「坂口健太郎と音楽は美しかった」余命10年 るるるん3さんの映画レビュー(感想・評価)
坂口健太郎と音楽は美しかった
クリックして本文を読む
泣きっぱなしでしたが見終わって何だかモヤっとした気持ちが消えず…
個人的には茉莉の気持ちにどうしても感情移入出来ませんでした。
どこかしら、どうせ私はあともう少しで死ぬし…と思いながら生きた10年間に思えてしまいました。
ただ病気になってから10年を生きただけ。若いからその10年を生きるだけでも辛かったね、頑張ったねと言う意味があるのかも知れませんし、若い一番楽しい10年を病気で奪われた本人にしか分からない感情なのかも知れない。そしてそれを描きたかったのだと思うのですが、その10年がとても残念。
楽しく生きるも10年、苦しく生きるも10年、同じ時を生きるならもう少しかずくんと共に生きて欲しかった。
ただただ切なすぎました。
これ以上一緒にいると死ぬのが怖くなると話していて、お母さんに死にたくないと泣きついていたのでこれ以上苦しみたくなかった、そう言われればそれまでなのですが…
人は必ず死にます。
そう思うと私なら悔いが残らないように今ある環境で一番幸せに生きたいと思うのは40代になった自分だから思う感情なのかも知れませんが。
ただただ相手も自分も傷付け10年が終わるのはとても悲しい。
そう思うとごめんなさい、茉莉を演じる小松菜奈が素敵に思えなかったです…
頼りない坂口健太郎の演技と雰囲気と音楽はとても美しかったです。
コメントする