「生きることの大切さ」余命10年 Ken@さんの映画レビュー(感想・評価)
生きることの大切さ
私は原作小説を全く知らないだけでなく、邦画実写にあまり興味がないため、見る前はそこまで期待していませんでした。しかし、いざ見てみるとラブストーリーでありながら人間関係が丁寧に描写されており、様々な人との関わりを通して2人が成長する物語に感動しました。
治らない病気を持つ茉莉と生きる意味を失った和人が、お互いが出会ったことでそれぞれの人生が大きく変わっていく展開に惹かれました。
茉莉が重い病気と闘いながらも、家族や友人との時間を目一杯過ごそうとする姿に感動し、自分のできる範囲で楽しむことの大切さが伝わってきました。また、和人が初めは死にたいと思っていたのが、茉莉と出会ったことで彼女との時間を大切にするようになるなど、茉莉のために頑張って生きようとする姿にも感情移入しました。
今のご時世は、失業や病気などで生きる意味を見失っている人が多くいると思います。
この映画を見ることで、生きることの素晴らしさを学べるだけでなく、温かいヒューマンドラマに感動できると考えました。
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