「警察署での西部劇」炎のデス・ポリス つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
警察署での西部劇
警察署での銃撃戦というゾンビ映画のような設定で、中身は西部劇。古い娯楽作品をごちゃ混ぜにしたようなエンタメ全フリの作品で面白かった。
つまらん低予算作品になりそうなものをジョー・カーナハン監督はうまいこと味付けした。ビミョーに安っぽさが残っているところもいい。
これまた、ちょっぴり安っぽさのあるフランク・グリロもいい味だ。
カーナハン監督はフランク・グリロ好きなのだろうな。何作か組んでるしね。
ジョー・カーナハンの演出は、どこがどうとかわからなくとも、なぜだか高揚感がありとてもいい。緊張感とコメディのバランスがいいのかな?
同監督の「特攻野郎Aチーム」も「コンティニュー」も似たような雰囲気で面白かった。
そして、カッコよさのためだけの無駄なシーン。これが最高だ。
あとは、物語もそこそこ良かったのではないか。
三つ巴から四つ巴、更に五つ巴まで、誰かと誰かが手を組んだり裏切ったり、誰もが誰をも信用出来ない孤独な戦いを繰り広げる。
最高ではなくとも娯楽作品として充分。
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