「自然相手だと思ってたが」アイス・ロード 熱帯雨林さんの映画レビュー(感想・評価)
自然相手だと思ってたが
クリックして本文を読む
単に不安定で割れやすい氷の上を、いかにトラックで駆け抜けて救援機材を鉱山崩落現場まで運ぶのか、がストーリーの映画だと思っての鑑賞。しかし、敵役が居たのね。しかも、あれが敵だったとは、意表を突くストーリー展開。全然気づかなかった。しかも主人公に劣らず強い。死んだと思っても立ち上がって繰り返し主人公らを襲う。また、それを雇っていたのが・・・。なるほど助かっては困るのかぁ。妨害するのが居るとは思ってなかったので、出発したトラック3台とも自然の脅威から脱出してなんとか現場に到着できるものだと勘違いしていたわ。主人公は対自然で奮闘して3台とも守り切るのだと思い込んでた。同じ機材を積んで出発したのはそういうわけだったのね。
全編ハラハラしどおし。特に氷に飲み込まれて沈んでいくトラックなど迫力満載。不死身の敵との攻防よりそちらの方にもっと力点を置いても良かったのじゃないか。敵が不死身すぎてちょっと不自然だったし。もっとも、飲み込まれるのは、大自然が原因でなく仕組まれたものだったのだけれど。やることが悪どすぎる。いくら、生きて地表に戻ってもらっちゃ困るとはいえ。
リーアムニーソンはこういうのにはまり役だね。不自然な正義の味方より、賞金のため・弟のためという動機も納得。弟のトラックパンフレットをなぞるところなど、ちょっとホロリ。でも、大活躍の弟も最後には・・・。一応ハッピーエンドだけどねぇ。
コメントする