「バカリズムさんと大九監督の芸人魂。」ウェディング・ハイ masamiさんの映画レビュー(感想・評価)
バカリズムさんと大九監督の芸人魂。
はい。良く私のやんちゃレビューを覗きに来て頂きました。バカリズムさんは「架空OL日記」から大好きになりました。「劇場版 殺意の道程」の時は公開館数が少なくて新宿まで行っちゃった。もちろん「地獄の花園」も好きなんですね。
大九監督は元女芸人。「私を食い止めて」しか観てないんですが。それを観た時に私の頭の中でなにかが鳴り響きました・・・
ジャジャジャ ジャーン‼️
それは大九じゃなくて第9だよ‼️
大変失礼しました。大九監督は、おおく と読むのが正解でした。
とりあえずマクラを終わります。が・・・脱線します。多分。
篠原涼子主演でウェディング・プランナーの話しと思いきや・・・群像劇でした。前半を引っ張るのは中村倫也。優柔不断、付和雷同。ナプキンの色で悩む新婦、遥
いやね!色の種類って何種類あんだよ!知らねえよ!
と・・・ここで脱線します。
私の知人が姪っ子ちゃん(5歳)と塗り絵をしていた時、顔の所は肌色だね。
お姉ちゃん、違うよ!ペールオレンジだよ。
なんと肌色と言う概念は消滅していました‼️
まあ、今時だからね。それで調べたらペールオレンジかうすだいだい。
元に戻します。
誰を呼ぶのかも大問題。親族は当然だが友人関係。新婦 遥 (関水渚)は元カレに繋がる人脈をカット。所がバレた。元カレ 八代裕也(岩田剛典)は・・・
どうせ、気の乗らない見合い相手だろ!俺が乗り込んで奪ってやるよ!
スピーチも大事。彰人の上司 財津(高橋克実)に依頼しました。財津はその日からお笑いの勉強です。
スピーチは上手くいって爆笑の連続。でも長い長い。
映画なんで尺の問題でオチのセリフのみ。そして爆笑。財津はご満悦。助監督がオチのセリフから逆算して完璧なスピーチにしたらしい。あのね聞きたい!全部。例えば落語で、ここらでにがーい お茶が怖い・・・それだけ言っても面白くないでしょ?
逆のパターンもあるよね。世にも奇妙な物語のガード下の出来事。
ガード下で周りの客の話しに密かにに耳を傾ける男。菅原文太。ところが肝心のオチの所で犬が吠えたり、電車が通ったり、邪魔が入って聞けない。メチャクチャ気になる。同パターンで「代打はヒットを打ったのか?」
もあるけどね。
閑話休題(なにはともあれ)式は終了予定時刻を一時間オーバー。訳のわからない紹介ビデオを作った相馬(中尾明慶)のせいもある。次の結婚式の予定が入っている。新婦は余興を一つも削りたくない。さてどうする。どうなる。卒業の映画みたいなシーンがあるのか?
この先は劇場でご確認下さい。
岩ちゃんもよくこの役引き受けたな。
バカリズムさんも大九監督も芸人。お笑いって逆算なんですね。あれも伏線、これも伏線。そして忘れかけた所にドーン‼️まあ複雑と言えば複雑。単純と言えば単純。
どっちなんだよ‼️
読んで頂きありがとうございました。
エイモス・トベルスキーという天才心理学者がいます。本人の死後に共同研究者がノーベル経済学賞を授与。交友のある知識人が「エイモスが自分より頭がいいと分かるのが速い人ほど頭がいい」と回りくどく評しています(自分こそが一番だぜ❗️と言いたいだけ?)。そのエイモスが、こんなことを言ってます。「興味深いことは興味深い物語をまとめあげることが出来る人のそばで起こる」
興味深い→面白いに置き換えたら、そのままmasamiさんのことになるなー、と
思わず膝を打ちました。