コレクターズ ソウルに眠る宝刀を盗み出せのレビュー・感想・評価
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ワクワクしないクライムサスペンス
ドンデン返しのあるクライムサスペンスってなんだかんだ言ってもやはり楽しい。「スティング」とか「オーシャン」シリーズみたいなやつ。本作もそんな雰囲気の話と思っていた。しかもいろんなスペシャリストが集まって能力を発揮するってワクワクする。
でも「盗掘」という原題通り、本作は遺跡あらしの話なのでかなり地味だった。盗みのシーンはほとんどトンネル掘って土を運び出す作業だし。しかも、前半部分は意外とダレてるし、なかなかお目当ての宝(伝説の剣)を盗む話にならないし、コメディ部分もあまり面白くない。
かろうじて後半の展開があるから成り立っている印象。しかも、もう悪いことしないって言ってたのにあのラストシーン。そこらへんの組み立てがメチャクチャだった。ふと「コンフィデンスマンJP」を思い出してしまったが、あそこまでバカらしいものにしくれるとこちらもそんな受け止め方になるのに。映画のテイストって大事だな。
菅談話の害悪がこんなところに…
盗掘師が仲間を集めて高句麗の古墳壁画や李氏朝鮮の李成桂の伝御刀を盗むべく企てる話。
寺院の石塔盗掘から始まり、盗んだ仏像を骨董屋に売ろうとしたことで裏社会と繋がって巻き起こって行くストーリー。
ジョーンズとかシャベルとか、なんだか安っぽ~いケイパー系パロディ?という感じで、何で町の骨董屋?と思ったけれど、そこには一応目的が…ということですね。
チャラく行くのかと思いきや、コミカルさはイマイチで空回り、仕事の手口も塩っぱいし、それでいて苦労した感も無くて、みえみえでしてやられた感も無し。
かなりのご都合主義だしね。
余計な因縁とか入れないで突っ走るか、もっと懲悪にフレば良いのに、広げ過ぎて薄~くなってしまった感じがした。
そんな2022年あけましての1本目だった。
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