劇場公開日 2022年5月6日

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死刑にいたる病のレビュー・感想・評価

全524件中、401~420件目を表示

4.5ゾクゾク

2022年5月9日
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とってもゾクゾクした。
途中ちょっと目を背けてしまうシーンが幾つか。
阿部さん、引き込まれます。

中山美穂や岩ちゃんがちょっと残念だったかな。

予告でみた《アイ・アムまきもと》も楽しみ。

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M U

3.0直視むりでした

2022年5月9日
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怖い

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ぱーまん

5.0実にハラハラした。

2022年5月9日
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昨日鑑賞してきました。
この作品は、主人公の雅也君が榛村に引き込まれるのか?否か?の危うさが特にドキドキしました。榛村に関しては殺人行為が『自分が生きる上で必要だった』という風に語るわけですが、これは以てのほかな意見で、このフレーズだけ聞くと多くの人はその理由に引き込まれて、自分の判断を失いやすい。例えばムシャクシャして人に当たるという行為も、『自分の怒りを消化するためには必要な行為でした』と語る事が出来る。人は、その都度、自分の人生において、何を選択するかが大変重要であって、榛村はその選択をまるで自分の選択ではなく『そうせざるを得なかった』とも受け取れる表現をしている。その点では、雅也君は、最終的に自分で判断しているところが、榛村と決定的に異なる点でした。中々面白い作品だと思います。が、痛々しいシーン苦手な方は最初の方でギブしそうなのでご注意ください

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たかぴんち

3.5阿部サダヲの怪演が素晴らしい

2022年5月9日
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予告編だけで面白そうなので見てきました。
期待以上に怖い作品で面白かったです。
真面目な高校生17歳か18歳たちに狙いを定め、次々と餌食にしていったサイコキラー榛村大和から大学生の筧井雅也(岡田健史)に手紙が届き刑務所に面会に行くシーンから息詰まるサスペンス劇が盛り上がっていきます。
主役の阿部サダオの怪演が素晴らしく、昼間は真面目に働くパン屋の店員、裏では縛り付けた少年少女を冷静に観察し爪を剝ぎ痛ぶって殺す狂気の男。
ラストの留置所の面会室のシーンの張り詰める緊張感とオチもなかなか良かったです。
「孤狼の血」の白石和彌監督の力量は邦画界では一級です。

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Yoji

3.5自らの手を汚さぬシリアルキラー

2022年5月9日
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悲しい

怖い

興奮

二十四件の連続殺人を犯し
死刑判決を受けた『榛村(阿部サダヲ)』から突然送られて来た手紙。

そこには九件目の殺害だけは自分の犯行ではないとしたためられていた。

小菅の刑務所に面会に行き、
その言葉に信憑性の高さを感じた大学生の『筧井(岡田健史)』は
独自に調査を開始する。

地元の宇都宮でパン屋を営んでいた『榛村』の店は
当時中学生だった『筧井』にとって駆け込み寺のような場所であり、
そこで優しく接して貰ったことに恩義を感じている過去もあった。

調べを進めるにつれ、やがて
その稀代の殺人鬼がどうやら嘘をついてはおらず、
他に真犯人が存在する可能性に行き当たるのだが・・・・。

その真犯人にしても、物語の流れにしても、
ある意味想定通りの展開であり帰結。

もっともそれは自分が慧眼と誇っているわけではなく、
いみじくも劇中の科白にあるように、
冷静に物事を見れば自ずと導かれる設定。

ただ本作が巧みなのは、至る所に「red herring」をばら撒き、
鑑賞者の思い込みも利用した幾つもの仕掛けが奏功していること。

それは目から耳からの両面で、
あっさりと手管に巻き込まれてしまう。

なによりも、語り手の一人称で全編が通されている構成が大きく寄与。
作り手サイドの意志が、かなり効果的に反映されている。

勿論、その流れに身を任せ、
終盤に向け手に汗握る姿勢もあろうが、
ここはやはり頭をフル回転し、
サイコサスペンスに挑むのが正しかろうと言うもの。

何故なら、タイトルそのものが指し示している如く、
答えは最初から眼前にあるのだから。

先ずはシリアルキラーは人転がしでもあり、
向き合った人間の懐にすっと入り込み、
いとも容易く手玉にとることができるとのテーゼがあり。

次いで、親からの強い抑圧下で育った子供には
必ずつけ入る心の隙が大きく空いているとの要件が満たされる必要が。

しかし、そうした人間があまりに多く登場し過ぎると、
胡散臭さとやり過ぎ感が漂う。
物語は白けたものになってしまい、
本作は相当そちら側に踏み外しているよう。

主要な人物の巡り合わせも、
あまりに都合よく出来過ぎている。

一方、長い年月を掛け周到に張り巡らされた罠の構成は、
これを発案した原作者のアイディアを褒めるべき。

異常な心理的欲求を持つ人間は
過去に人を殺めた記憶を反芻するだけでも快感を得、
また他人をコントロールすることにも同様の快楽を感じるとの背景。

よもや『榛村』は殺人をやりつくし、
意図的に逮捕され、刑が施行されるまでの長期間を
人を動かすことで新たな楽しみを得ようとしたのでは、と
勘ぐりたくもなるが。

常であれば饒舌で多動の『阿部サダヲ』が
ここでは一転、ほぼ動かず、静かな口調で人々を誑かす。

その静かなたたずまいと、底が見えぬような暗い眼差しで魅せる演技は出色。

異なる境地と感心する一方で、
『筧井』を演じた『岡田健史』は主に人物の造形に首を傾げることが多々。

家庭内の軋轢だけで、果たしてこのような性格が出来上がってしまうのか、
どうだろうか。

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ジュン一

2.5サイコサスペンスファンタジー

2022年5月9日
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悲しい

怖い

単純

白石監督にしては全体的に大人しい作品だった。新しさを感じられないよくあるサイコサスペンス映画。殺人鬼役の阿部サダヲの狂気的な演技が話題になってるけど、主人公の母親役、中山美穂の演技が凄い。ミポリン要素が一切ない。スクリーンに映るのは人生に疲れた中年女性。「死刑にいたる病」は残酷な描写はあるけど、「凶悪」の方が圧倒的に怖い。現実で起きてる凶悪事件を超えてない。フィクションなんだからもっとやっていい。警察が無能な世界なため映画全体がファンタジーになってる。色々おしい映画。

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鬼デビル子

4.0裏切られるのは信頼していたから

2022年5月9日
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楽しい

怖い

興奮

阿部サダヲのサイコキラーっぷり、独特な闇のオーラに包まれた雰囲気が超ハマりそうで超楽しみにしていた本作。監督はなんと白石和彌監督。期待しない要素がありません。5月で1番期待していた本作ですが、流石白石監督。期待を裏切らない面白さでした。

なんといっても阿部サダヲ。
温厚で優しそうなイメージしかない彼が狂気的な連続殺人鬼なんて演じれるのかと思っていたけれど、予告以上にやってくれてました。感情を失った目にグイグイ引き込まれる。巧みな話し方で観客までも阿部サダヲ演じる榛村に心を許し、好きになってしまいそうになる。阿部サダヲはもうどんな役をしても恐ろしい殺人鬼というイメージが付きまといそう。最高という枠にハマらないほど素晴らしい演技を発揮してくれました。拍手喝采👏

他の登場人物もキャスティングが完璧で、岡田健史も岩田剛典も新人・宮崎優も大きな爪痕を残していました。岡田健史はこういう役を演じるのが多いイメージ(望みとか)だけど、毎回違った良さを出していていい役者だとしみじみ思っちゃう。榛村に再会したことをきっかけに変貌していく筧井にゾッとしたし、人間の恐ろしさを目の当たりにした気がした。ほんと、白石監督は役者の良さを見出すのが上手いこと。

「孤狼の血」「日本で一番悪い奴ら」の白石監督という印象が強いため、ちょっと今回は物足りなかった気はした。もっと丁寧に殺人の様子を見せて欲しかったし、榛村が抱える彼なりの美学みたいなものをちゃんと描いて欲しかったな〜と思った。インパクトに欠けるというか、ちゃんと面白いんだけどもう一回見たいと思える映画ではないかな。

でも、どんどんと狂っていく主人公の筧井を小説では表せない映像ならではの手法で見せていたのはお見事。カットが多めになったり、カメラが安定しなくなったり、読んでいないからハッキリとしたことは言えないけど、原作よりも恐ろしさは増した気がする。映像として体感した方が圧倒的に怖いかと。

人間ドラマを描かせるなら白石監督におまかせ!
日本映画界に必要なのはやはりこの監督。まだまだ過去作は見れていないので、これから見ていこうかな。あー、いいもの見た。。。この満足感、たまりません。

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サプライズ

4.0考えオチ

2022年5月9日
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ぱんちょ

5.0稀に見る良作。邦画で。

2022年5月9日
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yumeko

4.0伝染する恐怖

2022年5月9日
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怖い

知的

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カイト

4.0阿部サダヲの顔がスケキヨに見えてきた‼️

2022年5月9日
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怖い

興奮

難しい

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アロー

1.0超つまらない

2022年5月9日
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好きな人には申し訳ないけど、つまらないです。所々ギャグかと思いました。

でも阿部サダヲの真っ黒な、心のクレバス(裂け目)を表したかのような目はCMからすごく良かった。監督自身も、阿部サダヲのその目を撮りたかったらしいし良かったのではないかと。

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金子和令

1.5どんでん返しオチのために伏線ばら撒きを優先してつまらない展開が続く映画

2022年5月9日
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原作者の改変オッケーもらえて映画製作者の意地を見せたくなったのか、映画は原作とは違ったオチが待ってました
ただ、そのオチに向かってストーリーの軌道を持っていくために阿部と岩田のやりとりが結局正しくは何だったのかが最後まで意味不明です
意味は分かるんですけど、辻褄が合ってない気がして何か引っかかります
手紙があるだけで岩田の証言が正しいとは限らないし、そもそも岩田はそこまで阿部の思い通りで言いなりになるものなのか……
しかも、この結末だったら阿部も17、18歳以外のターゲットも殺すことになるし、だとしたらこのストーリーの語り手としてウソをついていることになるから、結局主人公が犯人だった的な信頼できない語り手のクソ創作ジャンルに収まる駄作だと思いました
映画製作者はどんでん返しを見せたいから複雑な展開をさせますが、阿部を実在する人間だと考えた時にこんな複雑な手口を決行する必然性が全く感じられないし
そこまで殺したいなら主人公が17、18歳の時に殺しておけばいいのに
殺せなかった理由も描かれてないし
あの同級生も安部の手紙だけで主人公を殺すように行動する理由が分からないです

白石和彌監督は孤狼の血が素晴らしかったですけど、結局は脚本家の手柄ですね
孤狼の血の脚本家は優秀で、今作の脚本家は無能で、そもそも脚本がダメなら白石和彌監督がホンを直してクオリティを上げることは出来ないレベルの監督なんだとハッキリしました

安部と主人公の面会シーンがどう考えても単調なカットバックになりやすいんですが、それを色んな撮り方して飽きないように頑張って演出したのは伝わって来ました
ですが、本来は脚本の段階で冗長な面会シーンを短く短くしないとダメなんですよ
主人公が関係者に会いに行って新たな証言を得る、回想で観客に説明する、その繰り返しで伏線撒いて脚本家のご都合で結末に向かっていきますが、その構成からしてダメな刑事ドラマと一緒で最低なんですよね
一時間の刑事ドラマを薄めて二時間の映画にしたみたいな内容でメチャクチャ退屈でした
あと、主人公が阿部の言いなりになって事件を捜査し直す動機が、秘密が明らかになる途中までありません
主人公にモチベーションが無いまま、脚本家のご都合で捜査して情報がばら撒かれるだけなので途中までストーリーとドラマが無いですよね
本当に酷い脚本でした
この脚本家は映画界では売れっ子のようですが、本当にレベルが低いです
これからこの名前が脚本にある映画は見ないようにします

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東鳩

5.0残酷さは苦手だけど

2022年5月8日
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悲しい

怖い

難しい

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悠々同盟

4.0阿部サダヲが不気味

2022年5月8日
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怖い

興奮

知的

導入と展開が面白いので、入り込めます 俳優陣がとても良い 最後はなかなかの驚きでした

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daikokumai

5.0ちょっとグロい、最後まで予想不能

2022年5月8日
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怖い

興奮

難しい

白石監督っぽい暴力とグロさ。テレビでは放送出来ないかも。目を背けたくなるシーンと見入ってしまうシーン。

阿部サダヲと岡田健史の怪演も良かった。
特に阿部サダヲは狂気。サイコパス。でも魅力的。

前情報なしで見はじめて、たぶんこういうことなのかな?と思いながら見ていました。その通りの部分とまったく予想外の所とバランスが良かった。そして最後は、、、どうなるのか。

退出時、いろいろなところで、こういうことだよね?という声がたくさん。こうなる映画は好き。

原作は読んでいませんが、小説のネタバレサイト読むと分かります。原作と同じ話のようで違う話でもあります。絶妙なバランスのような気がします。特に「灯里」の辺りは映画の方がゾクゾクします。

さすが白石監督。

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だるまん

4.0人は誰でも何らかの方法で人・社会・世間と繋がろうとするものだけど、『TITANE』とも通じる相手を殺したり傷付けたりいたぶったり操ったりしないと繋がれないという“人”もいるかも知れないというお話。

2022年5月8日
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もーさん

3.0刑務官、お前もか

2022年5月8日
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怖い

かつて顔見知りだった24件の連続殺人事件の犯人から手紙が届き、立件された9件の内1件は冤罪との話を聞かされて、真相を追う大学生の話。

いずれも17~18歳の高校生が被害者である中、冤罪を主張する1件は26歳、しかも被害の様相も異なるが、遺体が発見された現場の近くでの目撃情報から立件された、っていくら何でもそれだけでは状況証拠にも及ばずムリがありません?と感じていたけれど…。

話しの流れとはなかなか絡んでこないのに何度もみせる実家界隈とか同級生とかロン毛とか疵痕とか、ちょいちょいフッテはいたけれど、どんどん話が膨らみつつもズレて行き、不気味ではあるし面白いのだけれどちょいモヤモヤ。
結局、立件されるに至った証拠には触れないし。

指差しは他に人が通ったらどうしたんだろう?それも慢心?まあ、そういう人を選んでいるってことなんだろうけど…。
これはこれで面白かったけれど、主題の様に謳っていた冤罪云々の話がちょっと残念だった。

それにしても登場人物みんな…自分なら間違いなく榛村指差すよなとか思ったりした。

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Bacchus

5.0阿部サダヲ、ヤバイ!

2022年5月8日
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怖い

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あまおうモンブラン🍓

2.0病は感染して流行するまで時間がかかる

2022年5月8日
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怖い

単純

興奮

甘言で懐柔してから相手の絶望する顔で興奮する異常者の話を聞かされる大学生の話。

殺人と言う一線を超えてしまった人間へのリスペクトが少なからずある。
それは戦争で多くを殺した兵士に勲章が授与されるのと同じだ。
一線を超えた先にいる、自分が未知の領域に達している存在に憧れてしまうのは仕方のないことかも知れない。

サイコパスは大きく分けて秩序型と無秩序型に分類される。
今作の榛村は秩序型に分類されるだろう。
この手のシリアルキラーに関わるとロクなことにならないのは、火を見るよりも明らかなのだが、主人公だもの関わっていくのですよ。
ストーリーは次々に展開して面白いけど、主人公のウジウジ拗らせ具合が映画の速度を落としている。
自分の出自を疑ってしまうくらい機能不全な親子関係の中、一つ屋根の下で生活しているかと思えば一人暮らししている。
家とアパートの間取りが似ているせいか、主人公はどこで寝起きしているんだ?この部屋はどっちだ?と分からなくなる。
感情移入して楽しみたいのに、主人公が優柔不断でやっていることも探偵の真似事、つまらない日常で異常を見つけて興奮する10代のフラストレーションの吐口のようで痛々しい。
あれかな?友達いないのを拗らせて、いつか誰か自分の思考を100%理解してくれる他人が現れるはずとか思っているのかな。
そんなもんはいない。
登場人物がみんな不健康すぎて、心が不健康な自分に酔い過ぎて、サイコパスよりも怖い。
自分が生きていくために、習慣化するほど殺人を繰り返していた榛村の方がよっぽど自分の体調管理ができているように感じてしまう。

作中には拷問シーンも描写される。
ちと悲鳴が苦手な人の鑑賞はオススメしない。
ホラーを観慣れている人は物足りないかも知れない。
ツッコミどころが多い。
特にキーアイテムになる爪は、剥がして空気に触れるとあんなに綺麗なピンク色を保つのは無理だろうとツッコミたくなる。
私自身、怪我で生爪再生中の身なので剥がれた爪はそれはもうゴミ以外の何者でもない色をしている。
偽物だから、あんまり本物に近い描写をするとコンプラ的に難しくなるんだろうな。

話の展開も早くて、最後まで飽きずに鑑賞できるが、この胸のモヤモヤ感はなんなんだろう。
そもそも、タイトルが「病」を謳っているのに、殺人の衝動が感染していく過程があまり描かれていない。
ラストシーンでチョコっと芽が出たなくらいである。
それとも、関わりをずっと覚えてトラウマになることが「病」だったんだろうか?その辺がいまいちピンとこない。
感染力が低下したウイルスは新しい細菌の糧となって生き続けるってオチだったのか?
どちらにせよ、おかしいと思った時に即座に逃げられる瞬発力を身につけることが変質者と関わらない幸福な人生の送り方だと思う。

私が生活しているすぐ隣でも、誰かが人を殺してるかも知れない。
何かのきっかけがあれば、簡単に一線を超えて自分も人殺しができてしまうかも知れない。
それは自分が獣のような衝動を肯定し、理性をぶん投げた時に顔を出すのかも知れない。
と、自分のかも知れない恐怖に向き合う作品ではあった。

ただ、私は健康第一主義なので。
健全な精神に健康な肉体でもって普通の生活がしたいなぁと思いました。

デート向きではありません。
ホラーやグロ描写が大丈夫で、現実とフィクションを楽しめる友人との鑑賞をおすすめします。
観なくても、健康に生きていけるので、大丈夫です。

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@花/王様のねこ