「韓国社会の闇と光」声もなく ぽてちさんの映画レビュー(感想・評価)
韓国社会の闇と光
口のきけない青年と足の不自由なおっさんのコンビは、鶏卵の移動販売の傍ら闇社会での“死体埋葬”で生計を立てている。ある日、間違えて誘拐されたうえ、親に身代金の支払いを渋られている女の子を押し付けられ、途方に暮れた2人は……。
監督は本作が長編デビュー作となるホン・ウィジョン。血なまぐさい描写を抑え、ハンディキャップを持つ青年と世話好きな少女の交流を温かな目線で描いている。奇妙な“疑似家族”は、少女にとっては実際よりも確かなものだったのだろうか。
コメントする