死刑にいたる病のレビュー・感想・評価
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ホラーじゃなかったらこまる
犯罪者の発言を庶民が見たり聞いたり読んだりすることがある。
ドキュメンタリーや裁判記録や事件記事などに記されているのを見てしまうからだが、なぜ彼らの言い分を見聞きしなきゃならないのか──と思う。
庶民は世に意見を公表できるだろうか。誰かに気持ちを知ってもらえるだろうか。
妙な例えだが、わたしはここにレビューを何百と書いている。もちろん好きで勝手にやっている些末事だが、読まれたほうがいいにちがいない。が、ポピュラリティもいいねもみじめなものだ。変な比較だったが要するに非犯罪者の声があがってこれないのに犯罪者の声は拾ってもらえる──という事象にたいする素朴な疑問を述べている。
個人的な考えではコロしたい願望というものは興味深い研究対象などではない。もちろん犯罪論考とはヒトラーのわが闘争を読むような反面学習に依拠するのはわかる。しかし普通に考えて何人もコロすやつに参考になる思考があると思いますか?ただのき○がいですよそんなの。哲学なんぞ誰が聞くかたわけ。シねばいいんですよ。生きていなくていいやつが生きているだけのことですよ。
そんな人の耗弱を慮り(おもんぱかり)、何年も周密な裁判を繰り返し、現代の病弊のようなアイコンにたてまつり、獄中の感懐を拝聴して世に垂れ流し・・・、真面目に生きている人間が何かを語るチャンスがないのに比べて、なんで何人もコロしたり犯したり傷つけたりした奴がその人となりを観察され披露されるのか。単純にアンフェアなわけである。
なにもかもはしょってとっととシけいにしちまえよ。・・・。
法や秩序に拠ってそうはいかないのは充分解っている。
ただ、凶悪犯罪者が控訴したり、弁護人が心神喪失を主張したり、当人がやっていませんとか覚えていませんとか答弁したとき──きょうび茶飯事と化した悪あがきに感じる理不尽を言ってみただけです。法律が犯罪者に手厚すぎて気持ち悪いならば法律が間違っているんだ。と思います。
──
未成年をいたぶる設定や描写があるのが不謹慎。
どこの国のどんなレートの映画でもいいが、未成年(と設定された人)に拷問をくわえている描写があるか。たぶん絶対にない。(筋書きにあってもそれを直描写はしない。)
残酷を提供するつもりで無邪気に未成年の拷問描写がでてくるのが脳天気。脳天気でなければ時代錯誤。監督はいまもっとも精力的に活躍している人なので、つくりに日本映画の限界を感じた。PG12とか言っているけど輸出は無理だろう。
そもそもホラー(寄りのサスペンス)を社会派風に描いているのがアウト。13金で襲いかかってくるジェイソンに情状酌量の余地を探しているみたいな。なぜわれわれはなにがなんでも加害者の気持ちを酌もうとするのか。
映画としてはなんとなく社会派なムードでもっていって監督としての箔付けにしようとしているのがしゃくにさわった。ホラーなんだからホラーに落とさなきゃ卑怯だろうが。
被虐待児だったら殺人鬼や歪んだ大人になってしまうわけじゃない。わかってつけられたものだとは思うが死刑にいたる病とはじっさいは病じゃない。100%犯したやつの責任だろうが。
映画館に行かなくて良かった
なぜ高評価なのか全く分からない。
上映中、
夫に
映画館に観にこうと誘われたが、
彼のメンタルが弱ってたときだったので
観ない方が良いのでは、と行かなかった。
ネットフリックスで観れるように
なったので
一人で観たが、
映画館に行かなくて良かったと
心底思った。
ストーリーは全体につまらないし、
脚本はご都合主義でツッコミどころ満載、
演出もわざとらしいし、
キャストも残念。
岩ちゃんやミポリンなど
好きな人たちが
キャスティングに失敗して
変な芝居してるの見たくない。
主人公の大学生のセリフが
聞き取れないのが一番ストレス。
阿部さん快演と言われてるけど、
個人的には、
前評判が高すぎて、
期待ハズレ。
この映画を褒めてる人は、
韓国ドラマの『怪物』の
二人の主役の演技や
残虐シーンの描写の仕方とか比べて欲しい。
グロい描写をこんなに執拗に
見せなくっても観客を怖がらせることは
できるし
伏線回収や
ミスリードも韓国ドラマの方が
気持ちよく乗れる。
邦画からさらに離れてしまいそう。
阿倍サダオの凄さ
役者のそれぞれの演技が絶妙に絡んでいる作品でした。
特に光っていたのは、やはり主演の阿倍サダオさんでした。どこにでもいるような優しい雰囲気のあるパン屋さんから何人も殺す事を厭わないシリアルキラーまでの幅がすごいと感じた。
とても激しい表現をするでもなく、静かにあるがままの怖さを演じていた。
他にも幼少期から洗脳されていた子供から大人になった人物を演じた岩田剛典さんもすごかった。
完全にオーラを消して、落ち着きのある恐怖を描いた。
阿倍サダオさん演じるシリアルキラーは、人の心を掌握しながら、相手の信頼関係を構築して、それを壊して殺してしまうという性癖の様な心の病に似たもの持っていた。
この作品では、何人もの人殺しが悪い。
人の心を操る奴が悪い。
そういう事よりももっと根本的な部分があるなと感じた。
今に生きる人達が当たり前の様に生活していてもどこかで自分の事をを褒めてもらいたいという欲求がある。
それを求めていても、誰かがしてくれるわけではない。
誰もがそんな中で生きている中で簡単に心を奪われてしまう事ができてしまうという怖さを描いた作品だと感じた。
お前もか
グロさに直視できないところが多々あったけれど
引きこまれた!
阿部サダオもすごいけど
岡田くんも負けないくらいの雰囲気を醸してた!
親も大学の連中も酔っ払いサラリーマンも
こんなの周りにいたら
生きていくの嫌になるだろなってくらい
リアルな嫌らしさ。
対局に、殺人犯のはずなのに心開きかけるはいむらさんの存在
抑圧されて生きてきた子と
仲良くなって信頼させて服従、痛めつけたい
とんでもない、病気…
もう死刑になる身だけど
拘置所から感染させていき
岡田くんはギリギリ気づいたけど
まさかのガールフレンドが感染してた
てことでよいのでしょうか…
犯罪は派手だが地味
24人殺しという派手な犯罪から始まり、
これはなかなかハードな物語になりそうだぞ。
と期待していたら、
映画自体は地味な印象を受けた。
加害者は捕まってて新しい犯罪は生まれないと言う
安心感か、主人公の暗さなのか、
主人公が暴いて行くのは、
犯罪自体ではなく加害者の
過去だからなのか、
とにかくだらだらしてる印象でした。
唯一のドキドキは面会と言う時間の中で
主人公の洗脳が成功して新たな犯罪が生まれるのか、
と言うところだった。
キャスティングも岩田さんはなんか一人だけ違う感じがした、あざの青い皮膚も安いブラックジャックを見てる
ようで冷めてしまった。
水上?岡田?
雅也役の人って、水上なの?岡田なの?
最近セリフが聞き取れなくて、日本語なのに字幕かってね。
阿部サダヲのセリフは聞き取れるけど、雅也は何言ってるかわからんのよ。
オドオドした感じを出そうとしてるのはわかるけど。
本当困るわ。
法律事務所ってあんなに簡単に資料見せてくれるものなの?しかも名刺作って。
車に乗せるシーンもかなり大胆。
気づかれないものかなぁ?
グロいシーンも多かったけど、あそこまで見せないといけないのか?
ガラス越しの面会。
映り込む顔を重ねるのはよく見るね。
みんなあれが好きなのか…
あと一歩…
ラストあっても、不気味さが足りなかった気がした。白石作品に期待感が大きく、麻痺しているのかも知れない。柔和な表情の阿部サダヲがとんでもない怪物というギャップは良かったが、刑務所という動きが無いだけに少し飽きてしまった。ミスリードも含め、身近な人に関係ある人が多過ぎた。
わからなかった。。
うーん、なんだかよくわからなかった。
24人を殺害して死刑判決を受けた榛村が、昔自分がやっていたパン屋に足を運んでいた当時中学生少年雅也を数年ぶりに会いたいから刑務所まで面会に来てくれと唐突に連絡が入る。
榛村は23人は自分が殺したが一人だけ自分じゃないから捜査してくれと頼むことから物語は始まる。
設定自体は非常に興味深くてどんな結末が待っているのか、おそらくこの謎こそが物語全体の面白さになるはずだった。だが、結局どんな意味があったのか?映画の中ではそれを説明することはなく「想像すればわかるでしょ?」みたいな終わり方をしている。
まあ僕の問題なのだろうが全くわからなかった。
榛村が好きな人をなぶり殺し爪を集めるということに執着する変態という設定はまああるかもしれない。人の性癖は色々あるしサディスティックな面もあるからだ。
だが榛村がわざわざ雅也を選んだことも雅也がそれを受けたことも多くを語られることはなかった。榛村は雅也に同じ素質を見抜いていたのだろうか。榛村は雅也に理解をして欲しかったのだろうか?雅也が人を殺すことにブレーキを踏んだことや自分が父親でないことを残念に思っていたようだし。
また、お母さんと元同僚だった事などかなり意味ありげであるにもかかわらず大した問題ではなかったことや、根津かおるが結局どっちが殺したのかわからないこと、榛村が殺したとしたのなら同じ手順を踏まなかった理由(好みの年齢じゃないから?)、など決着がつかないことが多すぎな気がした。
ラストで灯里が唐突に好きな人の一部を持っていたいという気持ちわかるとかなんとか、あれはなんだったのだろうか?灯里も榛村に同じ素質を感じたので生かし育てたということなのだろうか?雅也も死刑にいたる病を患っている理解者として生かされていたのだろうか?とにかくラストの安っぽさはないなと思った。
こういうドラマは謎解明の驚きを見たいから、曖昧に過ぎて行くと物語としてスッキリしない。
様々な映画で殺人鬼の色んな性癖が出尽くしているので殺人鬼の考え方とか性癖などは複雑になればなるほど苦笑いをしてしまいたくなる。
なので謎解きの衝撃だけは頑張って欲しかった。
阿部サダヲの目が怖かったが、阿部サダヲって上手いのかなんなのかよくわからないよね。
75点
【映画評価:75点】
内容の美しさ。
これについては、
素晴らしいの一言。
この作品の良さは、
阿部サダヲさんの演技力の高さもありますが、
作品に引き込む力にあると思います。
総じて脚本と演出も全て凄かった。
本当に130分もあるか?
90分映画だったのでは?と勘違いしてしまう程
引き込まれていたみたいです(汗)
オチも良かったです。
気を抜いていた訳ではなかったですが、
手のひらで遊ばれたと
視聴者として体感してしまった。
ゾクっとします。
話しは変わって、
タイトルについてですが
私には理解出来なかったです。
死刑にいたる?
そして病?
これは、どういう意味なんだろうか。
作品を見ても、納得感がなかった。
[死線]とか[君たちを愛死てる]
みたいな分かりやすくて良かった気もします。
【2023.6.8観賞】
無理なんです。
こういう描写が。
まさに 怪演の阿部サダヲ。
娘さんが、この映画見たあと車に一緒に乗ってくれなかったらしい。
痛そうなのは飛ばして見た。
みんなよく平気で見るなあ。
真面目できちんとした17〜18歳の高校生男女がターゲット。
信頼関係を構築して じっくり痛みを味わいながら??????
いやいやいや 無理だ。
こういう風にしか生きられない。
ならば そりゃあ死刑でしょう。
人権とか なくていいと思う。
死んでしまってください。
こんな、表向きめっちゃ善人で 性癖がとんでもない人間が本当に存在するのか。
サカキバラ聖斗でさえ ここまで残忍ではなかった。
同じ地域にこんな殺し方をする人間が複数いるとは考え難いという裁判官の その意見は つまり 合ってるのだが。
人を操る。
刑務所(拘置所)からですら
人を操る。
限りなくおぞましい。
そういう人物に触れ合わずに生きて一生を終えたい。
全く見た目が分からない事がなお怖い。
中山美穂お母さんが言う「お母さん決められないからあなたが決めて」
この言葉もキーワードだった。
河原で産んだ子を焼いたエピソードが出て来た所で
最近起きた事件を思い出した。
オープニングが最高潮
オープニングの映像と音楽が素晴らしいですが、その後すぐに不快なシーンが入り意気消沈。我慢しながら見た爪に関する伏線は中途半端な回収。
血まみれの傷舐めてくる彼女に全く共感できず、その彼女に関するラストのオチも唐突、どうやって主人公との関係性知った?
最も理解に苦しむのは人を殺さなかった為に子供でない事がわかったという部分。そんな台詞この時代に言わせますかね。劇中最も冷めたシーンでした。
ちょ
Amazonプライムのレンタルで観ました。
冒頭から衝撃映像の連続で、正直、食事しながら観たらダメなやつです。
ちょっと色々無理がある設定かなぁとは思うし、岩ちゃんの役がなぜ岩ちゃんなのかと悩みます。新しい役どころにチャレンジしたかったのかな。
最後はちょっと意外でしたが、途中まも少し掘り下げられると良かったですかね。はいむらの幼い頃のエピも欲しかったです。
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