「大九の仕事」ウェディング・ハイ t2law0131さんの映画レビュー(感想・評価)
大九の仕事
大九明子監督とバカリズムの脚本が、どのような化学変化を起こすかという、マニアックな期待とともに鑑賞。伊坂幸太郎ばりの、ワケ有り登場人物が、最後まで有機的に計算された関係性をもたせる脚本。しかし、文字面ではよいものの、映像にしたときは、大九監督は苦労したかもしれない。すなわち、どこをスクリーンに焼き付ければ良いのか迷うような複合的なシーンが多くあるためだ。とはいえ、大九監督の乾いた、一歩引いて冷静さを持った「笑い」のシーンの描写は、ならではの芸風なのだろう。
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