ガールフッドのレビュー・感想・評価
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人恋しかった、愛情に飢えてた。将来への不安。 仲間ができて流されて...
人恋しかった、愛情に飢えてた。将来への不安。
仲間ができて流されてしまう。
ここで諭してくれる彼女を見てる人はいない。教育に力を入れていて善悪について語るような家庭環境でもない。
彼女達を見て、自分を守るためには強くなることを学ぶ。
兄は怖い。自分より強い者には逆らえない。
でも、兄を見て怖さで人を支配することを身をもって知っている。
彼女が悪い方向に行っているのは明らかだけど、でも子供らしくいられなかった彼女は、自分のことを守るために、自分のしたいことを力ずくで勝ち取ろうとしていると思った。
強くならないといられない。
強いのが正義みたいになってて悲しくなる。
最初からでも突然でもないように描かれてる。
こういう子達は好まれない。厄介者扱いで好まれないから目を向けられない。とか考えた。
女の子が女の子らしくいる難しさを分からない男の対応も傷つく。
いい子にしている間はだれも気づけない。悪くなるとやっと目につく。
妹の寂しさもそう。
どこにでもある、どこにでもあるのに解決してない。後回しになってる。子供のうちに守られて欲しい。でも気づいたら大人だ。大人になったら関心を持たれない。
最後、どうすれば抜け出せるかわからないけど、彼女の強さは新しく踏み出す勇気になったと思った。
私は孤独で身勝手な日本人のジジイてす♥
それが良いか悪いかの結論は出していないが、同調圧力の違和感を語っている。
先日、旧国営放送(職場のテレビで見た)で、日本人は世界一孤独感を感じている民族と言っていた。さて、この映画では孤独な少女が自立する姿を描いている。しかし、この程度の事なら、日本人だったら理解できるのが当たり前で、昔から『朱に染めれれば赤くなる』と言って、友達付き合いは慎重にと言われてきた過去がある。我が親父も『悪い友達とは付き合うな』と言っていた。つまり、日本人は昔から友達のためにカツアゲすることが良くない事くらい分かっていたのだ。つまり、孤独感を理解して耐える事の出来る能力を伝統的に持っているのではないかと私は考える。
だから、その反動で孤独を感じると、答えを帰しているのだと思う。
私の考えは極論かもしれないが、少なくとも友達のためにカツアゲすることが.良くない事は確かだ。つまり、キズナとか言いながら、家族、仲間、社会を束ねようとする力を、道徳にまで及んで行使しようとする。しかし、日本人はナショナリズムも含めて、世界一自分勝手な民族なのだろうと思う。だから、外国人いわく『日本人って何考えているのか分からない』って。少なくとも、孤独が害毒と解釈する事には疑問を持つ。
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