焼け跡クロニクル

劇場公開日:

焼け跡クロニクル

解説

「20世紀ノスタルジア」などで知られる映画監督・原將人が妻の原まおりとともに、自宅全焼からの再起を当事者の視点から記録したドキュメンタリー。2018年7月、京都・西陣の原將人監督宅が原因不明の出火により全焼し、すべての家財道具と、50年の映画人生をかけた全作品のオリジナルフィルムや脚本、映画機材が焼失した。火傷を負って入院した原監督に代わり、妻のまおりが家族の様子をスマートフォンで記録。焼け跡から救い出した8ミリフィルムとスマートフォンで記録したデジタル映像を組み合わせ、火災当日の模様と、一家のゼロからの再起への日々をつづる。

2022年製作/84分/G/日本
配給:マジックアワー
劇場公開日:2022年2月25日

スタッフ・キャスト

監督
製作
原正孝
プロデューサー
有吉司
撮影
原將人
原まおり
編集
原將人
原まおり
音楽
原將人
タイトル音楽
原まみや
エンディング編曲・演奏
遠藤晶美
整音協力
弦巻裕
カラーグレーディング
上野芳弘
題字
赤松陽構造
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(C)2022「焼け跡クロニクル」プロジェクト

映画レビュー

3.0作り物ではない映像だからこその本物の”家族の再生”

2022年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

まず自分の家が火事になったら動画を撮るだろうか…… という点から、根っからの映画人であることが伝わってくる。その動画を撮っていたのは、奥さんである原まおり。しっかりと原將人イズム伝わているということだ。

今までにも、『双子暦記・私小説』『初国知所之天皇』など、自分自身のホームビデオとドキュメンタリー映画という、中間的な作品を撮り続けてきた原將人が今作に行きついたというのは、皮肉というべきか、紛れもなく原將人と、生活を共にしてきた原まおりにしか撮れない作品だ。

原監督作品は好き嫌いが分かれるし、比較的ドキュメンタリー映画を多く観るような人であっても、全く観ないジャンルのドキュメンタリー映画ではあるし、個人的にも、あまり好きではない。

しかし、今作が映し出しているのは、作り物ではなく、本当に自分の家が火事になってしまったら、どうやってその先生きていったらいいのか……家族はどうなってしまうのか……といった、そんな誰もが一度思ったことがあったり、実際に体験してしまった人の疑問を浮き彫りにした唯一の作品といえるものだ。

新作のデータが入ったパソコンとハードディスクだけは絶対に守りたいと、火の中に飛び込んだ原監督は、全身に火傷を負って、その生々しい姿が映し出されるが、幸いにも回復が見込めるもの。

家族も隣近所も誰も死者が出なかったのは、不幸中の幸いというもので、その中でリアルそのものな家族の再生を観ることができる。

原監督作品が苦手という人も、今作は原監督らしさは全開ではあるが、ちょっと別物として観るのもいいだろう。

自分の家が火事や災害で突然なくなってしまったとしたら、どうしたら良いのだろうか……。そうならないことに越したことはないが、今作を観ておくと、いざという時に少し気が楽になれるかもしれない。

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バフィー吉川(Buffys Movie)

2.0失敗😣

2022年3月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

災難に見舞われた監督家族には大変申し訳無いけれども、この映画は………正直観るのは拷問だった。お金取って人に見せるものではないと思うんだけどな。

映画を生業としてる男が自身の経験を作品に活かそうとする。その気持ちは理解できる。でもそれが作品として活かされてるとは感じられず、延々とホームビデオを観させられてるだけ。

いったい何を伝えたかったのか。

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らまんば

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