「全然お涙頂戴じゃなかった、衝撃。」余命10年 優子さんの映画レビュー(感想・評価)
全然お涙頂戴じゃなかった、衝撃。
いえ、泣きましたけど。
違います。他のとは。
全然。泣かせよう感、泣かされた感がなくて。
精一杯、生命を輝かせて恋をして、
それこそ、死より、生を感じて泣けた…。
何ででしょう…。
最後、彼女が息絶えるまで、映像としてやらない。
あえて、、そこにはこの映画の真意や意味がないというように。
素晴らしい。
よくある闘病ものとは全然違った。
ポーカーフェイスの小松さんがまた
素晴らしく、刹那さを引き出し、
ひとりで泣いている場面はまた俯瞰的に、お風呂場で泣いてる妹を見てる姉の姿のが、
よっぽど刺さった。
なんだか、すごく涙がでたけれど、
人を思う強さの方が先にきて、
前向きな気持ちをもらった。
この監督さんは然り、キャストの皆さんも、
同じ熱量で挑んだからこの仕上がりなんだと
思った。RADがエンディングなのも
またよかった。どれもバランスがすごいと思います。
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