「純粋な瞳に悪は宿る」ナイトメア・アリー Takeyan555さんの映画レビュー(感想・評価)
純粋な瞳に悪は宿る
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彼はその無垢なる瞳とともに、人々を魅了しつつも、多くの悪をなした。それは「騙す」という不義。
観ていて不安しか起こらない展開が続いて、ようやく肝心なセリフ。「あなたは金のことしか考えていないチンケな男なのよ」。この映画も悲劇的ではあるが愛についての物語だったのだ。
しかしついに自分を騙し続けることが不可能であることを悟り笑いだす。「宿命」という言葉が落ちかと思うと、これに2時間を使ったことに軽く絶望的な気分になり席を立った。
彼が妻を心から愛することができなかったことに胸が痛む。「騙す」とは「愛する」と対極にあるらしい。
ともかく、常に金儲けを考えている自分にとって必要な映画であることは間違いない。
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