炎のデス・ポリスのレビュー・感想・評価
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細かいことを気にするのはヤボというもの
ほぼ警察署内だけが舞台の話だが、先の読めない展開に最後まで引き込まれる。登場人物のキャラもしっかり立っているし、伏線の回収にも抜かりはない。こういう映画は、深く考えずに、いかにも「B級」の楽しさを堪能するのが正解なのだろう。
ただ、そうは言いつつも、ラスト近くになって、ストーリーに引っ掛かるところが出てきてしまったのは残念だった。
例えば、瀕死の重傷を負っているはずの主人公が、あれほど激しい銃撃戦を展開できるのであれば、最初から、囚人に鍵など渡さずに、自分一人で傷の治療に行けばよかったのではないか?
あるいは、命を狙われている詐欺師が、結局、ああいう本性であるならば、銃を渡された時点で、主人公を撃ち殺していればよかったのではないか?
まあ、もしそうしていたら、映画としての面白さは半減してしまうので、やはり、そういうことは気にしてはいけないのだろう。
令和のダイハードです‼️❓かもね‼️❓
最初、キングダムの舞台挨拶付きまでの時間調整で観たら、これが、意外と素晴らしい。
何より、悪役と警官のそれぞれの人物造形が凄い。
ひとりの人間が変わり本性が明らかになる、いや、みんなそれぞれ変わる。
それが、いろんなやりとりや殺し合いで、展開する。
こんなに閉鎖された空間で、人間交差点が半端ない。
クライムサスペンスとしても、人間ドラマとしても見応えがある。
敵か味方か、誰が生き抜くか、息もつかせぬ展開。
最後の結末には度肝を抜かれた。
この、梅雨空の暑苦しい季節に、突き抜かれた映画を、是非。
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