「【笑えるけど、笑えない気がするアルゴリズムとオチ】」ドント・ルック・アップ ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【笑えるけど、笑えない気がするアルゴリズムとオチ】
巨大彗星と現状をインプットしたら、アルゴリズムは、あんなオチを導き出しましたって作品だ😁
パラドックスだ😁
このブラックSFコメディは、笑い飛ばして、そして、よく考えて、更に、ふと自分の周りを見渡して、改めて怖さを感じる作品だ。
かなり良く出来ていると思う。
さて、「ドント・ルック・アップ」、豪華キャスト揃い踏みって感じなんだけれども、この作品を観たアメリカの政治家は、どんなふうに感じるのだろうか😁
何が悪いんだろう…だろうか?
いやいや、自分は違うとか😁
トランプや取り巻きは前者だろうと思うけれども、専門的な知識や専門性が必要な分野でも素人同然の閣僚が任命されるような世界は、どの国も、こんなものかもしれない。
日本も然り。
特に、安倍晋三や菅義偉政権は、そんなんだらけじゃなかっただろうか。
(以下ネタバレ)
さて、BASHのCEOが言う、”アルゴリズム”。
過去に経験のないことを、統計と称して算出してみたところで、不足の事態は必ず起こるのだ。
金融危機で経験したじゃないか。
たくさんロケットを打ち上げたところで、予定通り打ち上がらないものが予想を上回ることはある。
それに、打ち上げ予定は、今も昔も、よく気象に左右されるくらい不安定じゃないか。
宇宙空間の彗星上の作業なんて誰もがやったことはないじゃないか。
欲をかいて導き出した確率の問題じゃあるまい。
自分の息子を忘れて取り残してしまったことは、きっと、不測の事態じゃなくて、アルゴリズムが出した正答だ。
生き残った先で、皆食われるのも、不測の事態じゃなくて、アルゴリズムが導き出した正答だ。
こうして人間は滅びの道を選択しているのかもしれない。
これもアルゴリズムの導き出した答えかもしれない。
さて、周りを見渡してみたら、政治や企業だけじゃなくて、マーケティングやSNSのアルゴリズムに左右されて生きている僕たちも同様じゃないか。
※ ところで、アリアナ・グランデまでちょっとバカな役こなして、思ったより、小ちゃいとか言われて、それマジな話じゃんみたいな…。
面白かったーー。