ドント・ルック・アップのレビュー・感想・評価
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ルックアップ ザ スターズ
華やか且つ実力派のスター俳優勢ぞろいのポリティカルディザスターコメディ
コロナ禍で露わになった人間社会の脆弱性と母なる地球を笑いと彗星で吹き飛ばす
哀愁と諦念に満ちた地球最期の日
鼻持ちならないIT長者(マーク・ライランス)の胸糞悪さがサイコーに可笑しい
笑うしかない壮大なブラックジョーク
久しぶりのレオの主演作!アカデミー女優メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット、ジェニファー・ローレンス、そしてティモシー・シャラメ、アリアナ・グランデ等共演者も豪華なのにあまり宣伝も予告も見ないのは何故??とおもったらNetflix。それでも映画館で見られただけラッキー、ということらしい。でもやはり、迫力あるもっと大きなスクリーンで見たかったなあ。
科学者の発見した地球の危機という情報が政治的に利用され、SNSで人々がどのように反応し、私欲に支配された金と権力を持つ人達がどのように振る舞うのかをリアルに描いている、大掛かりなブラックジョーク。なんか笑えるんですけど・・・から、マジ笑える、笑うしかない、と導かれる脚本が上手い。現実の世界はもう少しマシであって欲しいと願うばかり。個人的にはまだまだ役の上では年齢不詳のケイト・ブランシェットとメリル・ストリープの凄さにあらためて拍手したい。
環境保護活動をライフワークにしているレオにとっては、ぴったりの作品だった。
宝くじ当たるといいですね
ヤベぇの来た
年末にヤベぇの来ちゃったな、の第一弾。
「マネーショート」や「バイス」のアダム・マッケイによるオールスター世紀末(的)コメディ…
なんといってもこの「確実に地球に衝突する彗星」を巡るドタバタは、『寓意』なんてものじゃなくて、地球温暖化やCOVIDを巡るアホらしさそのものなんだけど、トランプそのものの大統領を演じるメリル・ストリープやトランプのアホな親族を演じるジョナ・ヒルを見ているうちに、猛烈な悲しみに襲われる。
ここで描かれているのはまさしくアメリカの現在なのだけど、日本は一足早くこうした愚かさの中で滅びるんだろうなという予感、それは「あっち側」の人達だけでなくて、「こっち側」でただ彼らを非難することしか出来ない我々の愚かしさにもよるものなんだろうなという予感が襲ってくる…
だから我々は全人類の愚かしさを明確にして生きていかなくてはならないのだよね。「ブロンテロック」という言葉とともに。
ネトフリ制作なので公開館数が少ないけど、出来れば劇場で観た方が良いし、配信で観る際には(気が散りやすい映画なので)集中出来る環境を用意された方が良いかと思います。
メランコリアに次ぐ名作
シリアスな話がコメディに
二大女優の露悪怪演。
ええ加減な!シビアな話
大学院生が見つけた彗星は、その先は、地球。人類は間違いなく壊滅する。えらいこっちゃ!NASAを通じて大統領に会うが、全く信じない。マスコミは、茶化すだけ。ようやく信じてくれたが、その彗星に貴重な資源があるとわかると、携帯屋が出てきて、大統領と金儲けの話に!どうなる?
携帯屋の作戦は失敗し、自分達だけ冷凍して逃げる。AIに地球と同じ惑星を探させて!2万数年後に見つけた惑星は?そして地球に、1人の生き残りが!
皮肉とブラックユーモア満載だ!
ジュニファーローレンス、デブのデカプリオ。
メリルストリープの大統領。
まあ、見てみて!😀
毎年恒例の年忘れネトフリゴージャスムービー。
一昨年の「アイリッシュマン」、昨年の「ザ・プロム」、そして今年はこれ。毎年年末に劇場公開されるNetflix映画がどれも大当たり!全て錚々たる豪華キャストが並んだ超贅沢な作品でもうネトフリの資金力にひれ伏すしかありません。
今作もそんな華やかなキャストを観る楽しさはもちろんですが、彗星がぶつかってくるという地球存亡の危機を風刺の効いたブラックコメディに仕立てていてかなり笑わせていただきました。
天文学者としてパッとせず普段も全く冴えない中年オヤジ役をディカプリオが演じていて、キレ方がさすがですわよレオ様!いやあまり評価されてないけど本当に上手いよねぇ彼は。
メリル・ストリープもケイト・ブランシェットも大大女優だけどイヤな女をすんごく楽しんでやってるねー。
ティモシー・シャラメの登場は(え、そんな役で?)ってびっくりしたけどやはり王子でしたね、いいねいいね。
マーク・ライランスの胡散臭さが素晴らしかったね。いつもと違うジョブズ風の出立ちからして可笑しかった!
ジョナ・ヒルもいるだけでなぜか笑えるのよね。
今ふと思い出したけど「ぼったくり補佐官」の小ネタが結構好きだわ(笑)。
マッケイ監督は金融や政治を皮肉った作品が多く独特な毒味と笑いが詰まっているけど、これまでのものと比べると一番わかりやすくて楽しかったです。
地球温暖化や今のコロナ禍など深刻な地球存続問題に通じるお話をある意味クダラナイお笑いに包んで映画館の外のいろんなモヤモヤを忘れて楽しませていただきました。ひと昔前のお正月映画ってこういう感じだったなぁ、とNetflixに教えられた気がしました。
でも絶対劇場で観てこそ、ですよ!
メジャースタジオをぶっ壊せ!
ルックアップからはじめる
インフルエンサーって怖いよね
シニカルで面白くてキャストが最高
まさかの一人勝ち(負け?)
ある天文学者グループが彗星を大発見‼喜んだのも束の間、計算してみるとなんと彗星は地球に向かっていることがわかり…。政府、メディアにこの危機を伝えるが真面目に取り合ってもらえず、さぁどうしましょう、といった物語。
まずは、キャストがとんでもなく豪華。テーマ的なものと、ネトフリってこともあるでしょうが、これだけのメンツで日本ではメジャー作品扱いされていないのが逆に凄い。
さておき、主人公のミンディ博士と助手のケイトは地球の運命をどうにかしようと一心不乱に駆けずり回るが、待っていたのは好奇と嘲笑の視線ばかり。やっと彗星の存在を認めだされたと思ったら、今度は政治利用に発展し…。
コメディ要素がふんだんに散りばめられていながらも、アメリカという国、さらにメディアや政治というものを非常に上手く描いている作品だと思います。
そりゃあ確かに、いきなり彗星だなんて言われたらにわかには信じがたいし、気持ちはわからなくはないですが、エンタメの的として2人を嘲るメディアはとても腹立たしい。
そして大統領や胡散臭すぎるどっかのCEOとか、仮に本当にその時になっても同じようなことをするだろうか、しそうだなと思ったら本当に恐ろしくなった。世界の命と秤にかけても…金か。しかしこいつの本当の目的ってもしや…。
さらに、そんな権力者達に踊らされるのが国民。こんなにも脆く分断されるのはかの国らしい。やっぱり出て来る陰謀論者。あれ!?なんか現実世界でもこんな輩達がいるような…。
それとライブシーンで流れた歌は良かった。プロパガンダっぽい歌詞は少し鼻につくが、曲の雰囲気はホント終焉のバラードって感じでグッド。
そんなこんなで、序盤はちょっとうつろうつろするくらい退屈でしたが、後半からは一気にガチモード‼ちょくちょくいらんこと言ってパニックを引き起こすケイトに少しイライラ(笑)しつつも、非現実なテーマを、現実世界の風刺としてうまく落とし込んでいたストーリーに拍手です。
ちょっと長ったらしいけど、今まさに皆がハッとさせられる作品ではないでしょうか?
是非ご鑑賞あれ‼
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