ライダーズ・オブ・ジャスティスのレビュー・感想・評価
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どっちなんだいッ!!
ストーリーもキャラクターも素晴らしい。 人間なんてけっきょく何かしら欠けてるもんで、 それを補い合えるような人との出会いが大切。 ただ一人ひとり違うのも当たり前なんだから、 お互いに分かり合えるまでなんだかんだやってこうぜっていう。 我が家の息子ちゃんもだんだん主張が強くなってきたもんで、 そういう人と人との折り合いというか 時間をかけて一緒に目指していくものっていう部分をつよく感じた。
一言「え?え!マジか!!」。
尺は2時間、斜め上をいく予測不能の展開に、目がまん丸。 列車事故に巻き込まれて亡くなった妻。 でもそれは、仕組まれた事故?。 もし席を譲られていなかったら、命は落とさなかった? そもそも娘の自転車が、盗まれていなかったら?。 席を譲った統計学者とその仲間と一緒に、軍人の主人公が「敵討ち」を計画。 軍人✖︎数学者‘sのチームワークが、固まっていくところ。 ターゲットを見つけてから、どうなることかとハラハラしっぱなし。 相手を特定する作業で、ネット上に溢れる「個人情報」を使って。 お互いを見つけていく過程も、ゾゾー。ここ結構全身寒気。 コンピューターを使っても、最終決定は人間。確率じゃない。 着眼点が面白かったので、案外どこかでリメイクされそう。 ⭐️今日のマーカーワード⭐️ 「人生は不確かだ」
偶然?いや、全ての事象に必ず原因がある、と思いたくなる。
過激な復讐モノかと思いきや、まさかのヒューマンドラマな展開。主演マッツ・ミケルセンというだけで、見た目のゴツさから勝手に思い込み。 事故で妻を失い、任せきりだった子育ての皺寄せで娘との接し方に悩む軍人マークス。愛する母を亡くし、急遽戦地から戻った父に戸惑いながらも、立ち直ろうとする娘マチルデ。 どれだけ屈強でも、心に葛藤は抱くし、悩みながら努力もしたり。母の死の原因を自分なりに整理して、乗り越えようとしたり。 上手く相手に伝えられない、そのもどかしさを見事に演じているマッツ・ミケルセン。 登場人物それぞれが得意な分野を持ち、何かしらの弱さを心の内に秘めていて、それに気付き、気遣いつつ、受け入れつつ話が進んでいく。何とも言えない優しさというか、もどかしさというか、温かいというか、心地良いというか。 そしてROJ。タイトルでもあるライダーズオブジャスティスは『正義のバイク乗り』、ではなく『正義に乗っかるモノ達』だったのかも知れない。 見た目以上に心地良いラスト。この絶妙な展開の脚本と、静かに淡々と進んでいく演出を楽しんで。戦闘シーンは容赦無い描写なので鑑賞の際は注意。
このチームの続編を作ってほしい
これはちょっと予告からの予想とは違う映画だったかな。 ジョン・ウィックのような激しい復讐劇を期待していたのですが、意外と心の苦悩を描いたドラマ要素も多い印象でした。 しかし笑えるシーンもあり、ブチ切れた時のマッツの銃さばきは爽快! それぞれタイプの違う凸凹チームが、意外な特技もあったりして面白い(笑) それでいて前途のようにドラマ要素も多いので、見ている側も「あぁ、確かに…」と気付かされる部分もあったりします。 重めの雰囲気でも長くは感じない、なかなか面白い作品でした。
切なく悲しいはずなのに、シュールでコミカル
マッツ作品の中でも上位に入りますね🤩面白かった!まずマッツの無双さがクールでカッコいい😍。皆んなそれぞれ問題を抱えていて、切なく悲しいはずなのに、シュールでコミカルに仕上がっています。音楽に聖歌が入ってるのがまた良い。ラストまで笑わせてくれました〜かわいい💕🎄。忘れた頃に伏線回収もきっちりと。
2022 145本目
マッツミケルセンかとおもうような体型と姿でした。面白かったです。オタク3人組も笑 登場人物全てに暗い過去があり。。。 相手ギャングは少しかわいそうな部分もありましたね。久しぶりにDVDで良作を観ました
一筋縄ではいかないお話でした。
最初はこのタイトルから、“ヘルズエンジェルス”のようなバイカーギャングのお話かと思っていたもので、マッツさんの革ジャン&バイクに乗る姿を拝めるかと思っていたんですが(´∀`;A でも、今作でもまた違ったマッツさんが見られたので良しとしておきましょう。 マッツさんも幅広くいろんな役をこなされていますが、どんな役を演じられても自然な感じがしますね。 マッツさんって普段はどんな感じの方なんでしょうね? それは兎も角、いつもの如く予備知識をほぼ入れない状態で鑑賞し始めたですが…こういったお話だったんですね。 妻を殺された男の復讐譚かと思っていたのですが、そう単純にいかないところが北欧らしい気がしました。 あの結末はよくよく考えれば納得いかないものでしたし、ジャンル分けも難しい作品ですが、主人公を含め心に傷を持った登場人物たちがお互い支え合いながら立ち直っていく様は悪くないですよね。 ただ、ライダーズ・オブ・ジャスティスの扱いが酷過ぎる気もしましたし、ROJという組織についてもう少し描いて欲しかったですよね。 あと、出来れば娘さん、もう少し可愛い子の方が良かったな(´∀`;A
中途半端感が半端ない
ギンレイホールで、上映最終日に鑑賞しました。 列車爆破で妻を殺された主人公の復讐ストーリーです。英語ではない映画を鑑賞するのが久しぶりでしたが、アクション含めてレベルの高さに少し驚きました。一方で、話のつながりがやや緩慢な感じもしました。
心理描写が抜群のフェアリーテイル
ご都合主義で話が進んでいくけれど、登場人物一人ひとりに丁寧なバックグラウンドとエピソードが描きこまれていて、わざとらしいところがなくストーリーに没入して鑑賞できた。 実はマッツのスモーキーベルベットヴォイスを堪能するぞーと張り切って観にきたら、マッツは寡黙だし頑固でいかつい「ザ軍人」を演じていらした。 そして、常に怒りと焦燥と喪失との折り合いのつけられなさを内包した氏の演技にぐっときたけれど、脇をかためる方々の演技にも胸せぐる思いをさせられた。 いいなー好きだなーデンマーク映画。 ストーリーどうでも良くなるくらい人物描写の細やかさ&それを表現する俳優さんたちのすばらしさよ……。 ラストのめでたしめでたしな感じにも◎ イブに鑑賞できたら良かったなあ!
デンマークのタランティーノ的な
2020年デンマーク映画。 Anders Thomas Jensen監督で、同監督の映画をはじめて見た。 クオリティの高さにきょうがく! あまり見ない国の映画に感心したとき、映画なんてけっこう見ているようで見てないもんだなあ──と思う。 母親を列車事故でなくした父娘の話。父娘の再生のドラマを主軸にしてコメディとバイオレンスが絡む。 登場人物に庶民らしさがある。生活臭と多様性がリアル。だけどミケルセン演じる軍人は一騎当千。オタク仲間の三人衆が誤情報を持ち込んだせいでギャング団を全滅させてしまう。興奮と哄笑。ねじふせるようなダイナミズム。 脚本、撮影、俳優たちの存在感、アクションとユーモア。青い自転車。赤い自転車。映画のパラメーターがすべてたくみ。なんといったらいいか、形容しづらいが、タランティーノにぜんぜん負けてない。ひたすら圧倒的だった。
うわぁ・・・って感じの展開
2022年劇場鑑賞64本目。 なんとなく紹介文を見たら予測不可能な復讐劇みたいな事が書かれていたのと、予告の時点やり取りからどんどんコメディ方向に進んでいくのかと思ったらそういう事じゃなかったぜ! いやまぁ悪党だからいいんだけどさ・・・という展開で、今思うと初期北野作品の感じかもしれません。
偶然、あるいは運命についての物語
ぶち切れた軍人と理系のオタクたちがチームを組んで、悪人どもを血祭りにあげていく。バイオレンスで味付けしたコメディーなのかと思っていたら、ことの真相が明らかになった途端に、そうした映画の見方がひっくり返される。 これは、「偶然」にまつわる現代のおとぎ話。偶然とは、人間が意図的に作り出すことのできない事の成り行きであり、「運命」と言い換えることもできる。運命に抗うのか、運命を受け入れるのか、果たしてどちらの選択が正しいのか?見かけのドタバタとは裏腹に、そんな、深い問い掛けが浮かび上がってくるのである。 ただ、主人公たちが、偶然を否定して暴走したあげく、悪の組織を壊滅させて、家族のような仲間になれたのも、すべては、偶然の賜物、すなわち運命であったと言えるのだか・・・
これはデンマークの「偶然と想像」?!
※星取り表は苦手。何か書きたい!と思わせた時点で星5つ! これは、 デンマークの「偶然と想像」だ。 いや、 「偶然と想像」凶暴版だ。 いや、、、 「想像」じゃなくて、 「偶然と思い込み」だな。 数学者の並び立てる数字は、 よく分かんなかったけど、 そりゃ偏った視点で見たら、 思い込むわな。 数字って根拠に見えるし。 「Mr.ノーバディ」みたいなもの? て思って観始めたら、 そういう相似感はなかったけど 私自身の感想は似てた笑 つまり… そんな簡単に殺しまくるの、 why〜?なんなの?!国民性? っていう感想と あと… マーク(マッツ・ミケルセン)の 色気がやばい …みたいな感想ね笑 最近、血の繋がらない家族、 というものについてよく考えるから、 クリスマスのダサいセーター着て 集うのを見て、 ああいいなぁー、て思ったことに苦笑 教訓は、 思い込みは危険。 大事な人とはコミュニケーション取ろう。 人殺しはナシよ😉
マッツ怒りの大爆発かと思いきや…
坊主にあの長髭。 色気溢れる、いつものマッツではない。 妻を殺された怒りによる復讐モノかと思いきや… マッツのあまりの手を出す早さに驚きつつ、 まさかの流れに主題は復讐劇じゃないのねぇと関心した。 予告からこんなラストになるなんて全く予想できなかった。 登場人物は心に傷を抱えたり、社会に馴染めなかったりしているが、誰しもが持つ不完全さを今作では肯定してくれている気がした。
うまくいかなくてもやっていくしかない、それぞれの人生
タイプは違うが不器用で生きにくさを抱える男たちが復讐に挑む。のであるが、ただのバイオレンスアクション復讐話ではなかった。 デンマーク、冬の北欧の曇り空の下。うまくいかないけどそれでもやっていくしかない、それぞれの人生が描かれる。 人生の選択肢に迷い、後悔した経験がある大人なら共感できるはず。
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