「王道中の王道、たかが王道されど王道!泣かされました。」余命10年 marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
王道中の王道、たかが王道されど王道!泣かされました。
余命いくばく(タイトルそのものですが)難病もの、友人たち、家族の繋がり…
まさに「どうぞお泣きください」ものだと覚悟を決めて臨みましたが…まんまと泣かされました!主人公のお二人の名演技にはやられちゃいますよね。
それにしても小松菜奈さんはもの凄い女優さんですよね。あの年齢で表情やしぐさから湧き出るオーラはただものではないですね。
坂口健太郎さんも『今夜、ロマンス劇場で』で初めて観て「いい役者さんだなぁ」って思ってましたがこの作品はある意味代表作になるんじゃないでしょうか。
またまた脇役陣が素晴らしいですね。
主人公に初めて「もっと生きたい」と嗚咽しながらだきつかれた時のお母さん(原日出子さん)その会話聞きながら涙するお父さん(松重豊さん)、妹を心から気遣うお姉さん(黒木華さん)誰もが主役級演技でした。
リリーさん(ただのスケベなおじさんの印象がありますが)映画を引き締めますよね。前にもどこかで書きましたが深津絵里さんとのダイワハウスのCM大好きです。
それに友人たち、怪しい役の印象がある奈緒さん、普段少しおちゃらけたイメージを『ヒノマルソウル』で見直した山田裕貴さんたちの主人公たちによせる想いも溢れ出て胸熱でした。
※ドライブマイカーの三浦透子さんも何気に出てましたよね?アカデミー賞おめでとうございます、って願いを込めて先走り予言しちゃいました。当たりますように!
再びになりますが小松菜奈さん素晴らしかったです。菅田さんのものになってしまい嬉しくも寂しくもありますが、ホント若手女優No.1だとつくづく思います。(個人的には清原果耶が追っかけてると思ってますが)
あと忘れちゃいけないのが藤井道人監督!『新聞記者』も凄かったですがまだ30代の監督さんなんですよね?!これからもたくさんいい映画作ってくださいね。いい映画観せてもらいました。