ドント・ルック・アップのレビュー・感想・評価
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楽しい妄想と風刺
政治家の虚栄、大企業の強欲、薄っぺらなメディア、SNS中毒に尽きない物欲、危機を目前にしてもなお分断する人類....
実際こうだよなと思ってしまう。
地球に衝突する隕石には○○○ー○がいっぱいだから、破壊計画は撤回しよう!だなんて、本当にGAFAが言いそうで怖い。隕石より怖い。
理不尽だらけの現代社会へ、嫌悪と皮肉をこれでもかとぶつけつつ、この狂ってしまった世界を隕石で全て破壊する。この自虐、風刺が陰鬱なトーンにならないような絶妙なバランスで笑わせるコメディ。
ディカプリオにメリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット、豪華キャストが皆楽しそう。気晴らしになる楽しい妄想。
彗星地球落下の危機
国をけん引する指導者に揶揄する映画。「え?SFちゃうの? アルマゲ的じゃないん?」
そう。アルマゲ系は一貫して最後までアルマゲに進みます。
たった数ヶ月後に起きる、全世界終末の危機を、ストーリーのタイムラインに置かなくとも、映画のメッセージは充分伝わるのだが、迫りくる危機の象徴として、彗星は地球を目指して来ます。
そしてアダム・マッケイ監督のお家芸「おかしなヒト全員集合!」でコミカルに揶揄って揶揄りまくります。日本人には刺激的で吐気さえ覚えるでしょ。付け加えれば、とにかく演者が楽しそう。女優陣の、憎さ溢れる変人ぶりも見所です。
ファッショは、前に立つ者が作るのではない。民衆の関心が失われた時に生まれるのだ。
視聴終了後、製作側のアルマゲの一貫性に、感動と興奮が沸き起こります。沸点低くて沸き起こらない人は、アダム・マッケイつながりで「俺たちニュースキャスター」を観て、ヒト学年下から復習しましょ。
流石「マネー・ショート」の監督!!
シリアスな内容をバカっぽくして観易くしている、と思ったらやはり「マネー・ショート」の監督でしたか。特に何も喋っていない男性主人公の方にメディア人気が出たり、政府と大企業が金儲けに走ったり、現代社会を上手く表していると思います。唐突なスティングのエピソードは、全然関係なくて好きです。ラストも伊藤潤二の「地獄星レミナ」の様で好みでした。特にクリスマス映画では無いですが、良い意味で大雑把な内容と、最後家族で静かに過ごす所もクリスマスにピッタリでした。本当は、現行の偽パンデミックについて、映画を作りたいのではないでしょうか。
皮肉のセンスが秀逸
地球滅亡ものとしては変わった視点で面白かった。
●皮肉のセンスがいい。地球滅亡をTVでいっても、サラっと流されるとか。逆にリアリティを感じる。
●厳しい現実に向かい合えない人間模様が、これまた現代のコロナの世相を反映してて楽しい。
●ラストがいい。死の淵にあっても愛に帰ることで、生きることの豊かさを得るというラストは感動した。
毒入り春巻丼
超お得 痛快
メディアや、ホワイトハウスや、最高権力者(携帯会社のCEO)をここまでおちょくれるってのは、アメリカ映画のいいところだな。それもこれだけ華のあるスターを揃えて、お金をかけて。中途半端じゃないところがいい。
メリル・ストリープも良かったけれどマーク・ライアンスも最高、よくやれたな。アメリカって茶化された人は文句言わないのかな。
アリアナ・グランデのライブ映像まで見ることができて超お得。
途中、あまりにも主人公ふたりの言わんとすることが聞いてもらえないのでイライラしたが、生放送で、、、
スカっとした。
テレビ番組の司会者のやりとり、みんな嫌いなんだ。
視聴者馬鹿にしてるよね。
皮肉なラストに爆笑。
オープニング、エンディングタイトルもお洒落。
ちょっと長かったかな。
良い映画
シリアスなSF映画かと思ったら、ブラック・ユーモア満載なコメディ映画でした(笑)
一応ストーリーは普通なので最後まで観られましたが、アメリカン・ジョークには戸惑いだけで、腹の底からは笑えませんでした…この手の映画ではいつもそうですが、例の如く、キョトンとしてしまう瞬間がちらほら(笑)
まあ、それでも、この作品は何とか"楽しめる"ぐらいの、分かりやすい(決して"笑える"ではない笑)内容のお話でした。
星新一のショートSFとでも思えば、十分に楽しめる作品かと思いますが、内容はSFと言うよりも、癒着する政治と企業、情報に扇動されてしまう人々への風刺といったものでした。
三度の飯よりも、アメリカのブラック・コメディが好きな方はどうぞ!笑
ルック・アップ派です
ブラックコメディ
脚本が最高だわ
贅沢
地球のピンチ
オンライン試写会で鑑賞しました。偶然見つかった彗星、地球の危機を訴えるランドール博士達の警告に耳を貸さない大統領にびっくりしました。ブラックジョークが満載で、力を抜いて観ると丁度良いかもしれません。映画はエンドロール最後まで見届けるのが大切ですね。
娯楽大作ブラックコメディ
2021年12月24日からのNetflix配信を待とうかと思ってましたが、待ちきれずに見てきました。
巨大な彗星が地球に激突するのを様々なデータで確信した天文学者と教え子の二人が躍起になって世界的危機を伝えようと奮闘するが
様々な妨害や空回りで上手くいかず地球存亡の危機が刻一刻と迫って来るというアルマゲドンのパニック物の様な作りですが実は娯楽大作ブラックコメディ。
思わず吹き出してしまう様な笑えるシーンも多々あり、さらにレオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス、メリル・ストリープ、ロン・パールマン
オールスターキャストを揃えた豪華エンタテインメント作品です。人間の愚かさを笑いながら家族を描いたラストも見応えりました。お勧めします。
比べちゃいけないんだけど…
まったく違う話だし、比べられるレベルではないとわかっているのだが、どうしても最近まで観ていたドラマ「日本沈没」と比べてしまう。それだけ本作が笑えて、考えさせられて、色んな意味で怖くなる映画だったってことだ。
半年後に地球が滅亡するという状況をいかに伝えるかという序盤は、真面目に作ってるのかわからなくなるくらいコメディ要素が強かった。メリル・ストリープ演じるアメリカ大統領やケイト・ブランシェット(最後のクレジット見るまで彼女だと気づかなかった)演じるTVキャスターはやりすぎではあるが現実に存在しそうなギリギリの線を攻めたキャラだし、市民の受け取り方や騒ぎ方(騒がなさ)は本当にありそうなもの。後半登場するスマホメーカーのCEOも相当強烈なキャラだった。あんなのを観ると、大富豪の楽観論は怪しんだ方がいいと思ってしまう。
でも、何よりも驚かされたのが結末だ。「日本沈没」のような安易なハッピーエンドにしないところはさすが。さらにあんなぶっ飛んだ終わり方するなんて想像してなかった。予想を遥かに超える面白さだった。やはり、Netflixオリジナルって侮れないな。
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