「正直者が報われた?」香川1区 ブロス777さんの映画レビュー(感想・評価)
正直者が報われた?
「選挙への考え方が変わります。一人でも多くの人に観て欲しいです。」
ドキュメンタリーってこんなに面白いのでしょうか?
前作と思われる「なぜ君は総理大臣になれないのか?」は小川淳也氏のみの10年以上の物語でした。「香川1区」は2021年の衆議院選挙での香川1区のドキュメンタリーでした。ただ、やはり取材に(を)積極的だったのは小川氏だったようで、立民:小川氏7割、自民:平井氏2割、維新:町川氏1割程度の割り当てだったかな?
印象的だったのは、小川氏の街頭演説での事「いろんな問題あるのに、国会は足の引っ張り合いばかりで、もっとみんなで協力してやって欲しい。」確かに不正追及は別なところでやる問題で、国会や予算委員会で取り上げる問題ではないと私も思います。
ここで政治家の仕事について考えてみましょう。私は、「国をよくするための法案整備と、実現に必要な予算の再配分。」その代表が政治家なのではないかと思います。
大人の仕事は「子供たちの未来を守ること。」だとすると、我々大人が一人一人が政治家に頼る、任せるのではなく「自分なら何ができるのか?」を考えるべきではないかと思うのです。
と、なるともっと「我々が政治家を使う。」事を考えるべきですね。
もう1つ印象的だったのは、小川氏の長女への当選後のインタビューでの言葉「今まで選挙に負ける度に「正直者が馬鹿を見る」と思っていた。でも今回は「正直者が報われた。」」と言葉を詰まらせていたことです。
今回小川氏は、家族だけではなく多くのボランティアスタッフに選挙活動を支えてもらっていました。東京・名古屋からも応援のボランティアスタッフが来ていました。
民衆の手による、民衆の選挙だったように見えました。支援者の一人が「これから全国に今回の「香川1区」が広がって行くといいと思う。」と語っていました。ホントそうですね。
> いろんな問題あるのに、国会は足の引っ張り合いばかりで、もっとみんなで協力してやって欲しい
あの質問は、よかったですね。それを言う相手が小川さんでよかった。彼なら理解してくれそう。