「余命10年(鑑賞した方に読んで貰いたいです。」余命10年 まさのすけ(まさき)さんの映画レビュー(感想・評価)
余命10年(鑑賞した方に読んで貰いたいです。
まずは、作者の小坂流加様突然のご病気でお亡くなりになった事この作品を鑑賞してから知りました。ご冥福をお祈りします。
私は今回映画化が決定した時に小説を買い、敢えてラストのみを残して今日の公開日当日に鑑賞致しました。率直な感想として、原作とは異なる内容が多くありました。ですが、上手く話が繋がり茉莉の残りの3年程からのシーン以降は、ずっと涙が止まりませんでした。
まずは、キャストについてです。今作の主役である茉莉を演じた小松菜奈さん。菜奈さんの作品は菅田将暉と出た「糸」以来でしたが、変わらず美しく少しでも長くそして生きていたいと言う自分の運命に抗おうとするシーンには、鳥肌が止まりませんでした。素晴らしかったです。特に私は、家に戻りお母さんに今までの苦しい気持ちをぶつける所は、大泣きでした。
真部和人役の坂口健太郎さん。和人は、小説とは異なり家元の話はなく、家族とは疎遠、げんと言う居酒屋で1人立ちのためにバイトからの自分のお店を持つようになるという少し頭に(?)が付きましたが、一つ一つのシーンに和人のどんどん成長していくのが伝わり坂口さんの表現は凄く上手でした。
他のキャストの方々も想像通りで文句は無しでした。沙苗役の奈緒さんとのシーンがもう少し欲しいと思いました。沙苗との電話の所欲しかったなぁ〜と思いましたね笑タケは、うるさいし美幸も想像通りでした笑
監督についてです。「ヤクザと家族」という素晴らしい作品を作り上げた藤井道人監督のカメラワークと茉莉の病気に戦う姿和人の成長していく姿そして作者に捧げる実話を元にしているからこその映像の難しさなどを感じました。この監督さんの今後の作品を楽しみたいです。
長々と感想を言いましたが、とやかく言わずに映画館に行きこの素晴らしい映像と四季折々に変わる全てを楽しんで泣いてください。ハンカチ必須 マスクの変えも必要となります。是非皆さん映画館で楽しんでください。小説を見てから見るも良し初見で見るも良しです。そしてRADWIMPSのうるうびと やばいですので是非
追記
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