死刑にいたる病のレビュー・感想・評価
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_φ(・_・ガラスに重なる顔、、、、
死刑囚と主人公とのガラス越しの対峙、ガラスに重なる顔、触れそうで触れられない指先、精神侵食しようとする死刑囚、それを振り払らおうとする主人公。素晴らしい。
ただ、、、、途中、時間を確認してしまった、、、2時間映画なのに長く感じた。
なぜ?
んーーーん、ああやって人を拷問して殺戮に何かしらの意味を持とうとする殺人鬼っているんだろうけど、、、、、どうもそれが作り話を超えないというか。人を殺すってもっと衝動的であり金とか欲の産物であろうと思うのだが。どこかリアルが欠けているというか、、、。ラストはちょい驚き、サイコパスがどこまでも獲物を逃さない執念を感じ、ヒヤッ
っとしました。
『凶悪』のリリーフランキーと本作のアベサダオどっちが怖いってなった時迷わずリリーフランキーが怖いと思います。なぜなら確実に近くにいそうだから。
今度は心へのバイオレスか!
「孤狼の血」シリーズで
“日本で一番バイオレス演出がエグい監督” (当社比)の
白石和彌監督作品。
いつもが殴る蹴るなのに今作は
心をぶん殴……いや、ネチネチネチネチネチネチ…
こんな 心の暴力 ありますか?
物語の展開も
そっちの方向に行くってわかってるのに
普通に行かせない。
フラグの回収と、意図的な置きっ放しも素晴らしい。
そしてキャストが秀逸。
全く無駄が無い。
メインは言うまでも無いけど
宮崎優さん!
グラビアも頑張る丸顔女優!
可愛かったです(^_^;)
謎が謎を呼ぶ、怒涛の展開と回収。上半期で1番面白かった!
めっちゃ面白かった
2時間吸いつけられるように、コーヒー飲むのも忘れて見入ってしまった。
阿部サダヲ演じる連続殺人犯(サイコパス)榛村は、24人の17歳~18歳の頭の良さそうな真面目な高校生を残忍な手口で殺した。そして捕まり死刑宣告を受けた。しかし、最後の事件は自分のものではないと主張し岡田健史演じる青年雅也に手紙を出す。
と、ここまでにいくつかの謎が生まれる。
1、なぜ雅也は父親に疎まれているのか
2、なぜ母親(中山美穂)は自分で決められないのか
3、なぜ榛村は雅也に手紙を出したのか
4、初めに出てくる髪の長い男は(岩田剛典、絶対分からない)何なのか
5、中学で同級生という灯里(宮崎優、声も演技はたどたどしいがそこが役柄と合っていた)の存在。
6、最初に出てくる榛村が花びら状のものを用水路にばらまいでいる。これは何か?
謎ばかりだけど、話はどんどん進む。
サイコパスの犯罪者が他人を操る話は、「羊たちの沈黙」以降沢山あるが、なんと言っても殺人犯榛村自身が拘置所にいることで、逆に緊迫感が増すように感じる。しかも、レクター博士のように危険人物扱いはされていないところが不思議だ。
途中で増える謎
7、榛村は雅也の父親なのか?
8、榛村と母の関係は?
9、最後の事件の犯人は誰なのか?
10.、榛村はなぜ連続殺人をしたのか?
11、榛村の真の動機とは?
分からないことだらけで、目が離せない。
金子と雅也が再会するところで、事件は動く。
最後の雅也と榛村の対決は圧巻!全ての謎が回収され、真の背景と目的が明らかになる。この辺はぜひご自身の目でご確認を。
さらに蛇足のようなリア充じみた話がついてくるが、ここでもびっくりさせられる。
とにかく、全ての言葉のやり取りや画面から目が離せない。「刮目して」ご鑑賞いただきたい。
私は今のところ上半期1番と思うし、見て損のない映画だと思います。
よく出来た映画でした
阿部さんと岡田くんの演技がとても良かった。
正常な判断が出来ると思っている危うさを感じました。
最後は原作の方がより怖いと思いますが、映画としてはこちらで良いのかと思いました。
ひとつ気になったところは、金山が被害者を指さすところのロケーション。
もう少し見通しがきくところの方が、金山が被害者を認識していたのかそうでなかったのかの怖さがプラスされたとは思います。(原作どうだったかな?)
不意打ちのグロ
穏やかな映画ではない事は想像がついていた。予告編でもサイコパスと謳っていたし。
穏やかなパン屋でのやりとりから一変、急に拷問シーンで思わず目を逸らす。そんなグロ描写は聞いてない。
予告編では引きずられる所しか使われてなかったよ。
登場人物は基本的にボソボソ覇気がない。だから余計に榛村の語り口調が不気味。阿部サダヲさんは
ハマり役だと思った。
小柄で童顔、そして最も特徴的な猫目。
拘置所の職員すら味方に手名付けてしまうくらいだから、闇を抱えた人なら簡単に引きずり込まれるだろうな。
予告編でも衝撃のラストと言っていたが、まんまとしてやられた。
あの子の違和感はそういう事だったのか。
生理的な不快感とストーリーテリングの快感を同時に味わえる稀有な映画
先の読めない展開に引き込まれる。「なるほど、そういう話か」と分かった気になるたびに、まんまと裏切られる。やがて、自分も、主人公と同じく、連続殺人鬼の手のひらの上で踊らされていることに気付く。
誰からも好かれる感じの良い人と、極悪非道なサイコキラーを違和感なく演じる阿部サダヲが圧巻である。彼独特の「生気のない目」が存分に活かされ、一見すると有り得ないような犯人像に説得力を与えている。投獄された後も、獲物を定めて、心を操り、いたぶり、もてあそぶ犯人のキャラクターは、阿部サダヲの怪演とも相俟って、日本映画史に残るものになるのではないだろうか?
ただ、犯人が14歳の時の犯行と20歳の時の犯行、そして現在の犯行の「手口」や「嗜好」がそれぞれ異なり、一貫性に欠けるのは気になる。どんでん返しの仕掛けを作るための、後付けの理屈のようにも思えてしまったのは残念であった。
直視むりでした
たしか原作では人を焼いた煙でパンか具材をスモークしていたような?その時点でヤバいなと思いました。
ガラス越しに二人が重なる演出は北川景子さんのファーストラブでもありました。洗脳されていく様がわかります。
ほぼ原作通りでキャストもいい感じでしたが金山一樹だけ岩ちゃん?って思いました。
女性客を意識した感。
信頼関係を築いてからいたぶる行為、怖すぎます。
実にハラハラした。
昨日鑑賞してきました。
この作品は、主人公の雅也君が榛村に引き込まれるのか?否か?の危うさが特にドキドキしました。榛村に関しては殺人行為が『自分が生きる上で必要だった』という風に語るわけですが、これは以てのほかな意見で、このフレーズだけ聞くと多くの人はその理由に引き込まれて、自分の判断を失いやすい。例えばムシャクシャして人に当たるという行為も、『自分の怒りを消化するためには必要な行為でした』と語る事が出来る。人は、その都度、自分の人生において、何を選択するかが大変重要であって、榛村はその選択をまるで自分の選択ではなく『そうせざるを得なかった』とも受け取れる表現をしている。その点では、雅也君は、最終的に自分で判断しているところが、榛村と決定的に異なる点でした。中々面白い作品だと思います。が、痛々しいシーン苦手な方は最初の方でギブしそうなのでご注意ください
阿部サダヲの怪演が素晴らしい
予告編だけで面白そうなので見てきました。
期待以上に怖い作品で面白かったです。
真面目な高校生17歳か18歳たちに狙いを定め、次々と餌食にしていったサイコキラー榛村大和から大学生の筧井雅也(岡田健史)に手紙が届き刑務所に面会に行くシーンから息詰まるサスペンス劇が盛り上がっていきます。
主役の阿部サダオの怪演が素晴らしく、昼間は真面目に働くパン屋の店員、裏では縛り付けた少年少女を冷静に観察し爪を剝ぎ痛ぶって殺す狂気の男。
ラストの留置所の面会室のシーンの張り詰める緊張感とオチもなかなか良かったです。
「孤狼の血」の白石和彌監督の力量は邦画界では一級です。
自らの手を汚さぬシリアルキラー
二十四件の連続殺人を犯し
死刑判決を受けた『榛村(阿部サダヲ)』から突然送られて来た手紙。
そこには九件目の殺害だけは自分の犯行ではないとしたためられていた。
小菅の刑務所に面会に行き、
その言葉に信憑性の高さを感じた大学生の『筧井(岡田健史)』は
独自に調査を開始する。
地元の宇都宮でパン屋を営んでいた『榛村』の店は
当時中学生だった『筧井』にとって駆け込み寺のような場所であり、
そこで優しく接して貰ったことに恩義を感じている過去もあった。
調べを進めるにつれ、やがて
その稀代の殺人鬼がどうやら嘘をついてはおらず、
他に真犯人が存在する可能性に行き当たるのだが・・・・。
その真犯人にしても、物語の流れにしても、
ある意味想定通りの展開であり帰結。
もっともそれは自分が慧眼と誇っているわけではなく、
いみじくも劇中の科白にあるように、
冷静に物事を見れば自ずと導かれる設定。
ただ本作が巧みなのは、至る所に「red herring」をばら撒き、
鑑賞者の思い込みも利用した幾つもの仕掛けが奏功していること。
それは目から耳からの両面で、
あっさりと手管に巻き込まれてしまう。
なによりも、語り手の一人称で全編が通されている構成が大きく寄与。
作り手サイドの意志が、かなり効果的に反映されている。
勿論、その流れに身を任せ、
終盤に向け手に汗握る姿勢もあろうが、
ここはやはり頭をフル回転し、
サイコサスペンスに挑むのが正しかろうと言うもの。
何故なら、タイトルそのものが指し示している如く、
答えは最初から眼前にあるのだから。
先ずはシリアルキラーは人転がしでもあり、
向き合った人間の懐にすっと入り込み、
いとも容易く手玉にとることができるとのテーゼがあり。
次いで、親からの強い抑圧下で育った子供には
必ずつけ入る心の隙が大きく空いているとの要件が満たされる必要が。
しかし、そうした人間があまりに多く登場し過ぎると、
胡散臭さとやり過ぎ感が漂う。
物語は白けたものになってしまい、
本作は相当そちら側に踏み外しているよう。
主要な人物の巡り合わせも、
あまりに都合よく出来過ぎている。
一方、長い年月を掛け周到に張り巡らされた罠の構成は、
これを発案した原作者のアイディアを褒めるべき。
異常な心理的欲求を持つ人間は
過去に人を殺めた記憶を反芻するだけでも快感を得、
また他人をコントロールすることにも同様の快楽を感じるとの背景。
よもや『榛村』は殺人をやりつくし、
意図的に逮捕され、刑が施行されるまでの長期間を
人を動かすことで新たな楽しみを得ようとしたのでは、と
勘ぐりたくもなるが。
常であれば饒舌で多動の『阿部サダヲ』が
ここでは一転、ほぼ動かず、静かな口調で人々を誑かす。
その静かなたたずまいと、底が見えぬような暗い眼差しで魅せる演技は出色。
異なる境地と感心する一方で、
『筧井』を演じた『岡田健史』は主に人物の造形に首を傾げることが多々。
家庭内の軋轢だけで、果たしてこのような性格が出来上がってしまうのか、
どうだろうか。
サイコサスペンスファンタジー
白石監督にしては全体的に大人しい作品だった。新しさを感じられないよくあるサイコサスペンス映画。殺人鬼役の阿部サダヲの狂気的な演技が話題になってるけど、主人公の母親役、中山美穂の演技が凄い。ミポリン要素が一切ない。スクリーンに映るのは人生に疲れた中年女性。「死刑にいたる病」は残酷な描写はあるけど、「凶悪」の方が圧倒的に怖い。現実で起きてる凶悪事件を超えてない。フィクションなんだからもっとやっていい。警察が無能な世界なため映画全体がファンタジーになってる。色々おしい映画。
裏切られるのは信頼していたから
阿部サダヲのサイコキラーっぷり、独特な闇のオーラに包まれた雰囲気が超ハマりそうで超楽しみにしていた本作。監督はなんと白石和彌監督。期待しない要素がありません。5月で1番期待していた本作ですが、流石白石監督。期待を裏切らない面白さでした。
なんといっても阿部サダヲ。
温厚で優しそうなイメージしかない彼が狂気的な連続殺人鬼なんて演じれるのかと思っていたけれど、予告以上にやってくれてました。感情を失った目にグイグイ引き込まれる。巧みな話し方で観客までも阿部サダヲ演じる榛村に心を許し、好きになってしまいそうになる。阿部サダヲはもうどんな役をしても恐ろしい殺人鬼というイメージが付きまといそう。最高という枠にハマらないほど素晴らしい演技を発揮してくれました。拍手喝采👏
他の登場人物もキャスティングが完璧で、岡田健史も岩田剛典も新人・宮崎優も大きな爪痕を残していました。岡田健史はこういう役を演じるのが多いイメージ(望みとか)だけど、毎回違った良さを出していていい役者だとしみじみ思っちゃう。榛村に再会したことをきっかけに変貌していく筧井にゾッとしたし、人間の恐ろしさを目の当たりにした気がした。ほんと、白石監督は役者の良さを見出すのが上手いこと。
「孤狼の血」「日本で一番悪い奴ら」の白石監督という印象が強いため、ちょっと今回は物足りなかった気はした。もっと丁寧に殺人の様子を見せて欲しかったし、榛村が抱える彼なりの美学みたいなものをちゃんと描いて欲しかったな〜と思った。インパクトに欠けるというか、ちゃんと面白いんだけどもう一回見たいと思える映画ではないかな。
でも、どんどんと狂っていく主人公の筧井を小説では表せない映像ならではの手法で見せていたのはお見事。カットが多めになったり、カメラが安定しなくなったり、読んでいないからハッキリとしたことは言えないけど、原作よりも恐ろしさは増した気がする。映像として体感した方が圧倒的に怖いかと。
人間ドラマを描かせるなら白石監督におまかせ!
日本映画界に必要なのはやはりこの監督。まだまだ過去作は見れていないので、これから見ていこうかな。あー、いいもの見た。。。この満足感、たまりません。
考えオチ
考えオチ、ってか白石和彌監督作としては理に落ちすぎてる印象。
「ボクの美学」とか言いながら最終的にコダワリなかったの?的な。
それに、全てが全てあいつのコントロール下だったというのも逆にスケールダウンさせるようなところも。
白石監督なら、もっと遠くに行けたはず。行って欲しかった…
稀に見る良作。邦画で。
しょっぱなから「なんなんだよ!」「なんなんだよもう!」って。
だいぶ前に予告でみて、白石監督なら観るしかねぇ、阿部サダヲのこの目つきは絶対面白いやつと思って、観たくてたまらんかった映画。
疲れてるところ、開始すぐにコレはヤベェ映画だわ…とおののく。白石監督映画で1番グロかったーーー。
こないだまで、いだてん見返してたから、この映画の阿部サダヲが怖くてたまらなくなったら、いだてんの阿部サダヲ思い出してバランス取りながら鑑賞。あー怖かった阿部サダヲ。
ミポリン年取ったなぁ!岩下志摩子?岩下志摩子演技うめぇなあ。EXILEの人、全くわからんかった。
ラストも満足。別に衝撃でもなかったけど。満足でした。
映画観るのに眼鏡忘れて、ぼやけるシーン多くて乱視にはしんどい映画だった。
やー、久しぶりにいい映画観させて頂きました。
伝染する恐怖
24件もの連続殺人の容疑で死刑が判決された殺人鬼が依頼する1件の冤罪証明から動くサイコスリラー。
孤狼の血シリーズ、凶悪などがある白石監督特有の思わず目を逸らしてしまうような視覚的な恐さと観る者をげっそりさせるほどの心理的恐さがこれでもかというほど表現されていた。
本作のハイライトはなんと言っても殺人鬼榛村に憑依した阿部サダヲの演技だと言える。特に予告編でも強烈なインパクトを残していた阿部サダヲの光が全くない黒目のアップには心から恐怖心を抱いた。収容所で身動きが取れないはずの殺人鬼なのに何をしでかすか分からない恐さと徐々に人の心に入り込む魅力が絶妙に表現されていて、引き込まれた。
殺人鬼とコンタクトを取る大学生を演じた岡田健史も阿部サダヲに負けず劣らずの存在感を放っていた。普通の大学生でありながらも深すぎる心の闇、危うさが共存していて、そこに榛村の要素が徐々に加わる様が印象的だった。
バイオレンスな描写や阿部サダヲのインパクトに負けずに正統派のサスペンス要素もあり、物語としてもとても面白かった。
最後のシーンでは榛村の底深さ、終わらない闇の連鎖が一瞬で表されていて鳥肌が立った。
阿部サダヲの顔がスケキヨに見えてきた‼️
24人もの若者を殺したサイコキラーがなぜ久しく接触が無かった平凡な大学生に手紙を送ったのか?その大学生がなぜそこまで動いたのか。全てがそこから始まり、結末に繋がる。人に近づいて信頼させてから苦痛を与えて殺す榛村(阿部サダヲ)は拘置所のガラスの向こうからでも、人をコントロールできる天性のサイコパス。その榛村に操られる雅也(岡田健史)は榛村が自分の父親ではないのかと疑う。榛村と母親の関係にも気付く雅也。全てに共通するのが、子供時代の親からの虐待や抑圧。冒頭の中山美穂の「決められないから」というセリフが大きな伏線になる。本人に決めさせることで洗脳していく榛村の過去で回収していく。地味な存在だった中学の同級生の加納灯里(宮崎優)がラスト驚愕のセリフを吐いたところで、背筋が寒くなった。2人とも榛村の獲物だったことが明かされる。邦画のサイコサスペンスとしてはかなりの上位にくる作品。でも、よくPG12でおさまったものだ。白石監督はやっぱり流石ですね。拘置所のガラス越しのシーンは斬新。森の中を逃げ回るシーンの撮り方も凄かった。白石監督の完全なホラー映画も今後期待したい。岩井志麻子さん演技良かったよ。あと、私の好きな音尾琢真の食べながら話す演技が最高峰でした。注目です。
超つまらない
好きな人には申し訳ないけど、つまらないです。所々ギャグかと思いました。
でも阿部サダヲの真っ黒な、心のクレバス(裂け目)を表したかのような目はCMからすごく良かった。監督自身も、阿部サダヲのその目を撮りたかったらしいし良かったのではないかと。
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