「戸籍は偽りでも真実の愛があった」ある男 エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
戸籍は偽りでも真実の愛があった
世の中には名前を変え素性を偽らないと生きられない人がいる。他人の戸籍を自分のものとして。
窪田正孝さんが演じたのはそんな男。しかしいくら人を避けても人に惹かれるのはやむを得ず。
そんな男に惹かれ再婚したバツイチ子持ちの女性を演じた安藤サクラさん。
二人が暮らした数年間。
不慮の事故による夫の死。
中盤からは妻夫木さんが男の素性を追うミステリーとなったが、自分にとってはピュアなラブストーリーだった。
そう、観る我々は男の人生において最良の時であったことを知る。
二人が暮らした幸せな時間を思い涙した。
幸せの真っ只中で逝く無念を思い涙した。
「幸せが永遠に続けばいいのに」といつも思う。
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