「「ブラックコメディ」と「おバカ映画」の絶妙なバランス感覚」ドント・ルック・アップ みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
「ブラックコメディ」と「おバカ映画」の絶妙なバランス感覚
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「隕石衝突」と聞いて、最初は「アルマゲドン」のコメディ版かと思った。
でも違った。
「隕石衝突」は「温暖化」のメタファーで、
キレたジェニファーローレンスがネットで茶化されるのは、グレタさんなんだな。
そう考えると、「隕石」という「人類存亡の危機」でも、「政治的左右の対立」から逃れられない、というのは、ますます「温暖化を巡る現状」に一致する。
(赤い帽子の隕石否定派なんて、トランプ支持者を茶化してるでしょ。)
そんな真面目なテーマを扱い「コントかよ?」という展開に驚きつつ、「おバカ映画」まで堕ちない、という絶妙なバランス感覚は、数々のおバカ映画を作り、さらに真面目な映画でオスカー候補にもなった、マッケイ監督ならではだろう。
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