KAPPEI カッペイのレビュー・感想・評価
全162件中、81~100件目を表示
拭って返してもらったんだね笑
まぁ、予告を見る限りしょうもなさそう。見るかどうか迷っていたが、割と評価も高いし大好きな上白石萌歌が出ているから鑑賞。不安でいっぱいだったが、もうめちゃくちゃ面白かった!なんだこれは!すごいぞ!
ツッコミどころ満載です。
映画の7割はなんでそうなんだよ!と言いたくなるシーン。面白くないと切り捨ててしまえばそれまでだが、頭を空っぽにして身を任せて見てみればかなり楽しい。「何やってんだ」と心の中で呟きながらいつの間にか笑っている。そんな映画がこれ。爆笑じゃないけれど、クスッと笑えるシーンがツッコミの数だけある。ギャグ漫画を全力で。原作は知らないけど、これは近年稀にみる実写化大成功作品なのでは!?
話の展開も中身も質が高く、無駄な脱線はしないしテンポもいい。ここまで時間が過ぎるのを感じさせないコメディ映画は中々ない。一瞬たりとも飽きさせないし、面白さも一定でずっと見応えがある。見ていて恥ずかしくなっちゃう場面はいくつかあるものの、しつこさはないため疾走感だけでなく爽快感までも感じさせてくれる。そのうえ、セリフも演出も細かいところまでこだわっている映画。たまんねぇな、これ。
なんといっても伊藤英明と上白石萌歌が凄い。
馬鹿な役柄を演じきっただけでも拍手を送りたいのに、完璧に自分のものにして今までのイメージをぶち壊すまでの演技力を発揮した伊藤英明には、もう頭が上がらない。45歳にして新境地。短編ドラマでもいいからシリーズ化して伊藤英明の勝平をずっと見ていたいものです。ブラボー!!!
昨年公開された「子供はわかってあげない」で衝撃を受けて以来、個人的に山田杏奈の次に大好きな若手女優として密かに応援していた上白石萌歌だが、今回もまた素晴らしかった。あまりの可愛さに驚き、繊細な演技で見とれてしまう。こんな人材どこで!?ビズr...ごほん。日本映画界よ、勿体ないぞ。もっと起用してくれ、頼むから。
まぁ、ただ岡崎体育とか橋本じゅんとか浅川梨奈とかは絶妙だったものの、グループの男ふたりは何もアクションがなくて微妙だったし、正義に関してはもっと深いエピソードが欲しかったなという印象。求めすぎかもしれないが、女子ふたりと3人の終末の戦士は掘り下げられていたからそう思ってしまった。
でも、勝平の成長物語としてもラブストーリーとしてもかなりの面白さ。山瀬に吐いたセリフ、あれめちゃくちゃカッコよかったな。ああ言えるってどんだけ素晴らしいことか。ラストも私的には大ハマり。エンドロールも原作に敬意を表しているようで、すごく良かった。笑いと勇気が貰える今の世の中にピッタリな作品。是非とも騙されたと思って見て下さい。
思ってたよりは……
まじめにふざけた作品
ノストラダムスが予言する世紀末の破局から世界の秩序を守るため、人知れぬ離島で修行する終末の戦士たち
ところが令和になっても何も起こらないもんだから一旦解散になって、子供の頃から究極奥義しか学んでないムキムキのおっさん連中が無造作に社会に放り出される
ふざけてふざけた映画は心底苦手なんだけど、まじめにふざけた映画には強く心惹かれる
本作は後者で、よくこんなのにこんな俳優さんキャスティングできたなっていう、テーマと演者のバランスがイカれてる一作
おのずと劇場もスカスカなんだけど、それでもわざわざ来てるみなさんの老若男女のバラけっぷりが凄い
アホな映画好きってとこで繋がってるんだろうけど、サイコグラフィカルに切りとるとデモグラフィカルにこうもバラけるかね
きっちり足し算の笑い
古田新太と上白石萌歌がインパクト大。
特に萌歌ちゃんの可愛さが神がかっていて魅力爆発。
大人がしっかりふざけて作っているので、出来上がりはちゃんと真面目に不真面目。
『デトロイト・メタル・シティ』若杉氏原作のギャグ漫画を、映画『翔んで埼玉』の脚本家と組んで、忠実に再現した映画、という足し算がきっちりできていた。
反面、あまりに丁寧に作りすぎていて、たとえば『変態仮面』『翔んで埼玉』『デトロイト~』みたいな相乗効果による面白さの掛け算・爆発的パワーまでは得られずに、想像の範囲内な足し算どまりに収まってしまった印象。
伊藤英明や山本耕史の、ストイックで誠実な人柄が滲み出てしまっているのも影響しているかもしれません。
でも、某作みたいな割り算の肩透かし感がないだけ、気持ちの「あとしまつ」に困らず、まあまあよかったんじゃないかと。
あの原作を!
面白かった。みんなかわいいね。
キャストは申し分ないが、今一つ弾けない
「北斗の拳」のケンシロウにイメージが重なる伊藤英明をキャスティングできた時点で、この映画の成功の半分は約束されたようなもの。あとは、どれだけギャグを弾けさせることができるかだが、残念ながら、せっかくの着想とアイデアが活かしきれていない感がある。
終末の救世主となるべく禁欲的な修行を続けてきた主人公たちが、今の世の中に放り出された結果、世界を助けるためでなく、極めて個人的な欲求、すなわち初恋のために右往左往する姿は笑いを誘うし、それなりの説得力もある。そうそうたるキャストたちが、くだらないドタバタ劇を大真面目に演じているところも良い。
しかしながら、今一つ、突き抜けた笑いがないのが物足りない。もっと、浦島太郎的なカルチャーギャップであるとか、スーパーパワーの無駄遣いであるとかを、じっくり描いてもよかったのではないだろうか。
コメディはよっぽど難しい
暑苦しさの極み!
くだらない面白さ、大歓迎!
原作マンガは未読。「デトロイト・メタル・シティ」描いた人のマンガだからある程度想像はできた。その想像を上回るしょーもなさ。もちろんいい意味で。
来たる終末に備えて長年修行したことで、武術は身につけていても、女性への免疫は身につけていない「終末の戦士」たち。だから、彼らは基本的に中学生みたいな行動をとる。何も知らないまま育てられたいびつな存在が醸し出す異常性をうまく面白さに変換していた。ここらへんは原作者・若杉公徳のうまさなんだろう。
でも、その変なマンガをうまく実写映像化していたのもたしか。原作読んでないけど、ハルが好きになる先輩を岡崎体育にするなんて結構絶妙なキャスティングなんじゃないかと思ったりする。そして伊藤英明。「北斗の拳」のケンシロウのような見た目で社会性がない勝平を見事に演じていた。いや、原作ファンの意見はわからない。でも、あの振り切った演技はすごい。
あのラストはなかなかカッコよかったが、映画オリジナルなんじゃないかって気がしてしまう。調べたら半分当たって、半分外れた感じかも。それくらい変なのに、意外とうまい終わり方だった。こんな実写化はアリだ。「くだらない面白さ」は今後も続けてほしい。
ラブコメディーでした。(^_^;
最高のアホ映画
変態仮面以来の笑激!!
全162件中、81~100件目を表示