劇場版 からかい上手の高木さんのレビュー・感想・評価
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何年経っても思い出してしまう
普通の恋愛ものならマルですが
原作、テレビシリーズがすごく良いので劇場版期待しすぎたのかもしれません。
劇場版で脚本をオリジナルにするとやはり山本先生の「高木さん」の特徴から外れてしまいましたね。
「西片、もういいから告っちゃえよ」「どうやったらこのシャイな二人が結ばれるんだろう」と作者の寸止めに翻弄されて悶えるのがこの作品の肝なのに、アニメスタッフは理解してなかったというところでしょうか。
告白したり付き合ったりするにしても西片も高木さんもストレートなやりとりはしないはず。
脚本も山本先生が作ったら良かったのにと少し残念です。絵のきれいなところや演技、虫送りなどの演出はTV同様良かったです。
アオハル
まぁ、年食った身からすると、色々有った昔を思い出す話。
マンガも一通り見てるので、ちいちゃんが出て来た所で綺麗に終わってて良かった。
個人的には「元」の方もアニメ化しても良いかなと思うけど、ダラダラ続くよりは良いかな?
青春に戻りたい…最高の夏休み!!
原作未読者、アニメは1期から3期まで欠かせず見た大学1年生のわたくしが、青春アニメの中でも上位に君臨するこの「からかい上手の高木さん」映画化と聞いた時は、高木さんが西片から手紙を貰って足をバタバタさせていた時の様な嬉しさがやって来ました!!早く早くに感想を出したかったですが、中々具現化出来ずでやっとこさで出します。
単刀直入に申し上げると、マジで最高の映画でした!
2022年の上半期TOP10入り確定映画だなと確信しました。⚠ネタバレありですので、敢えて書きませんが、皆さんエンドロール後ちゃんと見ましたよね?笑⚠
物語は、小豆島で素晴らしい映像美と圧巻の景色で本当に映像だけで涙が出そうでした。「虫送り」の文化を知らない無知な自分でしたが、凄く良い文化だなと感じました。ですが、今回はみんなが期待していたからかい上手の高木さんでは無かったのかなとも思いました。それは、映画と言う縛られた時間と終わり向かうためのせかせかした内容によって2人のからかい部分が少なったのが、皆の期待から外れた部分だったかなと感じました。
でも自分は、それ以上に全ての出来事が愛おしいと思いましたね。次の分からは、自分が印象深かった場面を抜粋して感想言います!
・最初のいつも通りの高木さんからのからかい
相合傘かと思ったら煮干しムフフな2人
・プールの授業での西片と高木さんの息継ぎ勝負
ここでも積極的な高木さん。あれは水の中での告白とか(・д・。)カワヨホンマに
・そして先程の虫送り 浜口のナイスなボランティアと木村・高尾の気遣いも変わらずだったので更に好きに笑
・ネコのハナ
やはりここですよね〜皆さんの鬼門ポイントですよね、虫送りでも言っていた西方は、いいお父さんになると言っていたからそこの伏線回収で入れたかった話なのかなと思えばそうですが、あまりにショックな話でした。だって2人で育てると決めてペットショップに行って太田さんから色々教わってオウムのカツオにも(お似合いカップル)なんて言われてて微笑ましいシーンだったり雨の中でも2人はしっかりお世話して2人で張り紙を作って里親探して、遂に高木さんの家で飼えるって決まった瞬間にハナを見失っていたと思ったら新しい家族の元にってそれは、ないでしょ😭酷すぎる脚本それは、あまりに高木さんに酷いことしすぎではと思いました。残念でした。でもその後の西方の告白に胸を鳥肌を持っていかれました。そこに繋げるためならば仕方ないのかなと思いましたが、ね、
・そして終盤の夏祭り3回目の夏にして2人の1番の思い出
もう西片積極的すぎ、あんな無意識に出来る子までに成長してお兄さん楽しかったぞ笑そして木村と高尾のナイスな隠れ場所あの二人のストーリーもあって良きよ笑と思いました。
・エンドロール後の家族
時は経ち高木さんと西片。そしてちーの3人がいつぞやの虫送り ちゃんとホタルも見れて良かったし子猫も飼って幸せな家族になってて良かったわ〜思いました。
いや〜一つ一つの内容に感想出したらここまで長文の感想になってしまいました(*^-^*)ゞテヘヘでもそれだけ約70分程のものでこれだけ濃い内容だったので、お時間ある方寄ってらっしゃいって感じです。マジで見に行けて良かった。エンドロール4曲変わりの絵も変わるとなると行きたいですが、お金がNothingや笑
皆様もお時間とお金に余裕があれば、是非あの頃の青春に戻ったように中学生の青春を楽しみましょう!
それでは、下半期も映画楽しむぞ!!
からかっている側が必ずしも主導権をとっていると思ってはいけない。
ファンは楽しめますが、とってつけたような展開が気になります
前半は、いつもの「高木さん」です。高木さんは、実は未来から来た時間遡行者ですべてを知っているのではないだろうか?と思うほど、西片を自在に手のひらで転がします。時々、高木さんの本音がかいま見えるので、可愛らしく見えます。また、高木さんの前ではひたすら子どもっぽい西片が、実際には相応に成長していることが示されるシーンはとてもよかったです。
後半、子猫が登場してから、正直に言って物語のバランスが少し崩れます。
子猫は唐突に現れ、2人の距離を近づけるためだけに存在する小道具のように振る舞うのです。
子猫をめぐる決着も唐突です。高木さんの行動も、そこに関わるある人物の態度も、ちょっと納得しがたいものがありました。
そこから続くクライマックスも、「そうはならんやろ」と突っ込みたくなる強引な展開。監督は映画的カタルシスがほしかったのかな……。
とても可愛らしい、ほっこりできる良作ですが、ちょっと強引な展開は気になりました。
あと、エンディングではなるべく画面左の映像に注目しておくことをオススメします。
大人の階段を上るふたりを暖かく見守っていたい
西片くんと高木さんのお付き合いではいつも高木さんがリード役。確かに、小学校・中学校くらいの間は、たとえ同い年でも、女の子の方がいつも精神年齢が高くてしっかり者。一方、男の子はと言うと、夢見がちと言うか、精神的にちょっと幼くて、恋愛にも奥手、と言うのが昔からの通り相場です。しかし子猫を拾ったことを契機に、二人の関係に変化が起こります。同じ目的に向かって二人が一緒に力を合わせて行くことでふたりの距離がぐっと近くなり、そしてお互いに認め合う関係に変容する様がとても愛おしく、何か遠くから見守っているような気持ちにさせられました。それにしても、山里や虫送りの祭りの描写はとても素晴らしかったです。物語の舞台が小豆島(あずきじま、ではありませんよ!)であることをこの映画で初めて知った次第ですが、関西在住の私としては、身近にこのような素晴らしい自然と風習が残っていることに改めて感じ入りました。
意外な高木さんの一面
最も印象的なのは当然皆同じだろうけど、ハナの飼い主が決まった後の落胆からトボトボと歩き号泣するシーンでしょう。
映画でなければ描かれないであろうそのシーン、これは高木さんの世界にハマっているのだろうかとも考えたが、そういう一面もあって良いのだろう。
テレビ版ではあまりにも描かれなかった高木さんの弱い部分。西片以上に弱みを見せたがらない。虚勢を張ってる事すら匂わせず受け流して見せるのが高木さん。
まあたまには弱い高木さんもサービスか。
コントラストとして上手く対比させたのが前半の攻勢。正に攻めダルマ。好きと言ってないだけでもう捨て身で攻める。
同じことを別のキャラクターがしたら場合によってはエロですよ。
という風に、映画だからここまでやるのか?と思うほどでした。
でも、最後は勇気の出ない高木さんが可愛いのです。
これは「からかい上手の高木さん」なのだろうか?
僕は連載開始時からの原作ファンです。楽しみにしていましたがちょっと残念ながらがっかりしてしまいました。多分、それは本作が「王道すぎる」からだと思います。まぁ、成長しているってことなんでしょうが、とにかく西方っぽく無いって見えちゃって。いつの間にか内面イケメンに変身している西方に違和感しかなくって・・・・(僕が知ってる西方は子供と一緒に怖がるって!)。そして、冒頭のいくつかのエピソードはいつもの西方なのに夏休みになったら男前になる・・・、ちょっとなぁ・・・・・、しかし「完結のため」と考えれば致し方ないのかなぁ?
高木さんと西方が生む両思いと確認できない寸止めの「恋の匂わせ」空気感が、昔懐かしさとも相まってムズムズこそばゆくてニタニタってしてしまう。直接的じゃないファンタジーが妙に心に迫る・・・厨二病発症前夜みたいなレベルですがそれが良い「からかい上手〜」だと思っていたので、本作の直接的な展開がどうにも違和感を持たざるを得なかったんです。
全体的に結構普通のイベントばかりでかつ、思春期開始の男女の普通すぎる展開で「あれ?」感が否めないんですよね。うーん、ひねりがないなぁ、ムズムズこないなぁって・・・。さらに、物語としてもちょっと文句ありまして。エンドロールと共に「その展開」を見せるなら、本編のラストいらないんじゃないかな?って。もっと言っちゃうとエンドロール後の「おまけ映像」があるなら、ラストの展開とエンドロールと共に描いた「その展開」はいらないんじゃないかな?必要かな?
どうにも全編「作品の決着つけたい臭」が蔓延していてなんかやだ。好みによりますけど、やっぱり本心伝えないけど、そんな気がするって匂わせが・・・別の香りを・・・漂わせて欲しかったなぁって思いました。なんか「からかい上手〜」を見ている気が持てなかったなぁ。
あーぁ。高木さんがママと喧嘩したエピソードの時くらいの二人の水面下LOVEに悶えたかったな。
あと、ニャンコを使うのは安易すぎだよー。
中学生に戻ってもう一度恋したい!
からかい上手の高木さんは、テレビでも見てましたが、やっぱり高木さんは、可愛い!
残念なのは、もう少し西方との掛け合いを大目にして欲しかったな〜
テレビでの、掛け合いの方がキュンキュンする場面が多いような気がする。
私も、良い歳なので映画館で見に行くのを躊躇してましたが、1人で見にきてる人も多くて安心しました。
中学生の時の初恋を思い出しました。
高木さんに劣らず凄く可愛い子で、西方の様にいつもからかわれてました。
その時は、結婚するものと思ってましたが、西方の様にはいきませんでした。
その彼女は今はもうこの世にいませんが・・
美人短命とは、よく言ったものです。
はぁ〜もう一度あの頃に戻りた〜い!
恋をした〜い!!
映画を見て、良かったと思った方は、ぜひテレビ版も見てもらえれば、中学生の淡い恋を思い出しますよ!
映画のルールとしてこれはいいのか?
行かないつもりだったが、魔が差してしまい観てきましたw
時間も短くサラッと観れて良い話。
思い入れの強い人には刺さりまくる作品だと思います。
私自身もかなりニヤけながら観ましたし、意外なシーンではジワっと来ました。
というように良い作品でしたが、劇場で観るべきものだったか疑問が残る。
映画館で見る価値があるとすると小豆島の景色。
ただ本質は物語の中身。テレビでも良いかな。
そしてこれを観なければいけないのか、シリーズ作としてこれを観ないといけないか。
さらに小技が小賢しく思えてしまう点もあった。
大きな疑問はエンディングテーマが毎週変わる点。これは作品が違うものになる。作品の余韻を感じるエンドロールでの主役になり得るエンディングテーマは変えるべきではない。
事前に「明日への扉」から「天体観測」に曲が変わる事は知っていた。正直、1週目に見るべきだったと思った。天体観測がダメではないしテーマにも合っているという点ではテレビシリーズのシンクロするエピソードと曲という面白味からも外れてない。
映画の条件は同じものを観るという事だと思っています。フィルムをコピーして配って上映するのであればできない、ダウンロードして上映している今だからできる事だろうと思うが、それはルール違反なんじゃないの。何回も見される仕掛けって要素が大きすぎて拒否反応が出た結果、星3つと評価させてもらいました。
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後日、2回目鑑賞。
エンディングは明日への扉でした。
完全に違う映画です。
私の感想では天体観測の回はハズレです。
これほど印象が変わるとは思いもしなかった。
やはり映画は最善手のみを提供するもので無くてはならないと思いました。結果的に別の選択肢が最良であっても、毎週内容が変わるというのは、映画では悪手だと言いたい。
うるっと来てしまった。
原作未読、アニメ未視聴のまま劇場版を観ました。最初はラブコメかな?と思っていたのですが、実際には「中学最後の夏休み」を題材とした、青春群像劇の趣が強かったです。自分も保護猫を飼っている事もあり、猫関連のエピソードは分かっていてもクリティカル。動物を間に挟む事で無自覚に積極的になる主人公と、それに照れる高木さんの反応も良かったです。ほろっと出た決意の言葉からエンディングまで、飽きる事なく観れました。おすすめです。
島の女
近年こんなにほっこりするマンガに出会ったのは久々な気がする。以前の日本人なら「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」でほっこりしていたのかもしれないが、私にはもうちょっと無理。
マンガからTVアニメになってあれっと思ったのは、舞台が作者の出身地である小豆島の土庄町になっていたこと。こういう日常がテーマの作品はどこと特定できない場合がほとんどだが、瀬戸内の風景はかなり特徴的だ。背景に海やフェリーが映り込んでくるのが何ともいい。映画版でも“虫送り”という行事が魅力的に描かれていて、おそらく聖地巡礼とかでアニメファンがどっと押し寄せるのだろうな。
基本的にあらかじめ将来像が設定されているので、予定調和と言えばこれほど予定調和の世界もないが、それもまた良し。もうわかりきった二人の関係性の中で、いつまでやってんだよとニヤニヤしてしまう。
そこへ行くと、この映画版では後半いきなり核心を突くようなやりとりが出現して、面食らった。ミステリーの途中で唐突に真犯人の独白があったような脱力感(?)。劇場版というのはなかなか難しいもので、「ドラえもん」でも「クレヨンしんちゃん」でも映画だとなぜだか大冒険したり陰謀に巻き込まれたりする。「高木さん」ではさすがにそれは難しいので、微温的日常にケリをつけるクライマックスを用意したのだろうが、それはそれで無理があるような…。
捨て猫に関するエピソードはいかにも狙った感じがして、乗れなかった。ペットショップのオウム返しならぬ人語を解するオウムは、違和感あり。
幸せな気持ちにしてくれます
テレビアニメ3期で初めて作品に触れ、すぐに虜になり毎週楽しみにしていた「からかい上手の高木さん」。原作未読なので、そのよさが生かされているかわかりませんが、テレビアニメ版のよさは本作でも存分に生かされ、高木さんと西片の二人が醸す甘酸っぱい雰囲気が観る者を幸せにしてくれ、最後まで飽きることなく作品世界に浸れます。
ショートストーリーを重ねるテレビ版とは異なり、本作では卒業を控えた高木さんや西片を含めたいつものキャラたちの中学校生活最後の夏休みが、主な物語として描かれます。高木さんと西片の二人の関係性はもちろん、脇を固めるキャラにも見せ場を用意し、彼ら彼女らにとっても思い出深い最後の夏休みだったことが描かれ、好感が持てます。
メインとなる西片と高木さんの関係については、偶然見つけた子猫を二人でかいがいしく面倒を見るシーン、虫送りのシーン、夏祭りのシーンと、どのシーンからも、二人の思いが伝わってきてキュンとなります。互いに意識しながらも、その思いをはっきり口にできずにいる二人に、もどかしさと初々しさを感じ、誰もが自身の甘酸っぱい初恋を思い出すのではないでしょうか。主人公たちは中学生で、恋愛初心者であるものの、まだまだ子供の男子に対してちょっぴり大人の女子という構図がとてもいいです。
また、舞台となる小豆島がとにかく素敵に描かれていて、ノスタルジックな気持ちになれます。以前に一度だけ訪れたことがあり、その時も日本の原風景を見るようで風光明媚な素敵なところだと感じましたが、本作でもその魅力は存分に伝わってきます。虫送りという行事は知りませんでしたが、実際に行われているようなので、その季節にぜひもう一度訪れ、ついでにロケ地を聖地巡礼したくなりました。こんな自然に育まれたからこそ、作中の人物はみんな魅力的なんだなと改めて感じました。
あと、エンドロールの歌もとてもよかったです。I WiSH「明日への扉」の歌詞、カバーする高橋李依さんの優しい歌声、映し出されるテレビシリーズの映像が一体となって、西片と高木さんの軌跡を描き出し、心に深く沁みてきます。そしてラストシーンで描かれるのは…。完全にとどめを刺されました。
今回は上映後に舞台挨拶ライブビューイングがあり、キャストや監督らの話が聞けたのもよかったです。中でも、楽曲や劇伴の大切さを語る梶裕貴さん、「スタッフ含めて誰ひとり1話も手を抜かなかった」と語る高橋李依さんの言葉が印象的でした。キャスト、スタッフ全員が全力を注いで作ったからこそ、ファンの心をつかむ素敵な作品になったのだと思います。
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