「描かれない人生まで想像させる役作り」ある男 トラヴィスさんの映画レビュー(感想・評価)
描かれない人生まで想像させる役作り
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全ての登場人物が描かれていない人生まで
容易に想像させる凄まじい役作り。
本人の意思に関係なく
背負わされる容赦ない現実。
自分の意思を最優先し
他人を慮る気持ちが欠如した
残酷な偏見やヘイト。
普段のニュースでは見えてこない
加害者家族が受ける理不尽で厳しい現実。
何気ない朝の食卓のシーンが
窪田正孝演じる「ある男」にとっては
何ものにも代え難い幸せな時間だったのですね。
当たり前の日常が過ごせるありがたさ。
最後のあのシーンは個人的には蛇足でした。
ドキュメンタリーレベルの素晴らしい作品が
あの場面で急に映画っぽい映画に。
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