「40年前の女子高生。的な。」麻希のいる世界 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
40年前の女子高生。的な。
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「さよならくちびる」の塩田明彦監督とは思えないほど酷い。脚本、と言うか話の流れも展開も交わされる会話も、主人公の考え方も行動も何もかもが、合わないですもん。
登場人物全員が自分勝手。しかもヘビー級の自己中で自分の世界を曲げられない、すなわち成長も変化もありません。ただ、関係が変化するのみ。エピソードが重苦しいです。力み過ぎです。力一杯のフルスイング。致命的なのが、魅力の無いキャラクターのオンパレード。ちょっと勘弁して欲しい。ダメ押しが救いの無いラスト。イヤイヤ、生きた証がコレですか?なんで、こんな報われない事に必死になります?しかも、それ、自分自身で何かを成し遂げるだとか、自分自身の手でゼロから何かを作り出すとか、そう言う創造性はゼロ。麻希が好きになった理由も合理的な説明無し。70年代のフリーセックス的行動に至っては「今時、そんな女子いねーよ」。貞操観念の変化を勘違いしてませんか?
画も魅力無いし、女優さんも全くもってアレだし。
これはムーラボを当て込んだ作品だったんでしょうか。あの曲だけは良かったです。
ここ数年の、JK青春もののクオリティの高さを思うと、もうどうしようも無いくらいに酷かった。と、自分に真正直に感想を述べてみた。
塩田明彦監督の次回作に期待します。
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