余命10年のレビュー・感想・評価
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映像と音楽が美しい!が…
映像が淡く、物語の雰囲気とマッチしていて音楽もさすがRADWIMPSといった感じ。
物語にうまく溶け込み、盛り上げていた。
が、肝心のストーリーが感動映画の寄せ集めとかテンプレートのような内容だった。展開の予測が容易だった。
実話?ベースのようだったが、
あくまで作品としての評価として切り離して考えたときに、これを映画作品にしてしまうと、どうしても構成や演出がパターン化してしまうので新鮮味がなかった。
でもやっぱり刺さる人には刺さる内容なんだと思う。
実際すすり泣く声が、色んなところから聞こえた。
総じて悪くはない作品だと思った。
余命
過程の描き方が雑すぎて共感できなかった。何を伝えたいのか謎
あまり病気ものは好きでないのですが、小松菜奈が好きなのと、予告を見て20代前半のキラキラした青春〜大人の成熟した恋愛模様が見れるかなと思い観に行きました。
結果、配信だったら絶対途中で見るの辞めるレベルでしたw
とにかく、今まで見たことあるお馴染みすぎるストーリー展開の上、聞いた事あるようなベタなセリフのオンパレード…全く深みがない。そして過程の描き方が雑すぎて、茉莉は元々この性格なの?病気のせいで暗いの?余命はあるものの人生に絶望しすぎじゃない?彼は何度もフラれるけど何故そこまで茉莉が好きなの?茉莉は彼のどこが好きなの?…など、背景が全く伝わって来ず、どの状況にも全然共感が出来ない。恋愛や人間模様の深みが無く、大人とは思えない幼い人達のやりとりを終始見せられていた。高校生くらいだったら泣けると思う。大人だったら、スノボ旅行来てプロポーズされたのに、勝手に朝1人で帰ったら相手がどう思うかって想像できるよね?茉莉の配慮なさすぎやない?てか話し合いもせずアッサリ別れたなwとか、どの場面も心の中でツッコミが入ってしまい集中出来なかった。多分、途中で差し込まれる花火や海など映像美な思い出シーンに重きを置いた方が、感動できたと思う。映画中の7割くらいは誰かしらの登場人物が嘆き、泣いてたが、こちらは状況に共感できてないので全然泣けなかった。茉莉が生死を彷徨うクライマックスだが、坂口健太郎の自転車爆走に思わず笑ってしまったw必死な気持ちを表現するにしても、ありきたりな演出すぎる…。全体を通して、病気の大変さを伝えたいのか、恋愛模様を伝えたいのか、など何を伝えたかったのかよく分からかった。楽しみにしてた小松菜奈も一般人を演出すべく、過剰に地味な格好をさせられて顔だけが浮いていた。予告で十分な映画です。山田祐貴の演技がずば抜けて上手かったです。以上。
意外にも、大人の鑑賞(感傷?)に耐えうる秀作。恋愛を超越して人生のドラマになっている。「based on」ではなく「inspired by 」であるところがミソ。ただしタイトルは両刃の剣。
イヤイヤ、今週の封切りは「ドラえもん」とか「マンカイなんとか」「帝国がどうとかいうアニメ」
とか大人にとってはイロモノだらけで不作過ぎ。「ブルー」なんとかのグライダー大空も、ジジイのワシには無理。
結局はコレしか観るものがなかった。
渋々見た。イヤイヤお涙頂戴の恋愛ものかよ・・・死が迫って結婚式とか観たくねぇなぁ・・
そういうのはイライラするよ・・
胡散臭くて・・
ジジイとしては・・
そもそも昭和時代は患者に病名伝えないで、陰でこっそり家族に「もって・・1年」
と伝えていたが、今は原則医者は患者に病名伝える代わりに「余命・・」という言い方は絶対にしないだろ・・
💢💢💢
(ただし、現実には、患者がネットで自分で調べてしまい、気を落とすパターン多いだろ)
という「対決、揚げ足取り」の怒りと冷めた気分でこの作品に対峙した
【実際は「予後」であり、か「余命」って・・明らかに不適切な用語】
最初から坂口健太郎だか山田裕貴だか双方髪の毛下げていて、良く区別がつかないし
小松菜奈は青っ白くて、病気が良く似合う貧相でゲンナリ
最初の同窓会での端緒も超胡散臭いし・・暗雲が垂れ込めてきた。
しかしながら中盤から盛り返し、最後のエンドロール、歌まで一気に昇華した。
いや人間は「不幸な人」「でもそれでも不器用すぎる人」にカタルシスを感じる、それが「大人」だから
原作者が「肺動脈性だか原発性」の不治の病であり、まあ年代は違うとはいえ同じ境遇であったこと
によるリアリティは大きい、あるいは脚本の力か?
「甘ったるい悲劇、恋愛ドラマ」ではなく「現実に即した女の悲痛な諦念、最後に心のこもった一言で
現実に対応する男の成長と悲哀」
でもこんな状況なら悲劇だけれども、幸せだよなあ。と強く感じさせた。
非常に」大人向き」の余韻の良い「恋愛を超えた人生ドラマ」
フィクションの加減が程よい。
ただ観客に女子が多くてすすり泣きが聞こえたが・・いゃぁ、そんなに早くから泣いてはいけないよ・・
涙は忍ぶものだよ・・と思った。
展開が早すぎの感もあるが、それはテンポの良さの証。最後の歌までキッチリひとつの秀作となっている。
カップル、及び若い女性以外でもぜんぜんOKだろう、もちろんジジイのワシでも・・
合格点映画【以下、iPad、デレートできないもので、重複します、すみません🙇♂️】
坂口健太郎の不器用さが、最初は意味不明であったが🤭、最後に大きな余韻を残した。
最初から坂口健太郎だか、山田裕貴だかが髪の毛下げていて、良く区別がつかないし
小松菜奈は病気が良く似合いすぎる青っ白い貧相な感じでゲンナリ・・暗雲が垂れ込めて・・
しかしながら中盤から盛り返し、最後のエンドロール、歌まで一気にk」
ところどころから原作愛が見つかり、その点でも好感を持てた作品。
いきなりタイトルとは別の視点から入る。
まず、キャストの演技が良い。
小松さん、坂口さんは移り変わる心情をうまく表現されているし、奈緒さん、リリーさん、山田さんはしっかりとキャラクターの個を出している。楽に没入できてすごく良かった。
RADWIMPSの曲も最高だった。書き下ろしただけあってストーリーを彷彿させる。
「いくつ心臓があれば……」
切ない。エンドロールまで含めて立派な作品。私が鑑賞した会ではエンドロール中に席を立つ人がいなかった。それだけ他の方も聴き入っていたのだろう。
ストーリーとしては数点気になる部分があるものの、大きく矛盾することもなく、白けることもなかった。と言うかむしろ号泣した。
個人的には涙無しでは見れないポイントが4箇所あった。特にそのうちの1つは、大洪水。私が泣き虫なのもあるだろうが、このシーンは周辺から啜り泣く声がしていたので、多くの人が泣いただろう。すごく悲しかった。
まだ2022年が始まって2ヶ月しか経過していないが、現時点で最も泣いた作品となった。夫婦、恋人、女友達で鑑賞することをお勧めする。男同士でも、お互い泣いて恥ずかしくならいなら良いと思う。
命と恋を主軸にし、風景美と劇伴で花を添えたような作品。まるで手向けのように。
余談だが原作者の方に対する尊敬の意がところどころで感じられ、スタッフに好感が持てた。この点も、本作の良いところだ。
これはスゴい!
大いに期待しすぎた、無念
2022年劇場鑑賞16本目 佳作 52点
当方2021年劇場鑑賞60本程で、その中でも思い入れ含め堂々の1位に輝いた作品"ヤクザと家族"の監督、藤井道人さんの最新作ということで、半年近く前から公開の今日を楽しみにしていました。
今作の結論を述べると、随所に感じる薄さからくる安っぽさ、絵への力量だけ独り歩きしてしまった期待外れの作品に。
良い点もあるけど、高まった期待を超えることはさることながら、忖度なしでもそんなに評価変わってなかったと思う。
絵は言わずもがな今作もこだわっているのが伝わる。例えば前半は見づらい暗い絵が多い。この暗いは映るものが暗い印象のものがというよりも、フィルター的な暗さ。これも藤井道人さんのことだから故意に演出を加えたものだとわかる、けど正直暗すぎた。
次第に小松菜奈や坂口健太郎の今が彩っていくにつれてフィルターがはずれキラっとパキっと絵が輝き華やぎ、より謙虚に伝えてきた印象を受けました。
じゃあなぜこの評価に至ったか述べると、脚本と絵以外の演出がいまいちに感じたからです。
実話にとやかく言うのは無礼かもしれないですが、映画としてなので遠慮なく言わせてもらう。
まず小松菜奈のキャラクターにあって、
余命宣告されたら恋しないってのと、周りに余命宣告されたのを直ぐに言わないのが理解できない。
もちろん別れが必ずくるから惜しいとか、体の傷を見られたくないとか、相手や周りのことを考えてなどの蘊蓄だろうけど、なぜすんなりあなた自身の残りの人生を謳歌しようとしないのか。
家族や相手や周りの友達は二の次でいいだろう、だってきみは何も悪くないし尚更くよくよしてる時間が勿体ない、それに気づいて素直になるのが遅い。
坂口健太郎はあんまり言うことない、強いて言ったらセリフが一辺倒だった、まぁリアルはああなのかもしれないし、ただの恋愛映画じゃなくて一個重いテーマ乗ってるから、若者にウケそうな流行らそうとする演出とかはなくて良かった、ベタで良かったけどもう何枚か違うの見せて欲しかった。
随所に薄く安っぽく感じたポイントとしては、小松菜奈の心理描写の作り込み、深さがなくフワっとしか入ってこない。間伸びしてて長い(絵や音楽でゴリ押ししてたから心地は良かったけど)、坂口健太郎視点を描く割合が少し多い、故に小松菜奈が薄い、あとは演出や説明が大衆にウケる(要は分かりやすく伝わる)様にし過ぎて品がない。などだろうか。
最後ので物申すなら、坂口健太郎が自殺未遂で病院に搬送され、来たのが前日あった同級生で、なんで?ってなったのを山田裕貴が小松菜奈と坂口健太郎、そして観客にわかりやすい様に言葉で説明してたり、同じく坂口健太郎が駅周辺を散策してやっと見つけて小松菜奈に、最寄駅しか聞いてなくてこの辺探してたってのとか。
バカでもわかるように伝えすぎ、舐めすぎ
いやこれは藤井道人さんがわるいとかじゃなくて、昨年の花束といい今のニーズがここまでしなくちゃいけないくらい消費者の理解力というか映画脳が低下してることが問題である。(詳しくは当方の花束みたいな恋をしたのレビューで書いてます。)
付け加えて言うと松重豊の独り静かに涙するシーンは沁みたけど、あれも顔写さなくていい、引きで背中一つ丸めてとか、それでも顔写さなくても伝わるでしょ、そーゆー投げかけというか、モノを正面から撮ったり伝えすぎて頭が痛かったですね。
渋谷のそれなりに広い映画館でほぼ満員でしたが、所々鼻を啜る音が響いていたが、泣きやすいわたくしがお涙頂戴映画で初めてってくらい1mmも泣けなかった。
なぜ泣けなかったか、帰りの電車で考えたけどやはり上記で書いた脚本と演出が惜しいからかな。
脚本もっと良く面白く出来たよ、監督もこれはこれで藤井道人さんの含みが1つ増えたけど、忙しい中選ぶのこの作品じゃなくても良かったかも。
客層も中高生から30代後半くらいに見受けられたから、結構激しく賛否分かれると思う。
この春1番楽しみにしていただけに、残念でした。
満開の桜のような 珠玉のラブストーリー
日本の四季の美しさを再確認
余命10年の数万人に1人の難病を抱える主役は小松菜奈だけれども、自暴自棄になり自殺未遂を図った和人が成長していく姿を、表情・音楽・風貌で坂口健太郎が実に上手に演じている
撮影に費やした1年のという時が、彼を成長させたのだろう
脇を固める松重豊、黒木華、奈緒等の芝居も素晴らしく、特に松重豊の父親役は、彼のベスト1ファーザーといえる作品になるのではないだろうか
茉莉が生きたいと訴えるシーンの松重豊が涙する姿に心打たれた
机+花+パソコン+小松菜奈=時の流れを表現するという技法は、繊細な芝居を追求する藤井道人監督ならではだと思った
エンドロールに流れるRADWIMPSの曲を聴きながら、人生を前向きに、これから頑張ろうと背中を押された
同窓会に行かなきゃよかった
惜しい
正直言って予告の方が泣きました。小松菜奈さんはとても美しくて、素晴らしい演技だったと思います。思い詰めたような雰囲気、諦めたような視線、どこかこの世をさまよっているような表情が印象的でした。
ただ脚本的にどうかと言うと、及第点には至らなかったような気がします。どうして和人が居酒屋でアルバイトを始めて、独立開業への道を歩むのかが分かりません。居酒屋経営に夢を持っているのかが伝わってこないのです。リリー・フランキーさんが出ると映画自体が引き締まるのはわかります。もしリリーさん以外だったらこのプロットはポンコツになっていたと思います。
心が寄せられなかった理由は、“障害”が低かったからです。病気ともうひとつくらい立ちはだかる障害があっても良かったのではないでしょうか。例えば仕事に付けない苦しみ。実際、彼女はミレニアム世代でしょ。
茉莉が「一生懸命生きている」「悔いなく生きたい」と言う気持ちがあまり脚本に盛り込まれていませんでした。もちろん原作も割とクールに進んでいくのですが、映画になるとしたらもっと生きることに必死になってていた方が、最後の感動が大きいと思いました。
年齢によりますが、わたしの場合「余命10年」と言われたら「結構ある」と思っちゃう歳です。
ですから20代に言われたらどう感じるのかをもっと繊細に描いて欲しかったです。
『運だぜ!アート』のluckygenderでした
ひと味違う余命モノ
私は"余命モノ"と呼ばれる作品は正直苦手でした。でも、この作品はひと味違います。
まず小松菜奈、坂口健太郎始めキャスト全員の演技がスゴい。
10年という長尺の時間軸に沿って、登場人物たちが"生きてそこにいる"と感じられる2時間でした。
主人公たちだけではなく、まわりの家族や友人たちが温かい。
見終わった後、ハンカチがヤバいことに。(ハンドタオル推奨です。)
また、新型コロナ前の日本の四季の描かれ方が美し過ぎて心に染みました。
原日出子の演じる母親には憧れを感じました。松重豊は口数少ないのに、さすが。
黒木華の演じる姉はリアル。
奈緒、可愛い過ぎ。
山田裕貴、イケ過ぎ。
リリー・フランキー、イケオジ過ぎ。
『余命10年』の原作も読んでみたくなりました。
藤井道人監督の作品は、これからも観てみたいです。
観て良かった!おススメの1本です。
涙
しっとりと湿度ある東京。
生きる喜び
去る者とと残される者の悲しみを描いた良作
ストレートな恋愛映画
またまた、小松菜 か
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