「まぁ、確かに単調な部分や突っ込みどころも多いけど…。」炎のデス・ポリス yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
まぁ、確かに単調な部分や突っ込みどころも多いけど…。
今年210本目(合計486本目/今月(2022年7月度)22本目)。
16日(土)に4本見た中では最後の作品になります。
※ 原作タイトルの「CopShop」は俗語で「警察署」を意味するスラングです(「お店」という意味を含まない)。
まぁ何というか「いい意味で」B級なんですよね~。「そりゃないでしょ」みたいな逮捕や留置所に留置していると思えば、突然すごい人がやってきて警察署(この映画は、ある警察署の中だけで物語の95%以上が進みます)を占拠し…という感じですが、「おいおい、スキありすぎでしょ?」といった部分、また、登場人物は案外少なめである点もよかったです(モブでどんどん倒される人は出ますが)。そのため理解が易しく、上述通り、「移動範囲が制限される」タイプの映画なので、「何がどうなっているのかわからない」という類型はちょっと考えにくいです。
まぁ他の方も書かれていた通り、少ないながらにも登場する主要なキャラクタにもっと深い「味付け」設定があれば…とは思ったものの、結局この手の映画は笑ってなんぼというか、「いかにばかばかしく、しかも不自然でなく、かつ面白く見せるか」という点が論点になるので、それ「さえ」クリアできていれば、それら(味付け設定があったほうが良かったとか何とか)は、「まぁ達成されているんだからいいんじゃないの?」という考えもできます。
まぁ本当にB級(いい意味で。実際にはA-程度に過ぎない)映画の面白い不思議な展開で100分があっという間でよかったです。
日本もこういう映画が増えるといいですね(8月公開予定の「バイオレンス・アクション」は趣旨的にこういう映画になるのかな?)。
採点上特に気になった点はないので、フルスコアにしています。
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(▼参考/「こら、そんなことをやると汚染されちゃうだろ!」)
・ ここの「汚染する」は contaminate が使われています。語彙レベルは高いですが(ほぼ準1~1級レベル)、リアルでは化学工場などで「コンタミ」と略されるように、それでもよくつかわれる語です。
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