劇場公開日 2022年6月10日

「映画のルールとしてこれはいいのか?」劇場版 からかい上手の高木さん mrkc7さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0映画のルールとしてこれはいいのか?

2022年6月21日
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鑑賞方法:映画館

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行かないつもりだったが、魔が差してしまい観てきましたw
時間も短くサラッと観れて良い話。
思い入れの強い人には刺さりまくる作品だと思います。
私自身もかなりニヤけながら観ましたし、意外なシーンではジワっと来ました。

というように良い作品でしたが、劇場で観るべきものだったか疑問が残る。
映画館で見る価値があるとすると小豆島の景色。
ただ本質は物語の中身。テレビでも良いかな。
そしてこれを観なければいけないのか、シリーズ作としてこれを観ないといけないか。

さらに小技が小賢しく思えてしまう点もあった。

大きな疑問はエンディングテーマが毎週変わる点。これは作品が違うものになる。作品の余韻を感じるエンドロールでの主役になり得るエンディングテーマは変えるべきではない。
事前に「明日への扉」から「天体観測」に曲が変わる事は知っていた。正直、1週目に見るべきだったと思った。天体観測がダメではないしテーマにも合っているという点ではテレビシリーズのシンクロするエピソードと曲という面白味からも外れてない。
映画の条件は同じものを観るという事だと思っています。フィルムをコピーして配って上映するのであればできない、ダウンロードして上映している今だからできる事だろうと思うが、それはルール違反なんじゃないの。何回も見される仕掛けって要素が大きすぎて拒否反応が出た結果、星3つと評価させてもらいました。

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後日、2回目鑑賞。
エンディングは明日への扉でした。
完全に違う映画です。
私の感想では天体観測の回はハズレです。
これほど印象が変わるとは思いもしなかった。
やはり映画は最善手のみを提供するもので無くてはならないと思いました。結果的に別の選択肢が最良であっても、毎週内容が変わるというのは、映画では悪手だと言いたい。

mrkc7
mrkc7さんのコメント
2022年6月22日

コメントありがとうございます。
曲の変化は良い点もあると思います。可能性も広がる。が、ちょっと露骨に思えたので意見として書かせてもらいました。そんな事をしなくてもいい映画だったとも思うので。

mrkc7
プリズナーN0.6さんのコメント
2022年6月22日

ただ「シンエヴァ」の庵野監督のように微妙な修正を加えたものに公開の途中で差し替えるケースもあります(もちろん今回の「高木さん」とは意味合いが違いますが)。

そういったものも含めると一概に否定はできませんが、今回はあからさまな客寄せですから、流石にちょっとどうなのかなぁと思います。

プリズナーN0.6
プリズナーN0.6さんのコメント
2022年6月22日

毎週エンディング曲が変わるのは知りませんでした。まさか4パターンもあるとはww

確かに映画と言うのは観客への同一素材提供が基本だという説には賛成します。正にそれがあってこその映画だと思います。

プリズナーN0.6