「小説と同じ位かそれ以上」ある男 coomoonさんの映画レビュー(感想・評価)
小説と同じ位かそれ以上
平野啓一郎の小説は大抵読んでいる。
だいたい映画化すると、残念になる事も多いと言われているが、この映画は小説と同じ位良かった。
安藤サクラは淡々と夫を亡くした妻を演じている。妻夫木聡もいい。
それに柄本明は怪優。あの人が静かに流れる映画の中に不穏な雰囲気を作っている。
亡くなった夫がどう生きてきたのか。
丁寧に描かれている。世の中にはいろんな人が溢れてるけど、こんな風に生きてる人いるかもしれないよね。生き直そうとしてたんだな。
あらすじはやりきれないものだけど、最後は辛く悲しくなんかない。それがいい。
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