「驚きがない」ある男 iさんの映画レビュー(感想・評価)
驚きがない
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在日 死刑囚の息子
その生き方にフォーカスするのはよかったと思うが
正体がわかってからは退屈な時間だった。
この男はもっと別の顔があるのではと期待して
最後まで見たが説明されている通りの男。
ルーツに着眼するのはいいがその人がどんな苦しみを負って生きたかが
劇中ではそこまで触れられていないので
見た人の想像に委ねられている。
ある程度非難されて生きたり苦しい経験をしていたのは
思いつくがもっとそこに具体性があったら良かった。
窪田正孝がスケッチに描いた絵は何を思って書いたのか
父の呪縛から逃げられないことをあらわしたにしても
あそこまで嫌ってる親の絵を真似する心境が分からない。
死刑囚の息子だと観てる側に気付かせる為だとしたら短絡的すぎる。
原作は読んでいないのでもしかしたらもっと深い話なのかと。
普通の生き方をすることはとても難しいと考えさせられるが
その境遇に入り込めなかった。
全体的にだらだらと進んでいく感じがして時間が長く感じた一本でした。
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