あのことのレビュー・感想・評価
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主婦になる病
堕胎が違法な60年代フランスで望まぬ妊娠をした教師志望の大学生の話。
フランス映画にありがちなシーンのブツ切りを繋いだ様なテンポの悪さで、「まだ生理が来ない」な3週からみせていくけれど、言う程機微みたいなものがあるわけでもないし、そうなったことへの後悔とか振り返りとか反省も無く、ただただどうしよう堕ろさなきゃ。
あぶったヤツは痛々しくてイ~ッ!!てなったけど、あんまり危機感とか切羽詰まった感じも無いし、終いにゃ今のうちにポンピエと!?
最後だけは流石にそれっぽくなったけれど、自分にはあまり面白いと思えるところがなかった。
予定外での経験がある女性ならもう少しハマるのかな…。
ヴェネチアで満場一致の最高賞
ヴェネチア国際映画祭にて、ポン・ジュノ率いる審査員が満場一致での最高賞!!
って事で、楽しみに待っていた作品です。
観てみて、なるほど、納得の出来。
最近、アメリカでの中絶の権利がニュースになってたけど、
中絶が禁止されていた1960年代のフランスを生きた、作家アニー・エルノーの実体験を映画化。
4か4.5で迷ったけど…
裸満載の体当たりの演技…
終わりまで続く、高い緊迫感…
時事にマッチし、深いメッセージ性を含む、映画内容…
100点満点で、85点~90点ぐらい。
2022ベスト10に入ります。
妊娠を経験する女性は同性として、深い共感を感じると思いますし、
痛みが分からず、加害者になりえる男性こそ(自分を含め)観るべき作品では?
下らなくない、すごく価値ある映画だと思います。
2022年の終わりに、すごい映画きた。
めちゃくちゃ痛い…
作中で誰一人「赤ちゃんが可哀想」と言わなかったのが、その時代を表しているように感じました。本当に赤ちゃんは、女性の社会進出において邪魔者(と思わせる社会)だったのでしょう。
妊娠出産子育てによって何かを諦めた人は、今も変わらず多いはず。中絶が良いか悪いかは置いておくとして、女性も男性も、もっと自由に生きられる日が来てほしいと思いました。
悍ましくもあり、身勝手でもあり。
墮胎を巡る、それぞれの国の考え方もあるだろうけど。
問題は堕胎か?
それ以前に、妊娠する行為を自らの意志でやったら、その責任はその人にあるでしょ。
女性の権利の問題じゃない。
自分の体が傷つくなら、自分の未来を棒に振るとわかってるなら、ほかにやりようもあったでしょ。
奔放にやりまくって、妊娠したら運が悪かった、それは違うよね?
身勝手としか言いようがなく、観ていて気持ちが悪くなるほどの嫌悪感と腹立たしさしかなかった。
堕胎せざるを得ない場合もあるだろうけど、アンヌの場合は、自分勝手な結末としか思えないんだけど。
二度と子どもを持とうなどと思うなと、あの臍の尾を切る勇気もないくせに。
今じゃない。
彼女のその身勝手なセリフに、腹が立って仕方ない。
12週の人の形ができつつあるこどもをなんだと思ってるんだろう。
大学に行かなくても、才能があれば作家にはなれるのでは?
命と引き換えにするほどの夢なのか、往生際の悪い女子学生の身勝手なストーリーにしか(ストーリーでもなく)思えなかった。
偶然の符合?
ノーベル文学賞を受賞したアニー・エルノーの原作。最近『シンプルな情熱』というお洒落ポルノグラフィ映画を観た記憶がある。
テーマは望まぬ妊娠と、アンダーグラウンドな墮胎のお話。アメリカ映画では「17歳の瞳に映る世界」(2020年 エリザ・ヒットマン監督)で同様のテーマを取り扱い、ベルリン映画祭で銀熊賞を得ている。
本作はエルノーの自伝的な小説を原作とし、女性のオドレイ・ディワンが監督したもの。60年代の墮胎が非合法だったフランスが舞台だ。ヴェネチア映画祭で金獅子賞。欧州では、正面から墮胎と向き合う作品に、宗教的な原理も含めて、刺激されるのだろうか?ディテールは、女性監督ならではの部分もあるのだろ。
望まぬ妊娠
原作は事件
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