ドント・ルック・アップのレビュー・感想・評価
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ディテールの心地よさ
何度も何度も重ねられる大統領や富豪、メディアなど体制側への皮肉。フラッシュで挿入される世界中の場面。登場人物がときおり見せる微妙な表情。最後には戻れる家族と新しく結びつく関係。こうしたディテールの積み重ねにやられやすい私。やられました。大変面白かった。
社会風刺コメディー
これは恐らくコロナ禍に陥っても協力しようともしないどころか、コロナでさえ政治対立の道具にして批判合戦を繰り広げる世界をSFに置き換え痛烈に皮肉った作品 とはいえ日常ネットやニュースで絶賛毎日目にするようなネタだから「もう見飽きた」って感じですかね…
Netflixオリジナル歴代1位だな
このタイトル、本当センスいいなぁと思った。 夕飯食べながら気軽に見れるけど、奥がとても深いしよくできてる。 ジェニファーローレンス、いつももとちがったかんじでとてもよかった。 ラストは下手なホラーより現実味があって怖い。 最高すぎ。
いやはや、すごい映画。
いやはや、すごい映画。 出演陣も豪華過ぎるし、現実に起こりそうな話。 地球に彗星が衝突するアルマゲドン的な映画なのですが、実はこれは環境問題の映画ではないかと思う。 このままでは確実に地球は人間が住めなくなるというのに、環境問題にまともに向き合おうとしない我々がしっかり見るべき。 京都議定書を批准しなかったアメリカ制作の映画という所もポイントです。 Netflix映画はハリウッド超大作と遜色ないレベルだなぁ。
めちゃくちゃ面白かった
PR、SNS、メディア、気候変動、格差と詰め込みすぎな面白さ。 TVに出ても全然バズらなくて記事も読まれない。助かるのは石油会社や銀行、支援者、大金持ち。 それにしてもなんでスナックと水をぼったくったんだろうか…。 ルックアップ側もコンサートやったり、歌作ったりデモやったり暴動起こしたりするけど結局、社会は変えられないっていうのが皮肉だなあと思った。
Do you pray? or fuck? at Doomsday.
田舎の天文学者が新しい彗星を発見。 古典的な手法でホワイトボードで手計算すると地球に衝突することがわかり、ディカプリオ博士が青くなって、今夜はお開き宣言。大統領に直訴することにするが・・・選挙のことしか頭にない女性大統領。 キャスティングがとにかく豪華で、演技巧者ぞろい。ロブ・モーガンだけがずっと苦虫噛み潰したように真面目なのがかえってオモシロイ。なんか、北村有起哉みたいだなぁなんて思って観ていました。NETFLIXはこういう脇役をちゃんと確保しているので、まずまずハズレなしです。 ドタバタもある群像劇で会話多めのブラックコメディ。でも、ちょっと長かった。眠くなった。 彗星の軌道を核搭載有人スペースシャトル(特攻)で変えようとする。彗星にはレアアースが豊富であることがわかり、中国が独り占めしている状況のレアアースも喉から手が出るほど欲しい米国は巨大企業BASHが落下前に削岩機付の巨大なドローンで巨大彗星を爆破しようとする。これからはヒトのイノチよりやっぱりレアアースが一番大事なんですね。このクダりはマジで笑えませんわ。 何をやってもキリストにお祈りすれば、赦してもらえるっていうのがそもそも甘いんじゃないの? あと、なにかっていうと、Fuckに走ってしまうのもねぇ。 しょうもないね~ 本作品は昔の【芸能人新春かくし芸大会】でのお芝居みたいなノリなんじゃないですかねぇ。映画館ではなくて、お茶の間で他人に気を遣わずに笑ってみるレベルではないでしょうか。 わざわざ映画館に来て、たいしておもしろくないセリフにいちいち反応してゲラゲラ笑われると冷めますわ。 at ヒューマントラスト有楽町.
こんなに豪華だったとは!
レオ様とジェニファーさんメリルさんしか出ないと思って鑑賞したが、アリアナちゃんまで出てたのは驚いた。 彗星が地球に衝突という斬新さはないがちゃんとコメディ風にもドラマがあって、時間を感じさせない映画だった。 最後にダメな人間が必ず生き残るという感じ好きです(  ̄▽ ̄)
地球には逃げる場所はないのか
自分はパニック映画など、危機を訴える題材を映画を見ると、自分ならどうするかな、などと考えるのが好きなのだが、この映画を見ると人類はアホだし希望はなくてどこにも逃げ場がないな、と思わされる。 ブラックコメディなのだが、信憑性があるのか辛い。ゴジラが東京に上陸したら恐らくシン・ゴジラではなく、こんな感じになるんだろうなと思ってしまった。
よくある設定だが、新しい。
年始に時間があり 久し振りにNETFLIXにアクセス し、観るものがなく、 何気にこの映画を観ました。 政治ボケしたアメリカ大統領陣、 メディア、政治家達の どこまでいっても利己主義な 態度と、地球に衝突する彗星を 発見して危機を訴える主人公達の コントラストがデフォルメして 描かれ、観る人に焦燥感を 抱かせる。 地球の危機を大統領が まともに対応しないのは、 新しい。 メリル・ストリープの演技も 好き。大女優。 伏線の人生の終わり方予測も 嫌味が効いてますね。 最後本当にどうなるか 気になる映画でした。 面白かったです。
リアルアルマゲドンの結末
「隕石衝突による地球滅亡の危機」SFパニック映画によくあるプロットが現実になったとき、人々はどんな行動をするのか。 リアルな世界には、宇宙の脅威に立ち向かうスーパーヒーローはいないし、クレバーで勇敢な選抜部隊による隕石破壊作戦もないし、一致団結して世界を救うべく導くリーダーもいない。 そんな残念な現実を、リアリティラインを保ちながら皮肉とブラックユーモアたっぷりに描き切った凄い作品でした。 これまで人類が経験したことのないレベルの大災害が起こることが確定しているのに、自分のことしか考えず、信じたいものだけを信じ、思考を止めてしまう。地球滅亡の危機を政治の武器に使い、エンタメ化させ、立ち向かうことをしない。 本作で描かれた大衆心理は誇張はされているけれど、思い当たる節があり情けなくもあり。 面白いのはもちろん、色々考えさせられる作品。痛快であり痛烈であり、最後の最後まで展開が転がり続ける脚本も素晴らしく、時間を感じさせません。情報量たっぷりに詰め込む気合いも凄い。 そして豪華キャスト陣は皆さすがで、愚かだったり苛立ったり不器用だったり、とにかく最高でした。 面白くて笑えるしコメディタッチなのに、どこか寒気がしてくる作品。劇場で観て良かったです!
全く笑えないコメディホラー
確実に破滅へと向かう地球とその地球住民の姿を滑稽に描く傑作。 気候危機下の現実と異なるのは、「その時はいつなのか」という時間軸だけ。 「革命による救済派」と「陰謀論暴露派」で分断する社会。技術の「進歩」を過信し、テクノロジーが地球のすべての課題を解決する「アイディア」とその支配。 地球滅亡の前には、ネオ資本主義も脱成長論も些細な議論にすぎない。 目の前のイシューに夢中な群衆の前にランドール・ミンディ教授の叫びは微塵も届かない。 これは現代の大人たちのための寓話。
めちゃくちゃ面白い
こういうスゴいリアルなバカが描かれる ブラックコメディこそアメリカの強みなのかも知れない。 観ててワクワクする。 とにかくバカな人間を描写するのに長けている。 様々な種類のタイプのバカがいて、賢い人間が1人も出てこないのにストーリーは破綻していない。 そして、圧倒的な演技の力。 そして、映像の力。これは観なければ損をする。 Netflixでタダで観れる分、本当に観ただけで3ヶ月分くらいは元がとれる。
途中で観るのがつらくなった
…ってくらい、「アメリカ」や「資本主義」に皮肉を突き付けるコメディ。 イヤになって、悲しくなって、優しい気持ちになって、絶望してニヤリとさせられる。 でも、おそらく誰もこのフィクションを笑い飛ばすことはできない。 「コロナはただの風邪」って、まさにコレじゃん。 とにかく、この顔ぶれの新作が配信で観られるってだけで、今年は縁起が良いぞ。 ディカプリオ、メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェットのダメっぷりに、ジェニファー・ローレンスとティモシー・シャラメの曲がった実直さ。 面白い。
マッケイ監督らしい現代社会(特にアメリカ)へのメスの入れ方がさらに...
マッケイ監督らしい現代社会(特にアメリカ)へのメスの入れ方がさらにブラッシュアップされた上、ディザスター系と絡ませた結果がとんでもなく面白い。 人類のどうしようもなさと愛しさがごちゃ混ぜになって、地球も大好きなんで感情の振れ幅が凄い新年1作目。
地球壊滅を丸々コメディにした英断に感心。ここで言うコメディとはおふざけという意味ではなく、真実を直視しようとしない人間の愚かさを思い切り御猪口っているから。
①ケイトが「そんな部署、ホントにあるの?」と言ったら「『The Planetary Defenece Coordination Office is a real place. 』(実在します。)」と画面に表示された時に、この映画は面白くなる、と直感した。②当代の映画界を代表する大女優のメリル・ストリーブとケイト・ブランケットとがお馬鹿な役を嬉々として大真面目に好演。メリル・ストリープをちょっと見直した。③メリル・ストリープと、第2のメリル・ストリープと呼ばれていたジェニファー・ローレンスとの共演が面白い楽屋落ち。私はジェニファーの方が好きですけど。④ジェニファー・ローレンスは相変わらず上手い。彼女のコメディアンヌとしての特徴は本人が真剣であればあるほど周囲とズレが生じてくるところだと思うのだが、地球壊滅の危機を深刻に受け止めて必死になっているのに周りが真剣に受け止めてくれないことにキレてしまいビョーキ扱いされるケイトにはピッタリだ。これが、同じく達者なコメディアンヌだけれどもエマ・ストーンが演じたら随分映画の印象は変わった筈。⑤こういう映画は少しでも演出が弛んだり脚本におかしなところがあれば直ぐに馬鹿馬鹿しくなってしまうリスクがある。その点、本作は演出もテンポが良いし脚本にも大きなミスもない。然し、それ以上に映画を見続けたいと思わせるのがレオナルド・ディカプリオの大好演。うだつの上がらなかった大学教授が何故かマスコミ受けし、アメリカで一番セクシーな科学者等と浮かれ上がった挙げ句、浮気までしてしまう。最初はケイトと同じく人々に真実を伝えようと必死になっていたのにいつの間にか迷走していまう男を深刻に演じている筈なのに何故か可笑しい。そう、コメディを成功させるには本人は真剣だけれども周りから見れば可笑しい、という高度な演技が必要なのだ。二人の大きな子供を持つというオッサンを演じるようになっちゃったんだなァ、デビュー時から見ているこちらとしては感慨ひとしおだが、『Once Upon a Time in Holywood』といい本当に良い役者になったものだと思う。⑥ステーヴン・ジョブスや新SNS機器開発者を御猪口ったような唯我独尊の天才オタクを演じるマーク・ライアンスの、映画のテンポと微妙にずれているような口跡も何故か可笑しい。
これはリアルで怖い
未曾有の天変地異の可能性を、民主主義と資本主義の悪いところが食い物にして巻き起こる一大パニック コメディタッチでなきゃキツすぎでみてらんなかったかものやたらリアルな作品、面白かった 彗星が地球にぶつかることが正確に予測されてて、その事実はまったく変わらず存在してて、でもそれぞれの人の立場で確証バイアスが炸裂しまくる、まさに今の社会だと思う もはや Netflixならでは感ある、お屠蘇気分も吹っ飛ぶ超豪華作品、劇場でみそこねたのが残念!
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