劇場公開日 2021年12月24日

「映画館で見る価値ないPR映画」香川1区 aiyueniさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0映画館で見る価値ないPR映画

2022年2月11日
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鑑賞方法:映画館

単純

まず、私は自民党支持者ではないです。
ここにたくさんレビュー書いている野党支持者でもないです。もちろん共産党員でもありません。

単に前作が面白く、小川さんが好きになったので、期待度MAXでわざわざ劇場に観に行きました。

ですが、この映画は前作の良さを大量の水で薄めたような二番煎じのPR映画です。

前作はPR映画ではなく小川淳也という人間にスポットを当てた非常に濃いちゃんとした映画でした。

今回は自民党=悪とする監督の政治思想が色濃く出ていて非常に不快でした。取材を断られるシーン等、平井陣営はヒドイと印象付けさせるような意図が非常に不当です。

香川1区という題名にするならば中立な視点にすべきです。

そして何より、今回の選挙戦で1番のキーだった共産党の「き」の字も一切出てこない、選挙戦の実像に黒塗りをしている点が最も腹立たしいです。
この時点で監督が平井さんにPR映画と言われて詰め寄るシーンがありましたが、まさにこの映画は単なるPR映画に落ちぶれてしまいました。
平井さんはデジタル大臣として汗をかいて仕事をしていました。その間、小川さんは自転車乗って選挙活動してました。そりゃ、小川さんが有利でしょ。共産党の応援もあるんだし。無理やり悪者にされてる平井さんがかわいそうでした。

そして、選挙運動最終日も前作のような悲壮感はありません。声もつぶれてませんし。当選した感動もイマイチ。もう続編はないですね。結局監督も平凡な監督でした。もし次回作やるなら、完全に平井さん側に立った映画を撮ってください。まぁ、そんな度胸と根性の情熱はないでしょうけど。

それと、小川さんの言う事は非常に耳障りはいいが抽象的。平井さんの言うことは現実的で実務的。さて、どちらが仕事できるでしょう。小川さんの持論を実行するとなると非常に痛みを伴うのに選挙戦では言いません。人間としては小川さんは好きです。しかし、政治家としては選びたくないです。少しは前作から成長したかなと思ったけど、感情的だし未熟だし、さっさと政治家辞めた方が小川さんも含めてみんなのためなのにと思いました。もっと小川さんに向いてる仕事はたくさんあります。

支離滅裂になりましたが、結論的には、車運転しながら、Amazonプライムで垂れ流して見るレベルの映画でした。

時間とお金返して欲しい。

aiyueni