お互いの隙間を埋めていく何気ない映画と思っていた。
しかし、隙間の埋め方よ....
何となく痛々しく観始めたんだけど
少しずつ、少しずつだけど何となく共感する自分が居て。
若いころは友達が沢山いて、彼女もいてただ一緒にいるだけで
満たされて
しかし、歳を重ねるごとに環境は変わって
友達は仕事仲間に変わっていったり彼女は奥さんになったり。
自分一人を考える事が少なくなって、時間が経ち
子供は巣立ち衰えていき気が付けば周りに話せる人がいなくなり
孤独になってしまった。
そんな人は今後どのように隙間を埋めればよいのだろうか?
快楽だけを求めるのではなく、人肌の温かさの向こうにある
快楽に手を伸ばす。
お金を払って。
それがタブーと知っていても。
レビューを書く前に、他のレビューをさらっと読んでみたが
「悪」とする人。
「気持ち悪い」とする人。
良く分からん人www
が居て。
当然千差万別十人十色。
色んなレビューが出て当然だろう。
しかし、読んでいて「なんだかな?」と思ってしまう。
恐らく自分が人生100年であるとしたら半分を過ぎた男だからであろう。
何となく老後を考える事がある。
自分が孤独にならない保証はどこにもない。
その時自分はどうするだろうか?
高齢化社会。
経済の低迷。
若い人は頑張ればなんとかなるかもしれない。
しかし、折り返しを過ぎた身としてはそこまでのモチベはない。
まあ、今現在の人間関係を大切にしようとは
今まで以上に思ったけど。
と、675文字使ってレビューと言えるかどうかわからない事を書き綴ってしまった。
若い世代がこの作品を観た時にどのように思うのだろうか?
若くても孤独な人はいると思うのか?
年寄りのくせに汚いと思うのか?
それとも.....
実際にあった高齢者デートクラブを題材としたこの作品。
何となく考えさせられる作品でした。