死刑にいたる病のレビュー・感想・評価
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Fランク映画の真似をして、良い子は人を傷つけぬ様にね♥
ストックホルムシンドロームの変形型の薄気味悪いお話。
Fランクの大学?
Fランク大学の法学部の学生に真実を暴かれてしまう。絶滅危惧種大和民族の警察行政が、24件の連続殺人鬼を見逃す程『稚拙な集団』ではなかろう。また、司法組織も『見なし』で犯罪を弁護したりはしない。
また、キルケゴールを持ち出す程、犯罪が実存主義を無視したDNAによるものと言う味方も偏見を生む。
どちらにしても、原作者の精神構造にもう少し冷静さを求めたくなる。
それならば性犯罪まで及ばねば嘘になる。やってる事はペド◯◯◯◯の最悪の犯罪。この映画ではそこをゴッソリ抜粋してしまって、犯罪を綺麗ごとにしてしまっている。これをれっきとした性犯罪として見れば、24人の魂でストックホルムの街は瓦解する。
連◯幼女殺◯事件に哲学はなかったかはずだ。
感想メモ
阿部サダヲの表情が素晴らしい、光がない目…
肯定して、選ばせる
今日はどっちが痛いことしてくれるの?
女の人途中まで主人公に対する言動キモいなーと思ってたら、最後まさかの!!剥ぎたくなる?で目のぎらつきが変わってよかった
君みたいな普通の人は特別な存在になりたがる、自分が殺人犯の息子だと知った瞬間無敵に思えてきただろう?みたいなセリフ刺さった、自分の本質を見透かされている気がして
裁判傍聴芸人の阿曽山大噴火がいた!
絶望と拒絶、そして人間の不確かさについて
私はシリアル・キラーが登場する作品が好きた。そして、シリアル・キラーのキャラが好きだ。
衝動型より秩序型が好みで、こだわりが強く几帳面なタイプ、己の理想とする儀式を遂行するタイプだとなお良い。そういう意味で、「死刑にいたる病」の榛村大和はメチャメチャ好みのタイプ。テンションの上がるシリアル・キラーである。
冒頭からちょっとヤバい文章を書いてしまったが、なぜ彼らが好きかと言えば「他人の心の奥底は理解しようがない」という大原則を常に思い出させてくれるからだ。
ある程度推測は可能だし、倫理的・道義的に逸脱していても「止められない衝動」と「行動に至る過程」については理解できる。だが、どうしても完全に理解することなど不可能な「不確実性」が必ず残る。そこがある意味とても人間らしく、リアリティはそれを根拠に存在する。
人間は不確かな生き物である。今このレビューを書いている私も、今このレビューを読んでいるあなたも、この映画の主人公である雅也も、この作品で23人の高校生を殺害した大和も、みんな不確かな生き物なのだ。
ある時は聖人君子のように振る舞い、またある時は動物的で、堕落した瞬間もあれば高潔な時もある、そんな生き物なのだ。
雅也が「殺人鬼の息子」であるかもしれないという可能性に、不安よりも希望や愉悦を抱いたように、一見矛盾するような感情が同時に人間を支配する。
この映画は、「犯人」大和と「探偵」雅也がゆらゆらと不確実性の中で揺れながら、重なったり離れたりすることそのものを楽しむ映画なのだ。
もっと言えば衿子と金山にも重なりがあり、雅也と金山にも重なりがあり、衿子と桐絵にも重なりがある。そうやって複数の人物が加害者と被害者を結びつけるように見えてくる構造が秀逸なのだ。
タイトルがキルケゴールの名著である「死に至る病」にインスパイアされたものであることは想像に難くない。
難しい上にボリュームもあるので簡単にまとめると、キルケゴールの言う「死に至る病」とは絶望のことであり、絶望とは人間だけが持つものだ。キルケゴールの「絶望」は、自己に対する理想と現実のギャップや自己と世界のギャップによって生じる、一生つきまとう問題である。絶望とは生きながらに死んでいる状態で、これを「死に至る病」と呼ぶ。
では、「死刑にいたる病」とは何なのか。単純に考えれば、「死」と「死刑」の決定的な違いは他者の介在である。「死」は等しく誰にでも訪れるが、「死刑」は他者から宣告され執行されるものだ。自己が他者にとって理想的で無い場合、つまり拒絶の状態こそが「死刑にいたる病」なのではないかと考えられる。
大和は一見地域社会に溶け込み、拒絶とは無縁そうに見える人物だが、根本の家族関係で明らかに拒絶されて育っている。拒絶、というキーワードに着目すると、雅也も、衿子も拒絶によって孤立している状態を長く経験している。
この拒絶こそが、大和の起こした事件のきっかけであり、雅也と大和を結びつけるきっかけでもあるのだ。
生きながらにして死んでいる状態が絶望であるならば、生きながら「死刑」を宣告されている状態を何と呼べば良いのだろう?
そしてその行き着く先はやはり「死刑」なのだろうか?
拒絶の反対が「受容」であるとすれば、他者から受容されることによって自己は救われると信じても良いのだろうか?
大和が行っていた犯行は、ある意味この受容を逆手に取った巧みなマインドコントロールとも言える。拒絶の恐ろしさを知っているからこそ、拒絶から必死に這い上がろうとする少年少女たちの心に上手く入り込み、「受容」を餌に次々と獲物を手にかけていくのだ。
それは母の爪を痛めつける「拒絶された子供たち」から母を守ろうとする行為でもあり、自分に対する罰でもあり、また自分と同じ境遇にある子供たちへの愛着でもある。
シリアル・キラーは面白い。愛も憎しみも善も悪も全て極端から極端に振れて、しかも同時に存在している。そして、結局のところ完全に理解することなど出来なくて、いつまでも心を捉えて離さない。
サスペンスとしての出来栄えも十分楽しめる上に、素晴らしいシリアル・キラーに出会わせてくれた今作は、しばらく私の心に染み付いて離れないだろう。
冗長 ただただキモイ 無理筋
ダラダラと長い
元々個性が強い役者がやりすぎると
趣味の悪いコメディ クソつまらん
過激な暴力シーン
過激と言うより ただただ気持ち悪い
過激なシーン出せば 目を引くだろってのが透けて見える
展開も不自然
筧くん 突然ぶつかったおっさんを殺しかけるのは無理があるよ
人心掌握がうまいと面会時間が伸びる?
都合好く手紙でて来る
は?は?は?
とんでも犯罪者描きたいんだろけど無理筋です
そんなんを踏まえると 面会室での名優の対峙も
どーでも良くなる
つまらん2時間 キツかったー
阿部サダヲの演技力は申し分ないが・・・
小説は未読です。
映画だけでみると、何か腑に落ちないまま終わってしまった。
はいむらがなぜサイコキラーとなったのか、が
今作で描き切れていなかったため、
殺された子たちの無念さだけが強く残り後味が悪い。
殺された子たちも真面目なところしか描かれていなかった
ので、親に抑圧され自尊心が低い、という
はいむらの動機となる姿まで見えなかった。
阿部サダヲの演技力は申し分ない。
しかし今回、やっていることは充分サイコキラーで見るに耐えないが、
はいむら自体にサイコキラーとして震えるほどの恐さは抱けなかった。
岡田健史の演技は良かった。
サイコ側にいきそうな危うさを感じた。
予想できなかった、、
24件の殺人事件を犯した犯人が1件は自分じゃないと主人公に言い、その事件について主人公が調査していく話
•最初の方が結講グロくて驚いた。
•どこかで特別な人間になりたいと思っている。これはめっちゃ共感できるけど、父親が殺人犯というのは嫌だな、、主人公はすごい影響されてたけど、、
•事件の真相も予想できなかったし、終わり方も怖かったのはよかった。
うーん、サイコパス!
CMが独特でずっと気になっていた作品。
阿部サダヲの目の演技、素晴らしかった。
ストーリーとしては、
榛村のサイコパス具合に痺れました(憧れはしない)。
特に少年たちに切りつけ合うのを選ばせる、
その子達が大きくなっても執着し、また新たな罪悪感を植え付ける徹底ぶりには脱帽しました。
根津さんを自身のこだわりに反し、
あの殺し方したのも、彼女が潔癖症で汚い場所で殺すのがベストの嬲り方だと判断したのか、と納得しました。
ただ、気になったのは
爪に執着していた理由が母親が爪が綺麗だったからという理由(安っぽい)。
榛村を通報した子、どうなったんだろうと思っていましたが、まさかラストに出てくるとは…。面白かったです。
映像はグログログロといった感じでしたので、
一緒に視聴する人は選びましょう。
物語はありえない最悪
いつか観ようと思っていて
Netflixで配信になっていたので
ようやく観れました。
阿部サダヲさん不気味でした。
カラコン?入れてるから
目があんな風に映るのかなぁ
とか思いましたけど。
物語的には、ありえないしかない。
23人?連続殺人が出来るとも思えない。
ラストも、本当にないわぁ〜
どれだけ、主人公の阿部サダヲさんに
囚われて生きている事に???
精神異常者の事の話しを本気で聞き過ぎ、
弁護士と岡田くんが言い争うシーン
弁護士が正しいに決まっているのに、
殺人鬼にのまれすぎではないのかな?
主人と観ましたが、ラスト2人は
幸せにしてあげれば良かったのになぁって
最後まで連続殺人鬼に囚われていて、
本当にバットエンドでした。
岩田剛典さんが出ていて
ビックリしました〜別人だった。
阿部サダヲの語りだけで十分ホラーだと思う
残虐シーンとって付けたように映った。好みの問題かも知れないけど。爪を剥ぐのは捜査会議とかで言及するに留めてもあの桜の花びらみたいなのってと分かるし却ってゾッとする度合いが高まるような気がする。ちゃんと最初からやっていたように処理していればと事細かく処理の仕方を挙げ連ねたりとか前はしっかり拘束していたのにとか淡々と供述する異常さや、そこにいないのに気持ちを掴まれている、信じたい人が彼によってコントロールされている、掴みどころのない不気味さを血とか泥なしでもっと際立たせてほしいと思った。でもサラリーマンへの行き過ぎた暴力の後での傷を舐めるところとかは必要なんだろうとは思う。
阿倍サダオの凄さ
役者のそれぞれの演技が絶妙に絡んでいる作品でした。
特に光っていたのは、やはり主演の阿倍サダオさんでした。どこにでもいるような優しい雰囲気のあるパン屋さんから何人も殺す事を厭わないシリアルキラーまでの幅がすごいと感じた。
とても激しい表現をするでもなく、静かにあるがままの怖さを演じていた。
他にも幼少期から洗脳されていた子供から大人になった人物を演じた岩田剛典さんもすごかった。
完全にオーラを消して、落ち着きのある恐怖を描いた。
阿倍サダオさん演じるシリアルキラーは、人の心を掌握しながら、相手の信頼関係を構築して、それを壊して殺してしまうという性癖の様な心の病に似たもの持っていた。
この作品では、何人もの人殺しが悪い。
人の心を操る奴が悪い。
そういう事よりももっと根本的な部分があるなと感じた。
今に生きる人達が当たり前の様に生活していてもどこかで自分の事をを褒めてもらいたいという欲求がある。
それを求めていても、誰かがしてくれるわけではない。
誰もがそんな中で生きている中で簡単に心を奪われてしまう事ができてしまうという怖さを描いた作品だと感じた。
お前もか
グロさに直視できないところが多々あったけれど
引きこまれた!
阿部サダオもすごいけど
岡田くんも負けないくらいの雰囲気を醸してた!
親も大学の連中も酔っ払いサラリーマンも
こんなの周りにいたら
生きていくの嫌になるだろなってくらい
リアルな嫌らしさ。
対局に、殺人犯のはずなのに心開きかけるはいむらさんの存在
抑圧されて生きてきた子と
仲良くなって信頼させて服従、痛めつけたい
とんでもない、病気…
もう死刑になる身だけど
拘置所から感染させていき
岡田くんはギリギリ気づいたけど
まさかのガールフレンドが感染してた
てことでよいのでしょうか…
水上?岡田?
雅也役の人って、水上なの?岡田なの?
最近セリフが聞き取れなくて、日本語なのに字幕かってね。
阿部サダヲのセリフは聞き取れるけど、雅也は何言ってるかわからんのよ。
オドオドした感じを出そうとしてるのはわかるけど。
本当困るわ。
法律事務所ってあんなに簡単に資料見せてくれるものなの?しかも名刺作って。
車に乗せるシーンもかなり大胆。
気づかれないものかなぁ?
グロいシーンも多かったけど、あそこまで見せないといけないのか?
ガラス越しの面会。
映り込む顔を重ねるのはよく見るね。
みんなあれが好きなのか…
あと一歩…
ラストあっても、不気味さが足りなかった気がした。白石作品に期待感が大きく、麻痺しているのかも知れない。柔和な表情の阿部サダヲがとんでもない怪物というギャップは良かったが、刑務所という動きが無いだけに少し飽きてしまった。ミスリードも含め、身近な人に関係ある人が多過ぎた。
わからなかった。。
うーん、なんだかよくわからなかった。
24人を殺害して死刑判決を受けた榛村が、昔自分がやっていたパン屋に足を運んでいた当時中学生少年雅也を数年ぶりに会いたいから刑務所まで面会に来てくれと唐突に連絡が入る。
榛村は23人は自分が殺したが一人だけ自分じゃないから捜査してくれと頼むことから物語は始まる。
設定自体は非常に興味深くてどんな結末が待っているのか、おそらくこの謎こそが物語全体の面白さになるはずだった。だが、結局どんな意味があったのか?映画の中ではそれを説明することはなく「想像すればわかるでしょ?」みたいな終わり方をしている。
まあ僕の問題なのだろうが全くわからなかった。
榛村が好きな人をなぶり殺し爪を集めるということに執着する変態という設定はまああるかもしれない。人の性癖は色々あるしサディスティックな面もあるからだ。
だが榛村がわざわざ雅也を選んだことも雅也がそれを受けたことも多くを語られることはなかった。榛村は雅也に同じ素質を見抜いていたのだろうか。榛村は雅也に理解をして欲しかったのだろうか?雅也が人を殺すことにブレーキを踏んだことや自分が父親でないことを残念に思っていたようだし。
また、お母さんと元同僚だった事などかなり意味ありげであるにもかかわらず大した問題ではなかったことや、根津かおるが結局どっちが殺したのかわからないこと、榛村が殺したとしたのなら同じ手順を踏まなかった理由(好みの年齢じゃないから?)、など決着がつかないことが多すぎな気がした。
ラストで灯里が唐突に好きな人の一部を持っていたいという気持ちわかるとかなんとか、あれはなんだったのだろうか?灯里も榛村に同じ素質を感じたので生かし育てたということなのだろうか?雅也も死刑にいたる病を患っている理解者として生かされていたのだろうか?とにかくラストの安っぽさはないなと思った。
こういうドラマは謎解明の驚きを見たいから、曖昧に過ぎて行くと物語としてスッキリしない。
様々な映画で殺人鬼の色んな性癖が出尽くしているので殺人鬼の考え方とか性癖などは複雑になればなるほど苦笑いをしてしまいたくなる。
なので謎解きの衝撃だけは頑張って欲しかった。
阿部サダヲの目が怖かったが、阿部サダヲって上手いのかなんなのかよくわからないよね。
75点
【映画評価:75点】
内容の美しさ。
これについては、
素晴らしいの一言。
この作品の良さは、
阿部サダヲさんの演技力の高さもありますが、
作品に引き込む力にあると思います。
総じて脚本と演出も全て凄かった。
本当に130分もあるか?
90分映画だったのでは?と勘違いしてしまう程
引き込まれていたみたいです(汗)
オチも良かったです。
気を抜いていた訳ではなかったですが、
手のひらで遊ばれたと
視聴者として体感してしまった。
ゾクっとします。
話しは変わって、
タイトルについてですが
私には理解出来なかったです。
死刑にいたる?
そして病?
これは、どういう意味なんだろうか。
作品を見ても、納得感がなかった。
[死線]とか[君たちを愛死てる]
みたいな分かりやすくて良かった気もします。
【2023.6.8観賞】
オープニングが最高潮
オープニングの映像と音楽が素晴らしいですが、その後すぐに不快なシーンが入り意気消沈。我慢しながら見た爪に関する伏線は中途半端な回収。
血まみれの傷舐めてくる彼女に全く共感できず、その彼女に関するラストのオチも唐突、どうやって主人公との関係性知った?
最も理解に苦しむのは人を殺さなかった為に子供でない事がわかったという部分。そんな台詞この時代に言わせますかね。劇中最も冷めたシーンでした。
わりとグロめ、弱い人は鑑賞注意
サダヲのぐりっとした黒目と目尻に下がった涙袋がいい。
映像も面会室のライティングや演出がいい。
ガラスを超えて届く洗脳の声、言葉だけで脳裏に見える過去の風景、心臓部分に映した映像は心の中にあり続けて舐って反芻している表現、密室で限られた照明を駆使した演出がにくかった〜。
知能の高いサイコパスってほんとうにあんな感じなんだろうな。
主人公もやんわりと懐柔させられて強気になったり話し方や雰囲気も変わっていく感じも過度じゃなくて、ほんとうにうっすら変わっていく様がリアルでいい。
でも、やっぱりEXILE系の俳優さんがでてくると興醒めしちゃうんだよな〜。あのキレイな顔にアザがあったとて、全然アリでしょ。って思っちゃう。そもそも演じてます〜って感じに見えちゃう。ウィッグだしね。
あと、彼女の元にもお手紙だしてサダヲのところにいってたなら弁護士さんから共有されるでしょうよ。
そんでもって、手の傷見て白いトップスで拭かないでしょ、布面積の多くて赤系のフレアスカートなら迷わずスカートでしょ、てかハンカチ出すでしょ。そんでもってそんでもって、舐めないでしょ。不衛生すぎるし、私だったら舐められたくない。。。水で洗ってくれ〜〜〜〜〜〜!というツッコミはさておき。
想像以上にグロめ描写だった。特殊メイク班に拍手。でもあんなに手首ざっくりいかれてたら多分木をつかむの無理なのでは。。そしてまだ逃げるもんなのね。
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