「陰謀論の行きつく先」ライダーズ・オブ・ジャスティス よしさんの映画レビュー(感想・評価)
陰謀論の行きつく先
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電車事故で妻を失った軍人が、事故の陰謀を信じ、ギャングに闘いを挑む物語。
リベンジアクションを想像しての鑑賞でしたが、寧ろ人間ドラマに振った映画でした。
日常生活に馴染めない職業軍人。妻の突然の死を受け入れられずに苦しみます。しかし、その「苦しみ」を自覚することが出来ずに、最愛の娘と衝突していきます。
陰謀論にしがみ付かざるを得ない主人公を、ややブラックユーモアを交えながら、それでも切なく描いていきます。
「陰謀論は陰謀論でしかない」。そんな結末は、観たいものしか観れない人間の悲しい性を現した秀逸な展開ではありました。しかし、(例え悪党とはいえ)勘違いで惨殺された人がいる・・・という展開は余りにも無残で後味の悪いものになりました。
主人公達がそれをどのように背負っていくのかが物凄く重要だったと思うのですが、その描写が見事にスルーされていることも、後味の悪さに拍車をかけてしまったように思います。。
私的評価は3にしました。
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