「コメディ要素がやや小粒」ドント・ルック・アップ waisighさんの映画レビュー(感想・評価)
コメディ要素がやや小粒
天文学専攻のランドール・ミンディ博士は、落ちこぼれ気味の天文学者。ある日、教え子の大学院生ケイトとともに地球衝突の恐れがある巨大彗星の存在を発見し、世界中の人々に迫りくる危機を知らせるべく奔走することに。テレビ番組出演のチャンスにも恵まれ、熱心に訴えかけますが、相手にしてもらえないばかりか、事態は思わぬ方向へー。
とにかくキャストが豪華。その中でもディカプリオはやはり光った。冴えない学者からの、熱の入った言葉にはぐっとくる。メリル・ストリープ達の道化ペアもいい感じに気分を悪くしてくれる。
ラストの展開が途中から気になりだすが、潔くて個人的には気に入った。
ただ、笑える要素の一つ一つが小粒でコメディ映画にしては真面目なトーンが多かった印象。政治やGAFAをいじるあたりはアメリカンブラックジョークだが、どういう顔して見ればいいのかわからない部分もあったり。
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