麻希のいる世界のレビュー・感想・評価
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40年前の女子高生。的な。
「さよならくちびる」の塩田明彦監督とは思えないほど酷い。脚本、と言うか話の流れも展開も交わされる会話も、主人公の考え方も行動も何もかもが、合わないですもん。
登場人物全員が自分勝手。しかもヘビー級の自己中で自分の世界を曲げられない、すなわち成長も変化もありません。ただ、関係が変化するのみ。エピソードが重苦しいです。力み過ぎです。力一杯のフルスイング。致命的なのが、魅力の無いキャラクターのオンパレード。ちょっと勘弁して欲しい。ダメ押しが救いの無いラスト。イヤイヤ、生きた証がコレですか?なんで、こんな報われない事に必死になります?しかも、それ、自分自身で何かを成し遂げるだとか、自分自身の手でゼロから何かを作り出すとか、そう言う創造性はゼロ。麻希が好きになった理由も合理的な説明無し。70年代のフリーセックス的行動に至っては「今時、そんな女子いねーよ」。貞操観念の変化を勘違いしてませんか?
画も魅力無いし、女優さんも全くもってアレだし。
これはムーラボを当て込んだ作品だったんでしょうか。あの曲だけは良かったです。
ここ数年の、JK青春もののクオリティの高さを思うと、もうどうしようも無いくらいに酷かった。と、自分に真正直に感想を述べてみた。
塩田明彦監督の次回作に期待します。
生きてるってなんだろ
歌声に才能があるね、でバンド組み始めたり序盤はこれベタな青春映画じゃねと思って「やべ~」と焦っていたが、そんなことはなくて一安心した。
主人公・由希の周りにいる人間が尽くみんな自分のことしか考えてなくてやばい。由希は由希で麻希のことしか考えてない。麻希は由希を結構平気で裏切る。
対バンのくだりだけど、ベタな青春映画だったら喧嘩別れしたバンドメンバーが駆けつけてきて最後に麻希がドーンと登場してジャーンと演奏してメデタシメデタシだけど、この映画ではそんなことはない。フツーに誰も来なくて由希は公開処刑される。約束をブッチした麻希は悪びれない。だけどそんな麻希にも由希は愛想を尽かさないどころか、さらに麻希のために何かしてやろうとする。
由希が麻希に惚れた理由はわからない。ヤリ部屋から出てきたところを見かけて、一度も話してないのに次の日には放課後ストーキングし、同じバイト先になろうとする。
最終的にぶっ倒れて声を失ってもまだ麻希のことを想っている。ここまでくると狂気だ。
でもそれが生きるってことなんだと思う。狂ったように、脇目も振らずに突っ走れば、生きてることが実感できるだろう。翻って、私はそんな生き方をしていない。多分、多くの観客も。
この映画は観客にそういうことを突きつけてるのだと思う。
ガッカリが半端ない・・・
監督の過去作品「さよならくちびる」大好きなんですよね。ですからすごく期待したんですよね。それなのに・・・。同じ監督の作品と思えなかったです。あ、脚本家が違うのか?なんて思いましたが「さよなら〜」も監督・脚本塩田さんでした・・・あぁ、逃げ場のないがっかり。
由希の状況はわかる。麻希の状況もわかる。しかしな、なぜ由希が麻希に病的なまでに固執するのか?自らを顧みずにすがるのか?そこが、さーーーーーーーーーっぱりわからんのです。なぜそこに見出すの?ってのが。生きがいを感じる理由が。
そんなに惹かれる歌声か?才能か?生き様か?由希も結構自由に生きてんじゃん。傲慢に生きてんじゃん。親に不満なの?病気に絶望してるの?友達いないの? 何でさ?それはどうしてそー何たのさ?あまりにも軽く描きすぎじゃないかな?だから、行動がエキセントリックにしか見えない。何かに向けた情熱なのか?今から逃れたい一心なのか?心情が見えない。
さらに麻希のパーソナリティもステレオタイプすぎないかな?親がそれだとこうなるの?で、事故があった時に親来てるし。てかさ、崩壊してるよ。後々明らかになる男女関係とか・・・いや、それがあるなら軽音楽部に来るか?再び。由希を何度も何度も裏切るのはなぜ?わからん。その行動の背景を語ってくれ。
さらに周辺の大人連中がクズだらけ。ストーリーを作るためだけにクズ設定にしたとしか思えない。あまりに酷い。井浦さん扮するお医者さん、もうおかしいでしょ?
クズとエキセントリックな方々しか出てこないから、そういう面で何かのテーマを描いた方が良かったんじゃない?ってくらいに崩壊していると思います。麻希の電気の顛末・・・失笑・・・無理矢理すぎるでしょ。ラストシーンも、「はぁ〜」です。カッコつけただけじゃん。全体的に子供が大人っぽい作品を作ろうと足掻いてみたけど・・・脚本こねくり回して、伏線作りまくって・・・・だけど、収拾がつかなくなったって放り投げて「ま、もういいや!これで」って感じの一本です。
演者さんもずっと叫んでばっかりだったし・・・うるさいよ。こんな演技をよくOKしたよな。最後まで女子2名の関係性がわからなかった作品でした。今年のワースト級。邦画、既にワーストが3本目。早いなぁ。
期待が大きかったので裏切られた気持ちになってしまった
これは、ごめん、ちょっと怒っている。関係者やファンが読むと気分を害すると思うので、読まないでください。
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オーラのある女の子がいて、綺麗というよりかわいい感じの女の子がその子を好きで、間でイケメンがうろちょろする三角関係って『さよならくちびる』もそうだったよね。そんなに描きたいもののわりには、えらい中途半端で雑な脚本でびっくりする。どうした。
好きな女子に向かって「おい!」と何回も怒鳴り散らす男子。アンプを使った殺人マシン。息子と同じ高校の女子と一回寝とく医者。ボウリング場に来た筋の悪そうな男三人と車に乗る女子高生。なんでやねんとしか。
それだけいろいろと事件が起きるわりに、三人の気持ちは最初に提示したシチュエーションから一歩も動かないし、それゆえ交わらず化学反応も起きないので面白くない。女の子を好きな女の子を二作続けて描いたのに二作続けて恋がズタズタになるエンドっていうのも悪意を感じる。
タイトルは好き。恋に落ちたときの世界の見え方ってそんな感じだと思う。主演の新谷ゆづみさんの演技も生硬な感じはするけどそこも含めていいと思った。
この監督の映画は今後、どんなに予告や宣伝ビジュアルが魅力的でも、劇場では観ないことにする。そうすれば、こんなふうにせっかく生まれてきた映画を腐すこともしなくて済む。読んでしまった人、ごめんね。
これは、青春を感じさせないといけなかったんじゃないかな。
女優さんのキャラからすると、もう少しさわやかに、青春を感じさせないといけなかったんじゃないかな。
話がとっ散らかって、最後は犯罪になりましたか?
かなり、疑問なストーリー展開ですね。
不純異性交遊はいりませんし、記憶喪失に、失語症ですか?韓国ドラマじゃないですからね。
バンドのボーカルも良かったし、そのあたりをもっと描いていけば、女優さんのキャラも引き立ったんじゃないでしょうかね。
もっと、きれいに撮ってあげないとね。そんなキャラじゃないでしょう。
またまた、脚本をこねくり回して、収拾不能になりましたかね。
ラストシーンは、倒れて、ごまかして、終わり!
もったいないなぁ…。
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