劇場公開日 2022年3月4日

  • 予告編を見る

「一年間かけて撮影した場面場面の情景は丁寧で、美しい。」余命10年 night runnerさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0一年間かけて撮影した場面場面の情景は丁寧で、美しい。

2022年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ほぼ一年間かけて撮影したそうです。
だから、写し出される季節季節の情景や四季の移り変わりの映像が丁寧で美しかった。特に桜のシーンは綺麗だった。

そもそも、小松菜々さん、(満開の桜や、青い海や砂浜、花火 等々)美しい景気、そしてそこに、ピアノのBGMが流れれば、それだけで最高。

それにしても、この世界は、タイムカプセル、オリンピックの開催や『数年後には、◯◯が行われる』といった、未来へのアナウンスで溢れているんだなぁといまさらながら、あらためて気がついた。
その『お知らせ』を受けとる人は、当然来るべき未来の時も生きている前提で話されている。

『私達ってさ、どっちが可哀想なんだろ、あ、ごめん。いまのなし』
岡田惠和さんが脚本と知り、納得。

『もっと生きていたい.親孝行だってしてないし……』は、親にとっては、killer word。

でも、早朝のバンガローのシーン。
1人で帰さず、ついていってあげたらいいのに。
そのあとも、ずっとそばにいればよかったのに。

小松菜々さん、大人になったなあ。

night runner